6/19 古民家再生日誌 13 | 住まいと暮らしとお陽さまと

住まいと暮らしとお陽さまと

日々の暮らしに朝陽のようなすがすがしさ、夕日のような温かさを感じる住まいを作りたい。
建築士として日々思い、感じることを綴ります。

伊那市高遠町の茅葺き古民家の再生を

2024年6月7日よりスタートしました。

古民家を残したい、古民家で暮らしたい

そんなかたの参考に……

そして、こんなときもあったなぁと

振り替えるための日誌です。

6月19日  夜は寒かった…からの夏日晴れ!

この古民家には畳が44枚あって、
クリーンセンターさんへの持ち込みは
1日5枚まで、というルールがある。

一気に処分はできないのと、
捨てれば費用がかかるので……
畳のトコが化学製品なのは処分してもらって、
藁トコは敷地内処理にする。


雨漏れの水が沁みて痛んでます

暑くなる前の朝イチで分解作業。
畳のへりは化学繊維なのでそれを取っ払い、
トコの表面のイグサ、裏面のムシロにわける。

カッターナイフで縫い糸を切っていくのやけど……切る数が半端無い!
解体しながらこれを作った方の手間ひまを
痛感してます。

切った糸は麻糸なので切りっぱなしとします。ここの分解下差しだけで、約45分。



1日一枚をノルマに頑張ろう!
あと26枚!
笑い泣き

そのあとは軸組図作り。
よーくよーく見ていくと土間の辺りは
柱を抜いたりなんやかんやと改修の跡が……

もともと柱ではなかったところなのか
ボルトで補強してるところあり。







途中で眠気に襲われ縁側で
柱にもたれた姿でお昼寝。

おやつを買いに往復16分のお散歩。
茅葺き屋根と遠くの山がええなぁ。


雪被ってるのが写真では映らないなぁ

ただいまぁと帰ると迎えてくれるカヤブキさん


梁の直径など寸法取りがまだだけど、
軸組図の下書きができた……。

煤いっぱいの屋根裏に登るのと、
暗い屋根裏での作業は明日以降に……

夕方、縁側でせっせと下書き書いていたら、
工務店さんが立ち寄って下さって
差し入れもらっちゃった~!

人の優しさが沁みるなぁ~
キラキラ照れ


重たいものもったりで腕の使いすぎ。
スマホで文字打ってると指がしびれる……
温泉で養生してきます。


 設計事務所 笑み太郎

一級建築士 池田 祐実英


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