7/28 古民家再生日誌 47 | 住まいと暮らしとお陽さまと

住まいと暮らしとお陽さまと

日々の暮らしに朝陽のようなすがすがしさ、夕日のような温かさを感じる住まいを作りたい。
建築士として日々思い、感じることを綴ります。

那市高遠町の茅葺き古民家の再生を

2024年6月7日よりスタートしました。

古民家を残したい、古民家で暮らしたい

そんなかたの参考に……

そして、こんなときもあったなぁと

振り替えるための日誌です。

 
7月28日(日) 晴天 晴れ

昨夜も星が綺麗で、
蠍座も天の川らしきものもよく見えた。


今朝はすっきりと5時に起床。
よっしゃやるでー!

まずは朝ごはん。


塗ってる最中から蜂が来て離れない


友、手作りのアンズジャム ラブラブ

冷蔵庫が無いので痛むかもしらないから、
もったいがらずに食べちゃお!

ジャムてんこ盛りトースト。
ラブ



暑くなる前に六時半頃から作業を始める。
ウォーミングアップは草刈り。

ここの草刈りルールとしては、
草は抜かない、
地面ギリギリの高さで刈らない。


ギリギリで刈ってたら、
強く刈り込むと勢いよく草が生えるよ、
と教えてもらったので、

背が高くなる草は膝を越すぐらいになると、
茎の途中でポキッと折るか、
プチっとちぎる。


スギナやヨモギ、クローバーは
地面が丸見えになら無いように
刈るというより生やす感じ。
クローバー

道から下がる敷地なので、
草の根っこが育って水が
どんどん浸透してほしいから。


さて、メイン作業へ。

ボランティアさん(妹)は屋根裏のお掃除へ。


登ったところで記念撮影


ワタシは床板剥がしの続き。


今日は、床板一枚に釘は一本だけ、
という部分もありはかどる。


釘一本やけど、床はしっかり固定されてて、
最高やん!
チュー


次は難所にとりかかる。
雨が漏れていた床の間。




この座敷の床板を外した次の日、
床の間に取りかかろうとして、
床下の地面に降りたら……


フニャッとした感触。
ガーン

落としたての落とし物!
猫かな。。。

そういうことがあって、
あまり寄り付きたくなくて、
手付かずになってた。


今日はやるでー!!


床の間の地板(じいた)や天袋の敷居兼地板は
釘は使っていない。

くさびを抜いてずらせば外れるはず。
なんやけど……

組み込んでいる柱が下がっているので、
地板を押さえ込んでいる。

地板は雨漏りでおちた壁土やら、
なんやらで汚れていて、

再利用できるか、
再利用の価値があるかわからないけど、

今の状態のまま取り出したい。
なので、柱を削って。



外れたー!右側が外した地板


やっばりね……
床板との空間にとうもろこしの芯、
クルミの殻、布切れがいくつも……


小動物の巣になってたのは間違いないなぁ。
タラー


床框(とこがまち)も取れた~。
ルンルン


床脇の地板と天袋の地板、床の間の地板、床框。
明日、土を落としてみよう。


床下は木の端くれや、クルミの殻が
結構落ちていて……
よく観ると化石化した落とし物も……
タラー

床板を剥がせた面積は少なかったけど、
なんだか達成感。

暑すぎるので15時に撤収。

汗だく、ホコリまみれになるけどさ……
明日もやるのダ!
キラキラ

一級建築士 池田 祐実英