前回の記事でキャッチコピー力基本3カ条のお話をしました。

キャッチコピー力の基本3カ条は下の3つです。

・自分に関係があることだと認識してもらう
・印象に残すために強い言葉を用いる
・相手の心に「WHAT」を生み出す


今回は基本3カ条の2つ目「印象に残すために強い言葉を用いる」についてお話していきます。

強い言葉というのは一体どういう言葉なのでしょうか。

【強い言葉はどういう言葉のこと?】
言葉には強弱があります。
強い言葉を言い変えるとしたら……

印象に残る
心に刺さる
行動したくなる


といった言葉でしょうか。

では弱い言葉を言い換えてみると……?

手あかのついた
ありきたりな
心が動かない


といった言葉です。

【読み手の心をしっかり掴むためには強い言葉を】
読み手の心をしっかり掴むためには強い言葉を使うと効果的だと言われています。
しかし言葉の強弱は、その言葉が使われる場面によって変化してしまうことも少なくありません。
つまり場面Aでは強い言葉でも場面Bだと弱い言葉になってしまうこともあるということです。

残念ながらこの単語・言葉を使えば強いキャッチコピーができるという「マジックワード」は存在しません。

しかしこれから紹介する2つのポイントを抑えておけば、強い言葉になる可能性はグッと高くなるでしょう。

【抽象的な表現はせず具体的に書く】
強い言葉を書くために意識すると良い2つのポイントを紹介します。
1つ目が「抽象的な表現はせず具体的に書く」です。

例えばお菓子メーカーの営業マンが新触感のチョコレートを売りたいとしましょう。
どのように商品の紹介をすれば良いでしょうか。

「口どけ新触感!」

これだと抽象的過ぎますし口どけがどう新触感なのかわかりません。
では次のようにしてみたらどうでしょうか。

「口に入れたとたん舌の上で溶けてなくなっちゃうんです!」

これだとどんな触感なのかイメージしやすいです。
具体的に表現したことによって言葉が強くなったからです。

【つい書いてしまいがちな常套句を避ける】
2つ目のポイントが「つい書いてしまいがちな常套句を避ける」です。
私たち人間というのは意識していようと無意識だろうと日々たくさんのコピーに触れています。
自分でも気が付かないうちにその影響を受けて、何も考えずにキャッチコピーを書いてみるとついついそれっぽく聞こえるフレーズを書いてしまいます。

例えば飲食店では以下のようなフレーズをよく見かけませんか?

隠れ家
独自製法(自家製)
厳選素材
こだわり


こういった言葉が常套句にあたります。
このような言葉は使ってみるとキャッチコピーらしく聞こえます。
実際グルメ情報誌やウェブサイトではこういった言葉を使ったコピーをたくさん見かけると思います。

ですが今時何もこだわっていないお店などないに等しいです。
これでは何も言っていないのと変わりません。

書き手としては他のコピーと差別化を図っているつもりでも、受け手にしてみたら当たり障りのないコピーになってしまいます。
つまり簡単にスルーされてしまうコピーというわけです。

焼き鳥屋さんの調理法について書いたコピーを例に見てみましょう。

「厳選した新鮮鶏を炭火でじっくり焼き上げました」

厳選・新鮮・炭火などよく見かける常套句です。
これらを同じ内容で強い言葉に置き換えてみましょう。

「朝引き名古屋コーチンを備長炭でじゅ~っとジューシーに焼きました」

新鮮→朝引き
厳選→名古屋コーチン
炭火→備長炭
じっくり→じゅ~っとジューシー

このように少し言葉を変えるだけでも強いコピーに生まれ変わります。
もちろんもっと効果的なコピーがあると思いますが。

【文章を書く時は2つのポイントチェック】
今後キャッチコピーやタイトル、見出し、商品説明などを書く際はここで紹介した2つのポイントに気を付けてみてください。

・抽象的な表現はせず具体的に書く
・つい書いてしまいがちな常套句を避ける


この2点に気を付け習慣付けることでキャッチコピー力は格段に向上するでしょう。