「海王星」は夢を見る力を持っています。
夢を見る力って何だろう?と思います。
お酒、音楽、睡眠中・・・。
掴めそうで掴めない、分かったような分らないような曖昧さが海王星です。
「何かに入り込み、浸透し広がる力」かなと思う出来事がありました。
私が18歳の頃の話です。
名古屋の専門学校に通い始め、一人暮らしをエンジョイしようと「心はワクワクに満ちていました。」
(金星期・・・15歳~24歳、金星は双子座・・・色々なものを楽しみたい)
そのクラスは女子が7人しかいなく、ほとんど男子ばかり。
その中で、私は一人で行動し、一人でお昼を食べていました。
別にとんがっていたのではなく、高校2,3年生の時のクラスが女子ばかりで、みんな自由に過ごしていました。
お昼も、固まって食べる子もいれば、自分の席で雑誌を見ながら食べる子、彼氏と食べる子、等々。
「異性の目」が少ないと女子はとことん自由奔放になります。
そんな中で生きて来たので、私は、「一人で雑誌を見ながらご飯を食べる」という事が当たり前でした。
動くのはめんどくさいですし、周りの子もみんなそんな感じなので『喋りたければ隣の子と喋ればいい』という感じでした。
みんな仲は良かったですし、とても自由で、いつも「ギャーギャー」騒がしく「本来の女子の姿」がそこにありました。
この感覚が良くなかったです。
ある日、(専門学校の)クラスの女の子から・・・
「コアらっこちゃん、みんながいつも一人でご飯を食べていて可哀そうだって言っているよ。だから、これからは私が一緒に食べてあげるね。移動とかも一緒にしてあげるからね」
と、「善意の女子」からの申し出があり、それに超絶驚きました。
(私は可哀そうな子だと思われている?この女子は、クラスの人たちは、私に同情している?)
そこから、「善意の女子」が何をするにも一緒にいてくださるようになりました。
ある日、「善意の女子」が・・・
「お母さんに、【学校で変わっている子と一緒にいてあげている】と、話したら、その子(私)の
・名前
・住所
・両親の名前
・実家の住所
を書いて来てもらいなさい。って言われたから書いてね」と言われ、その場で与えられた紙に全てを記載し、善意の女子に提出しました。
人はあまりに驚くと従ってしまうものなのですね・・・。
私がどんくさいからかな・・・。
学校が終わり、一人暮らすアパートに帰ってきた瞬間、
「もう嫌だ・・・。せっかく一人暮らしをエンジョイして、面白いものをたくさん探索しようとしていたのに・・・。」
「変な人」認定されてしまったクラスでは、「善意の女子」以外で私と喋ってくれる人は少なく、みんな何となくぎこちないです。
メソメソ泣いていて、「ふっ」と上を見たら、カーテンレールに大きなカマキリがいました。
一瞬目が合い、お互い「えッ」っていう空気が流れました・・・。
しかし、その時が止まった瞬間、
(彼女も群が窮屈になり、こんなところまで逃げ出して来たのかしら?ただやみくもに追い出すのではなく、そのままに、彼女の意志を尊重しよう。)
と思い、なるべく窓は開けつつ、そのままにしておきました。
※小さい時のカマキリは群れますが、大人のカマキリは群れません。
2,3日たってもカマキリはカーテンレールの上からあまり移動していませんでした。
(これが【同居】というというモノなのね。私は互いに干渉せずいい関係を築けていると思っているけど、あちら(カマキリ)はどう思っているのかしら?)
と、彼女(カマキリ)と「イイ距離感」が取れていることに居心地の良さを覚え始めた4日目、カマキリは姿を消していました。
安心しましたが、少し寂しかったです。
その後の学校生活では、「善意の女子」のお陰もあり、少しずつみんなと普通に話せるようになり、仲良くなれました。
「善意の女子」は、根が優しいからでしょう。「超絶モテ期」に突入し、キラキラと飛び回る蝶のようになっていきました。
そして、私と四六時中「一緒にいてあげる」事もなくなりました。
時々、「赤裸々なモテ話」を提供してくれ、みんなを大いに沸かせていました。
18歳の金星期、「カマキリと同居」したことに深い意味はありません。
そして、カマキリが好きなわけではありません。「何か尖っていて、【念】が強そうな虫だな」と思うくらいです。
ですが、人と虫、「存在を越えて同じ空間に居合わせたこと」、私はそこに勝手に「シンパシー」を感じました。
私は金星と海王星がオポジションです。
金星の快・不快を感じる部分に、海王星の夢を見る力、曖昧にさせる力が飛び込んできます。
辛い状況を「カマキリ」に投影させることで、癒されるまではいかなくても、薄まっていったのだと思います。
トランスサタニアンのハードアスペクトは、突然影響が流れ込んできます。
冥王星は、「生きるか死ぬか」の「極限」の時にスイッチが入り、
海王星は、「迷いや」「ぼ―――っ」とした時に「ジワジワと浸透」してきます。
冥王星、海王星は認識出来ない天体ですが、「月、水星、金星、太陽、火星」とのアスペクトで「これかな~?」っていう感覚は得られます。
人はみんな、「私は普通です」という「顔」をして生きていますが、けっこう「普通じゃない部分」も多いですよね
Kindleで「月の宿命」という本を出しました。
※kindleUnlimitedの対象です。
「月」の持つ性質・・・記憶、感情、母親、人気運
について書きました。興味がある方、ぜひよろしくお願いします
※記憶、感情はYouTubeの内容を一部訂正したものです。
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