さて大阪府、特に大阪市在住の人なら「大阪都構想」という言葉はまだ耳に新しいのではないでしょうか。
橋下市長が代表を務める大阪維新の会が掲げていたこの大阪都構想。
結論から言えば否決にこそなりましたが、選挙としては歴史的なものでしたね。
なにしろ投票率は過去最多と言われていました。
僕は大阪府在住ですが大阪市外ですので投票権はありませんでしたが賛成派でした。
今回の選挙が終わってから大阪都構想という重要なものに興味を抱いた人も多かったはず。
できればもっと早く興味を持ってほしかったですが、終わってしまったことは仕方ありません。
橋下市長は任期満了後、政界引退するとのことでしたが今後また大阪の政治が動く時が来るかもしれません。
そこで今回は大阪都構想についてわかりやすく解説していきたいと思います。
【大阪都構想とは?】
大阪都構想(おおさかとこうそう)は、大阪市(および堺市その他の大阪市周辺の市)を廃止し、その領域に特別区を設置するという構想である。戦時中に行われた東京府、東京市を廃止し東京都とした事例に倣っており、大阪市等の廃止に伴い、大阪府は大阪都へ名称変更するとされている。
出典
大阪都構想 - Wikipedia
【なぜ大阪都構想という考えに至ったのか?】
多くの人はおそらく「なぜ大阪府をわざわざ大阪都にするの?」という疑問を持っているのではないでしょうか。
大阪には現在「二重行政」という大きな問題があります。
二重行政というのは簡単にいうと大阪府と大阪市が別々に大きな仕事をしているというものです。
タチが悪いのは大阪府と大阪市の仲が悪いということ。
お互いライバル意識むき出しだったのです。
(現在は大阪府知事は松井一郎氏、大阪市長は橋下徹氏。ともに大阪維新の会の人が務めています。)
結果あちこちに不要な商業施設やビルを建てまくり赤字状態が続いています。
ちなみにその建設費用は僕たちが一生懸命稼いだ税金が使われているということは言うまでもありません。
いわゆる二重行政による税の無駄遣いを解消するための対策が今回の大阪都構想だったのです。
【現在の大阪にある問題】
現在大阪が抱えている問題としてはやはり「借金地獄」です。
その借金こそ二重行政による賜物と言えるでしょう。
・ラスパOSAKA 事業費用120億円
・なにわの海の時空館 事業費用253億円
・ふれあい港館 事業費用59億円
・リフレうりわり 事業費用18億円
・フェスティバルゲート 事業費用340億円
これは大阪市が莫大な費用をかけて設立した施設です。
すべて閉鎖に終わっています。
・阿倍野再開発 業 事業費用4,800億円
・アジア太平洋トレードセンター(ATC) 事業費用3,065億円
・ワールドトレードセンター(WTC) 事業費用1,193億円
・あこがれ(航海訓練船) 事業費用56億円
・大阪シティドーム 事業費用745億円
・湊町開発センター(MDC) 事業費用1,059億円
・オスカードリーム 事業費用225億円
・クリスタ長堀 事業費用907億円
・キッズパーク 事業費用256億円
・ビッグステップ 事業費用131億円
・ソーラ新大阪21 事業費用178億円
・オーク200 事業費用1,027億円
そしてこれらも大阪市が損失を出している施設やビルです。
二重行政の代表例
>・高層ビル 大阪府659億円/大阪市1,193億円
・体育館 大阪府56億円/大阪市487億円
・中央図書館 大阪府191億円/大阪市162億円
もちろんこれだけではありません。
中でもひどかったのは高層ビルで高さたった「10cm」の争いに1,852億円もの無駄遣いをしました。
大阪府 りんくうゲートタワー(256.1m) 事業費用659億円
大阪市 ワールドトレードセンター(256.0m)事業費用1,193億円
こんなくだらないことのために僕たちの税金が使われているなんてアホらしいですよね。
この二重行政による税金の無駄遣いを解消するべく立案された大阪都構想も僅差で反対に。
今後も借金地獄・赤字状態が続いていくというわけです。
このまま行けば大阪の未来はどうなってしまうのでしょうか。
【大阪が抱えている問題は二重行政だけじゃない】
ここでは二重行政以外の問題をいくつか挙げていきましょう。
・府市で意見がまとまらないためビッグプロジェクトが進まない。
-環状道路が完成しない
-大阪市中心部へのアクセス改善のための地下鉄・リニア導入といった構想が進展しない
・選挙で選べるのは大阪市長ただ一人
人口268万人、24の区があっても選挙によって選ぶことができるのは大阪市長ただ一人だけ。
各区の区長を選ぶことはできないのです。
一方東京では23区の区長を区民が選ぶことができるようになっています。
270万人を一人の公選市長・議会でマネジメントしている先進国都市は現状ありません。
ニューヨークやロンドンですら基礎自治は小さな単位で自治権を有する特別区とし住民が参加しています。
さらに大阪市民270万人のうちおよそ15万人が生活保護者です。
問題は何より大阪市が住民管理をしっかりとできていないことです。
結果不正受給者が多くなっています。
残りの255万人が不正受給を含む生活保護者を支えています。
最近では一般サラリーマンよりも不正受給者のほうが年収が多いという問題が話題となっています。
・大阪市職員が多すぎる。大阪市議会は給料が高すぎる。
大阪市は人口約270万人に対し大阪市職員が約35,000人
横浜市は人口約370万人に対し横浜市職員が約19,000人
大阪市は横浜市よりも人口が少ないにも関わらず、市職員がなんと横浜の約2倍。
さらに大阪市議会職員の給料は月給97万円と全国でも4番目に高いと言われています。
大阪市は借金を抱えているにも関わらず、議員は高給取りというおかしな状況なのです。
橋下氏は給与カットを主張してきましたがそれでも月給97万円です。
【大阪の未来はどうなるの?】
大阪市は深刻な財政難が続いています。
もしこのまま借金が膨らみ財政破綻したとしたら、大阪はどうなってしまうのでしょうか。
財政破綻した夕張市を例に見てみましょう。
・市民税 3,000円→3,500円
・軽自動車税 1.5倍
・ごみ収集 有料化(1リットル2円)
・下水道料金 1,470円→2,440円
・入浴税 +150円
・集会所、公衆便所、公園、小中学校 休・廃止
・企業が撤退 失業者増加
大阪市もこういった状況になるかもしれないわけです。
しかし現状はここまで考えていなかった人もいたからこそ反対という結果がでたのでしょう。
【大阪都構想で問題解決(都構想のメリット)】
これまで挙げてきた問題を解消するための提案が大阪都構想でした。
では都構想の具体的な内容を紹介していきます。
①大阪市を廃止することで二重行政をできないシステムに。
ビッグプロジェクトに関しては大阪府に一本化。
②権限のない24区を撤廃。権限の強い5区に。
5つの特別区を設置することでまちづくりに地域住民の声が反映されやすいシステムに。
③現在の区役所を残し、新たに5つの特別区役所を設置。
生活保護不正受給者の取り締まり強化。
各区長は住民による選挙で選ぶ。
④大阪市の事業を民営化。
大阪市職員を大幅カット。議員の給料30%カットなどによる節税。
【メリットの多い大阪都構想はなぜ反対になった?】
反対派の人たちは、大阪市をなくさなくても府と市の話し合いによって二重行政は解消できるという考えでした。
ですが話し合いによって解消できたのであればなぜ今までしなかったのでしょうか。
そして今後も口だけに終わってしまう可能性は高いでしょう。
ちなみに反対派の野党としては大阪自民、民主、共産などがありました。
驚くべきは犬猿の仲とも言われる自民党と共産党が共同演説をしていたことです。
そこまでして反対を推す理由はなんだったのでしょうか。
都構想によって確実に不利益を被る人達は当然のことながら猛反発。
以下団体だけでもおよそ30万の反対票が入るという指摘もありました。
■生活保護の不正受給者:特別区となり市民生活を詳しく確認できる構造になれば受給対象外となる人も
■町内会系の連合:領収書不要の数億円単位の補助金を守る為→回覧板で反対運動中
■市の職員:再編で勤務地が変更になる可能性、民営化の可能性
■大阪市議団:2年後に議席を失い、区議で再選しても給与30%カット
■市から援助を受ける医師会・歯科医師会 ・薬剤師会・商店街連盟など団体:大阪市廃止で助成金を失う
※辛坊治郎氏 : 都構想勉強会LIVEより
一般市民から考えれば納得できない反対理由ばかりです。
ちなみに今回の大阪都構想は自民党が発案したことをご存知でしょうか。
発案したくせに最後は反対なんて意味がわかりませんよね。
正確には自民党が反対ではなく大阪自民が反対でした。
事実、自民党のナンバー1・2である安倍首相と菅官房長官は大阪都構想に肯定的でした。
証拠の動画もYouTubeなどにアップされています。
ですが大阪自民は「安部首相も反対」とデマを流していました。
ほかにもデマばかり流し反対派を増やすべく躍起になっていました。
【反対になった理由は大きく分けて3つ】
今回、大阪都構想が反対されてしまった理由は大きく分けて3つあると思います。
・都構想によって確実に不利益を被る人達の猛反発
・子育てよりも高齢者優遇(高齢化社会)
・大阪市民の知識不足
生活保護不正受給者や各団体だけで反対票が30万。
加えて未来を生きる若者よりも先の短い高齢者が優遇される現状。
そして都構想についてよくわからないからとりあえず反対という人たち。
中でも今回の選挙で高齢化社会の深刻さを痛感させられました。
なんと反対派優勢だったのは70歳以上の高齢者だけ。
20代~60代は賛成派優勢だったのです。
一部50代女性のみ反対派優勢だったようですが、高齢化社会によって今回の結果がもたらされたと言っても過言ではないでしょう。
【大阪都構想反対を受けて個人的感想】
今後もっと若者の投票率を上げるための対策を進めていかなくてはならないと思います。
インターネット投票ができるようにするとか投票権を65歳までにするとか。
若者自身も政治についてもっと考えていくべきです。
そのために重要な選挙がある際は学校などでもリアルタイムで選挙の内容について教えるべきです。
今の若者の多くは、
・誰に入れても変わらない
・自分ひとりの票くらい入れても入れなくても同じ
・いつ選挙しているかわからない
・選挙に行くのが面倒
・真面目に投票に行くのはカッコ悪い
こういった人たちばかりです。
選挙にも行かずに政治に文句ばかり言うのはおかしな話です。
投票して初めて政治に文句を言えるのではないでしょうか。
今回の都構想の選挙で不正があったとのニュースもありました。
そもそも都構想にデメリットしかない公務員に開票させることもどうかと思います。
僕ら国民は政治に対して不満だらけです。
大阪二重行政だけでなく消費税増税や年金機構の個人情報漏洩。
もちろんこのほかにもたくさんの不満があります。
しかしその不満を声に出さなければ何も変わらないのではないでしょうか。
大阪都構想の反対が決まってから、
「選挙に行けばよかった」
「賛成に入れたらよかった」
そういった後悔をする若者もたくさんいたようです。
それくらい今回の選挙は若者が政治や選挙に目を向ける大きなきっかけになったのではないでしょうか。
赤ちゃんを抱いている主婦が反対票に入れていました。
「よくわからないから反対に入れました」
もう大人であり親でもあるのですから反対なら反対で理由くらいしっかり持ってほしいものです。
ある男性の高齢者が反対票に入れていました。
「敬老パスがなくなるのは困る」
「住所変更が面倒」
大阪自民がデマを流していましたが住所変更の手間や費用は必要ありません。
大阪都構想の公式サイトでも明記されていたことです。
https://www.youtube.com/watch?v=JD0miOy84lI
橋下市長演説動画
↑この動画を観ればなんとなく今の世の中がわかるような気がします。
何が正しくて何が間違いなのか、わからなくなってきますよね。
http://oneosaka.jp/tokoso/q-and-a1.html
大阪都構想 公式サイト
橋下市長が代表を務める大阪維新の会が掲げていたこの大阪都構想。
結論から言えば否決にこそなりましたが、選挙としては歴史的なものでしたね。
なにしろ投票率は過去最多と言われていました。
僕は大阪府在住ですが大阪市外ですので投票権はありませんでしたが賛成派でした。
今回の選挙が終わってから大阪都構想という重要なものに興味を抱いた人も多かったはず。
できればもっと早く興味を持ってほしかったですが、終わってしまったことは仕方ありません。
橋下市長は任期満了後、政界引退するとのことでしたが今後また大阪の政治が動く時が来るかもしれません。
そこで今回は大阪都構想についてわかりやすく解説していきたいと思います。
【大阪都構想とは?】
大阪都構想(おおさかとこうそう)は、大阪市(および堺市その他の大阪市周辺の市)を廃止し、その領域に特別区を設置するという構想である。戦時中に行われた東京府、東京市を廃止し東京都とした事例に倣っており、大阪市等の廃止に伴い、大阪府は大阪都へ名称変更するとされている。
出典
大阪都構想 - Wikipedia
【なぜ大阪都構想という考えに至ったのか?】
多くの人はおそらく「なぜ大阪府をわざわざ大阪都にするの?」という疑問を持っているのではないでしょうか。
大阪には現在「二重行政」という大きな問題があります。
二重行政というのは簡単にいうと大阪府と大阪市が別々に大きな仕事をしているというものです。
タチが悪いのは大阪府と大阪市の仲が悪いということ。
お互いライバル意識むき出しだったのです。
(現在は大阪府知事は松井一郎氏、大阪市長は橋下徹氏。ともに大阪維新の会の人が務めています。)
結果あちこちに不要な商業施設やビルを建てまくり赤字状態が続いています。
ちなみにその建設費用は僕たちが一生懸命稼いだ税金が使われているということは言うまでもありません。
いわゆる二重行政による税の無駄遣いを解消するための対策が今回の大阪都構想だったのです。
【現在の大阪にある問題】
現在大阪が抱えている問題としてはやはり「借金地獄」です。
その借金こそ二重行政による賜物と言えるでしょう。
・ラスパOSAKA 事業費用120億円
・なにわの海の時空館 事業費用253億円
・ふれあい港館 事業費用59億円
・リフレうりわり 事業費用18億円
・フェスティバルゲート 事業費用340億円
これは大阪市が莫大な費用をかけて設立した施設です。
すべて閉鎖に終わっています。
・阿倍野再開発 業 事業費用4,800億円
・アジア太平洋トレードセンター(ATC) 事業費用3,065億円
・ワールドトレードセンター(WTC) 事業費用1,193億円
・あこがれ(航海訓練船) 事業費用56億円
・大阪シティドーム 事業費用745億円
・湊町開発センター(MDC) 事業費用1,059億円
・オスカードリーム 事業費用225億円
・クリスタ長堀 事業費用907億円
・キッズパーク 事業費用256億円
・ビッグステップ 事業費用131億円
・ソーラ新大阪21 事業費用178億円
・オーク200 事業費用1,027億円
そしてこれらも大阪市が損失を出している施設やビルです。
二重行政の代表例
>・高層ビル 大阪府659億円/大阪市1,193億円
・体育館 大阪府56億円/大阪市487億円
・中央図書館 大阪府191億円/大阪市162億円
もちろんこれだけではありません。
中でもひどかったのは高層ビルで高さたった「10cm」の争いに1,852億円もの無駄遣いをしました。
大阪府 りんくうゲートタワー(256.1m) 事業費用659億円
大阪市 ワールドトレードセンター(256.0m)事業費用1,193億円
こんなくだらないことのために僕たちの税金が使われているなんてアホらしいですよね。
この二重行政による税金の無駄遣いを解消するべく立案された大阪都構想も僅差で反対に。
今後も借金地獄・赤字状態が続いていくというわけです。
このまま行けば大阪の未来はどうなってしまうのでしょうか。
【大阪が抱えている問題は二重行政だけじゃない】
ここでは二重行政以外の問題をいくつか挙げていきましょう。
・府市で意見がまとまらないためビッグプロジェクトが進まない。
-環状道路が完成しない
-大阪市中心部へのアクセス改善のための地下鉄・リニア導入といった構想が進展しない
・選挙で選べるのは大阪市長ただ一人
人口268万人、24の区があっても選挙によって選ぶことができるのは大阪市長ただ一人だけ。
各区の区長を選ぶことはできないのです。
一方東京では23区の区長を区民が選ぶことができるようになっています。
270万人を一人の公選市長・議会でマネジメントしている先進国都市は現状ありません。
ニューヨークやロンドンですら基礎自治は小さな単位で自治権を有する特別区とし住民が参加しています。
さらに大阪市民270万人のうちおよそ15万人が生活保護者です。
問題は何より大阪市が住民管理をしっかりとできていないことです。
結果不正受給者が多くなっています。
残りの255万人が不正受給を含む生活保護者を支えています。
最近では一般サラリーマンよりも不正受給者のほうが年収が多いという問題が話題となっています。
・大阪市職員が多すぎる。大阪市議会は給料が高すぎる。
大阪市は人口約270万人に対し大阪市職員が約35,000人
横浜市は人口約370万人に対し横浜市職員が約19,000人
大阪市は横浜市よりも人口が少ないにも関わらず、市職員がなんと横浜の約2倍。
さらに大阪市議会職員の給料は月給97万円と全国でも4番目に高いと言われています。
大阪市は借金を抱えているにも関わらず、議員は高給取りというおかしな状況なのです。
橋下氏は給与カットを主張してきましたがそれでも月給97万円です。
【大阪の未来はどうなるの?】
大阪市は深刻な財政難が続いています。
もしこのまま借金が膨らみ財政破綻したとしたら、大阪はどうなってしまうのでしょうか。
財政破綻した夕張市を例に見てみましょう。
・市民税 3,000円→3,500円
・軽自動車税 1.5倍
・ごみ収集 有料化(1リットル2円)
・下水道料金 1,470円→2,440円
・入浴税 +150円
・集会所、公衆便所、公園、小中学校 休・廃止
・企業が撤退 失業者増加
大阪市もこういった状況になるかもしれないわけです。
しかし現状はここまで考えていなかった人もいたからこそ反対という結果がでたのでしょう。
【大阪都構想で問題解決(都構想のメリット)】
これまで挙げてきた問題を解消するための提案が大阪都構想でした。
では都構想の具体的な内容を紹介していきます。
①大阪市を廃止することで二重行政をできないシステムに。
ビッグプロジェクトに関しては大阪府に一本化。
②権限のない24区を撤廃。権限の強い5区に。
5つの特別区を設置することでまちづくりに地域住民の声が反映されやすいシステムに。
③現在の区役所を残し、新たに5つの特別区役所を設置。
生活保護不正受給者の取り締まり強化。
各区長は住民による選挙で選ぶ。
④大阪市の事業を民営化。
大阪市職員を大幅カット。議員の給料30%カットなどによる節税。
【メリットの多い大阪都構想はなぜ反対になった?】
反対派の人たちは、大阪市をなくさなくても府と市の話し合いによって二重行政は解消できるという考えでした。
ですが話し合いによって解消できたのであればなぜ今までしなかったのでしょうか。
そして今後も口だけに終わってしまう可能性は高いでしょう。
ちなみに反対派の野党としては大阪自民、民主、共産などがありました。
驚くべきは犬猿の仲とも言われる自民党と共産党が共同演説をしていたことです。
そこまでして反対を推す理由はなんだったのでしょうか。
都構想によって確実に不利益を被る人達は当然のことながら猛反発。
以下団体だけでもおよそ30万の反対票が入るという指摘もありました。
■生活保護の不正受給者:特別区となり市民生活を詳しく確認できる構造になれば受給対象外となる人も
■町内会系の連合:領収書不要の数億円単位の補助金を守る為→回覧板で反対運動中
■市の職員:再編で勤務地が変更になる可能性、民営化の可能性
■大阪市議団:2年後に議席を失い、区議で再選しても給与30%カット
■市から援助を受ける医師会・歯科医師会 ・薬剤師会・商店街連盟など団体:大阪市廃止で助成金を失う
※辛坊治郎氏 : 都構想勉強会LIVEより
一般市民から考えれば納得できない反対理由ばかりです。
ちなみに今回の大阪都構想は自民党が発案したことをご存知でしょうか。
発案したくせに最後は反対なんて意味がわかりませんよね。
正確には自民党が反対ではなく大阪自民が反対でした。
事実、自民党のナンバー1・2である安倍首相と菅官房長官は大阪都構想に肯定的でした。
証拠の動画もYouTubeなどにアップされています。
ですが大阪自民は「安部首相も反対」とデマを流していました。
ほかにもデマばかり流し反対派を増やすべく躍起になっていました。
【反対になった理由は大きく分けて3つ】
今回、大阪都構想が反対されてしまった理由は大きく分けて3つあると思います。
・都構想によって確実に不利益を被る人達の猛反発
・子育てよりも高齢者優遇(高齢化社会)
・大阪市民の知識不足
生活保護不正受給者や各団体だけで反対票が30万。
加えて未来を生きる若者よりも先の短い高齢者が優遇される現状。
そして都構想についてよくわからないからとりあえず反対という人たち。
中でも今回の選挙で高齢化社会の深刻さを痛感させられました。
なんと反対派優勢だったのは70歳以上の高齢者だけ。
20代~60代は賛成派優勢だったのです。
一部50代女性のみ反対派優勢だったようですが、高齢化社会によって今回の結果がもたらされたと言っても過言ではないでしょう。
【大阪都構想反対を受けて個人的感想】
今後もっと若者の投票率を上げるための対策を進めていかなくてはならないと思います。
インターネット投票ができるようにするとか投票権を65歳までにするとか。
若者自身も政治についてもっと考えていくべきです。
そのために重要な選挙がある際は学校などでもリアルタイムで選挙の内容について教えるべきです。
今の若者の多くは、
・誰に入れても変わらない
・自分ひとりの票くらい入れても入れなくても同じ
・いつ選挙しているかわからない
・選挙に行くのが面倒
・真面目に投票に行くのはカッコ悪い
こういった人たちばかりです。
選挙にも行かずに政治に文句ばかり言うのはおかしな話です。
投票して初めて政治に文句を言えるのではないでしょうか。
今回の都構想の選挙で不正があったとのニュースもありました。
そもそも都構想にデメリットしかない公務員に開票させることもどうかと思います。
僕ら国民は政治に対して不満だらけです。
大阪二重行政だけでなく消費税増税や年金機構の個人情報漏洩。
もちろんこのほかにもたくさんの不満があります。
しかしその不満を声に出さなければ何も変わらないのではないでしょうか。
大阪都構想の反対が決まってから、
「選挙に行けばよかった」
「賛成に入れたらよかった」
そういった後悔をする若者もたくさんいたようです。
それくらい今回の選挙は若者が政治や選挙に目を向ける大きなきっかけになったのではないでしょうか。
赤ちゃんを抱いている主婦が反対票に入れていました。
「よくわからないから反対に入れました」
もう大人であり親でもあるのですから反対なら反対で理由くらいしっかり持ってほしいものです。
ある男性の高齢者が反対票に入れていました。
「敬老パスがなくなるのは困る」
「住所変更が面倒」
大阪自民がデマを流していましたが住所変更の手間や費用は必要ありません。
大阪都構想の公式サイトでも明記されていたことです。
https://www.youtube.com/watch?v=JD0miOy84lI
橋下市長演説動画
↑この動画を観ればなんとなく今の世の中がわかるような気がします。
何が正しくて何が間違いなのか、わからなくなってきますよね。
http://oneosaka.jp/tokoso/q-and-a1.html
大阪都構想 公式サイト