では、倒れてから初めて湯船に浸かった様子を、記録します。
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あれは、手術が終わり、管も取れた時のこと。
相変わらず、私はぼーっとしていた。
突然ストレッチャーに乗せられゴロゴロと…
入ったその部屋は、異様なくらい湿った空気が充満していた。
「お風呂に入りましょうね~」
看護師さんは、そのようなこと言いながら、私を裸にした。
まさに、赤ちゃんの沐浴シーンのようだった。
そしてすぐ横にある別のストレッチャーへ移された。
意識がある上で、裸にされるのは恥ずかしいことなのだろうが、
その時の私は、羞恥心とゆう通常の感覚は持ち合わせていなかった。
そして隣の部屋へ移動すると、2人ぐらいだっただろうか、
看護師さんたちは、私を寝たままの状態で長い浴槽に入れた。
機械的に私を洗い始める。
芋を洗うかのように。
無言のまま。
洗っている間の私はボーっとしていたようだ。
あまり憶えていない…
まんべんなく洗った後、シャワーで泡を流したのだろう。
気が付くと温かいお湯を感じた。
体がすべて浸っていた。
この時の記憶ははっきりしている。
『極楽だぁ~…』
一人の看護師さんが私に言った。
「気持ちいい?」
その言葉もよく憶えている。
いつもキビキビしていて、一番怖い存在だった年輩の看護師さんだった。
優しい声だった。
さぞかし声を掛けたくなるような状況だったのだろう。
口は半開きで、恍惚とした表情を浮かべている私の顔が想像できる。
今思うと少し恥ずかしい…
『ずっとこのままこうしていたい…』
そう思っていた。
おそらく、そのまま眠ってしまったのか、その後の記憶は全くない…
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これが、私の湯船初体験です。
お風呂でよく眠ってしまうという話はよく耳にしますが、
気持ちよすぎると、本当に眠ってしまうんですね!
みなさん気を付けてくださいね!
読んでいただきましてありがとうございました。