今日から二十四節気「芒種(ぼうしゅ)」の次候「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)」(二十六候/七十二候)(6/10~6/15)となります。古くは、朽ちた草がホタルや放つ光のもとであると考えられ、ホタルには「朽ち草」「腐草」「草化」といった別名があります。

 

カルガモ

 

 田んぼで農家の人が黙々と草取りをしていました。一方、隣の田んぼの畦で羽を休めていたカルガモ親子も一斉に田んぼの草取り(水生動植物の採餌)をはじめました。これから稲の成長とともに強い日差しが照り続ける暑い中での草取りは、繁忙期の「猫の手も借りたいほどの忙しさ」ならぬ、”カモの口も借りたいほどの重労働”です。ちなみに、稲の苗を食べたり踏み倒したりすることは滅多にありませんし、稲田の土をかき混ぜ稲の根に酸素を供給し成長を促すので、カモ(アイガモ)の力を借りた自然農法も広く普及しています。

 今後も鳥撮りの一つのテーマである「人々の暮らしと共に生きる鳥たち」を追求していきます。