今日から、二十四節気「穀雨(こくう)」の初候「葭始生(あしはじめてしょうず)」(十六候/七十二候)(4/19~4/24)に入ります。暦の上では、水辺の葦が芽吹きはじめる頃とされています。「葦」は、「ヨシ」とも呼ばれていますが、これは「葦(あし)」が「悪し」に通ずることを避けての呼び方だといわれています。春に芽吹く葦の若芽は、まっすぐに伸び尖っていて、まるで牙のように見えることから、「葦牙(あしかび)」ともいわれているそうです。暖かさが増すにつれ川の水も温み、水辺も春爛漫を迎える時季となりました。

 

コマドリ(オス)

 

 日中でも日がほとんどささない薄暗いアオキの茂みで、先日出会った「渡り」途中のコマドリのメスに代わってオスにも出会うことができました。コマドリ独特の凛として粋な立ち姿に魅了されました。