今日から二十四節気「小寒」の末候「雉始雊(きじはじめてなく)」(六十九候/七十二候)(1/16~1/19)を迎え、寒さがi一段と増し肌をさす冷たい風が身に浸みます。撮影が終わる頃には、いくら防寒対策をとっていても頭のてっぺんから足のつま先まで完全に冷え切ってしまいます。

 鳥撮りで訪れた里山の原風景が今も残る田園地帯の清流沿いの緑道を歩いていた時のこと、絞り出すような鋭いキジの鳴き声が、冬枯れの野に一瞬響き渡りました。周囲を見渡すと遠くにスーと草藪に入る姿を目視できましたが、撮影はかないませんでした。蛇足ですが、全く異なる意味で1月16日は「やぶ入り」にあたります。(*掲載の写真は、昨年6月下旬に撮影した未投稿ストックです。非繁殖期にあたるこの時季とは異なり、繁殖期のオスの真っ赤な肉腫が目立ちます。)

 

キジ(オス)