今日から二十四節気「小満」の次候「紅花栄(べびばなさかう)」(二十三候/七十二候)(5/26~5/30)となります。

 梅雨入り前の汗ばむ陽気で真夏を思わせる暑い一日でした。近くの慣れ親しんだ河川にいつものように”寄鳥(撮)見鳥(よりどりみどり)”しました。今の時季、子育て中のツバメたちが盛んに採餌や巣材集めに飛び回り、干潮時間帯の中州や浅瀬には、休息や採餌でいつもの鳥たちが集まっていました。その中にコチドリの繁殖期のペアの姿がありました。オスがゆっくりとメスに近づき、おもむろにメスの背中に乗り交尾を行う場面に出会えました。

 

コチドリ

 

 オスが大股で左右の脚を交互に挙げるポーズでゆっくりとメスに近づきます。メスもジッとしてその場を動きません。ちなみにメスにその気がないとさっさと逃げます。

 

 すぐ近くによって、右脚で腹部をちょんちょん。

 

 オスがおもむろにメスの背中にひょぃと乗ります。メスは両脚を広げ踏ん張っています。のっかっているのは比較的短時間です。

 

 哺乳類と異なり生殖器がない一般の鳥類の場合、オスとメスとが互いの総排泄孔(直腸、尿道、生殖輸菅を併せた器官)を擦り合わせ交尾が成立します。

 

 交尾が済んで、メスが動いた瞬間、バランスを崩したオスが背中から飛び降ります。

 

 無事交尾が済みました。