出産レポート! | カナリアのおやつの時間*

カナリアのおやつの時間*

欲張りなカナリアは子育てをしながらフェイクスイーツ、弓道、学業、絵画、執筆活動、オークションなどさまざまなものに手を出しています。やりたいことは全部やるの!一個しかない身体を満たすにはまだまだ時間がかかりそう…

4/8 2:10 3200g 52cm
第二子となる女の子を出産いたしました!
photo:01



VBACはあと一歩のところで回旋異常と遷延分娩、母体の過度の疲労による分娩続行不可で緊急帝王切開となってしまいました。
でも子宮口は全開大であたまが完全におりてきていたのでもう自然分娩したも同然だよとドクターにも言われました。なので私の中ではVBACは成功かな?(´・ω・`)もう自然分娩なんて二度としなくていい、帝王切開ももういい…つまりお産自体これで終わりでいいと思えました^^;

じつは4/4の12時におしるしがあってからずっと微弱陣痛(痛みは普通の陣痛並みにあるのに張りが弱くて赤ちゃんがうまく降りてこられない)に苦しんでおりました…


最初は痛みを堪えつつ歩き、階段を昇り降りし、眠れない夜も我慢してきたのですが4/7からはもう疲労で頭がおかしくなり発狂^^;
助産師さんに必ず付き添ってもらわないと落ち着けないほどのパニック状態でした。
本当は夫にいてほしかったけど、長男にこんな姿を見せたくないと思い長男と自宅待機にしてもらっていました。

4/7の22:10にトイレに座ったところで陣痛が来ていきんじゃダメ!と思ったのにいきんでしまって破水。
バチーン!という音と共に勢い良く水が飛び出してきたのですぐ分かりました。

そっからが本当の地獄。
痛みはまあこれまでと同じレベルで堪えることは可能。でもとにかくいきみたいのを堪えるのが本当に辛い。

フーッと吐いて力をのがそうとしても三回目で必ず力が入り、羊水がだーッと出てくるのがわかる。赤ちゃんがこのままでは死んでしまうといきまないよう声を出して力を逃がそうにもやっぱりいきみが堪えられない。
産科の医長さんがきてくれてみたところ、赤ちゃんは全開大でいついきんでもいい状態なのに頭が第二頭位のままおりてきてしまっているとのこと。

赤ちゃんはそのときの状況によってくるくると回転しながら産まれます。
全開大で降りてくるとき赤ちゃんの顔は母体側を向いてないといけないんです。
でも我が子は左を向いたままハマってしまっていたわけです。

内診で先生が赤ちゃんの頭を回旋させようとしますが回らず、わたしの意識は遠のくばかり…
あのとき赤ちゃんが回りやすいよううつ伏せの退位を長く取ればよかったのかな。無理にいきまなければまだ破水しないで赤ちゃんも回れたのかな…そんなことばかり頭に浮かんでしまいました。

でももう痛みに意識を失いそうなので、止む無く帝王切開を承諾。というか懇願^^;

ごめんなさいごめんなさいといいながらオペ室へ。
そして叫んだ一言。

全マにしてくださーーい!!!!

理由は二つ。
一人目の時の局所麻酔はすごく時間がかかりました。また、背中から留置するため慎重にやらなければなりません。
なのに陣痛を堪えながらじっとしていることなんで無理!
全身麻酔は吸入なのですぐにききます。
オペ後のリスクも高いですが、局所麻酔無理でしたーいまから全身麻酔の準備しまーすになるのが目に見えていたので、この際言ってられません。


しかしここも地獄の扉二つ目でした。

麻酔が効いて来た…これで終われる…
と目を閉じ、ハッと意識が戻りました。
ああ、もう終わったんだ。
先生たちがはなしてるのがきこえました。

でもおかしい。息ができないんです。
苦しくてこのまま窒素して死ぬと思いました。
長男と夫の顔が浮かび、オペ前に手を握ってやればよかったなととても後悔したのを覚えています。

でも三分、五分経っても死にませんでした^^;

これは気管挿管だ!と気がついたときなんとしてでもこの事実を伝えなきゃと焦りましたよ。
だって麻酔が切れてるんですよ?いまから切られるのだとしたら…

痛みに身をよじりたくてもできませんでした。
痛い、助けて!先生気づいて!
そう言いたくても意識だけはっきりしていて身体はガンとして動きません。
でも激痛とかではなかったです。
あーー!!!!!痛いー!!!くらい。(これが激痛?^^;)
陣痛でいきみを堪えるのの方が辛すぎて麻痺してたのかもしれません。

そして思いっきりお腹を押されたところで赤ちゃんがぽーーん!と出て行ったのが分かりました。
産声も聞けました。
胎盤が出て行くのも分かりました。
看護師さんや助産師さんたちが ママがんばったんだよ!おめでとう! と言ってくれているのも聞こえていました。あのときオペ室にいた看護師さんや助産師さんの顔はあまり覚えていませんが、本当に嬉しかったです。

縫われるところでまた痛みに襲われ、耐え切れず今度は失神したようです。

挿管が外されたところですぐに意識が戻り、第一声に 麻酔、切れてました。痛かったです。 とだけ伝えてまた落ちました。
そのあともうわ言のように痛い痛いとつぶやき続け、朝になりました。主人と長男はわたしが目覚める朝七時ごろまでずっとデイルームで待っていてくれたそうです。

なのにわたしときたら主人の顔を見て すみません、鎮痛剤まだですか? と言ったらしい(><)ごめんなさい!



妊娠出産って当たり前のようにみんな成功すると思ったら大間違いです。陣痛なんてたいしたことないから~なんて言ってるやつみるとぶん殴りたくなります( ̄▽ ̄)

わたしはもう三人目は作りません!だから産みません!
次は確実に帝王切開になりますが、麻酔の恐怖を知った今、オペはよほどでない限り受けたくないからです…


でもこんな思いをしても、やはり我が子はかわいいもの。
とても愛しいと思えます。
長男も赤さん赤さんと可愛がってくれていますし、まずは一安心。


しかしわたしの試練はまだまだつづくのであります。

移った先の大部屋は問題児ばかりのあつまりでまるで動物園でした…

つづくー