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【プライムウェーブ100リリース記念作品】

◆映画解説106◆

大 気 圏 炎 上。


『ソーラー・ストライク』


オススメ度:★★★★☆

平均評価点:86.4

ジャンル:SF・アクション

2006年アメリカ製作。

【監督】
ポール・ジラー
『ジャッカス3D』

【主演】
マーク・ダカスコス
『ブラック・ダイヤモンド』
『クロウ』シリーズ

ルイス・ゴセット
『デルゴ』

ジョアンヌ・ケリー
『ジャック・ハンター』シリーズ

スティーヴン・マクハティ
『トールマン』


◆物語◆

ニューヨーク州アルバニー3月9日11時16分ー

近地球宇宙研究所では太陽へ探査機を送り、活動状況を調べていたが、突如太陽からの巨大なCME(コロナ質量放出)により探査機は破壊されてしまう。

3月11日午前9時2分ー

フォスター航空社では大気汚染問題を解決するためMAV有人型探査機を搭載したガリレオ号を打ち上げるが高度13万mに達した後に電力が全て切れ、爆発炎上して墜落するという事故が発生する。

チリにある天文観測所では、これらの原因は太陽からによる巨大なCMEによるものと断定。

しかしこの時すでに大気圏周囲のメタンガスに引火したCMEが地球全てを焼きつくそうとしていた…


◆解説◆

プライムウェーブ社100リリース記念に相応しいSFアクション大作。

主演は『ブラック・ダイヤモンド』や『クロウ』シリーズで見事な演技力を認められたマーク・ダカスコスが地球を守る研究者を熱演。

今回はコピー・シーンのカットを全く使っておらず、研究所のセットや大スケールの潜水艦、地球を襲うCMEのSFXは低予算映画とは思えない見事な仕上がり。

オススメ作品。
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◆映画解説105◆

人 間 串 刺 し。


『キラー・モスキート』


オススメ度:★★★☆☆

平均評価点:68.7

ジャンル:SF・モンスター

2004年アメリカ製作。

【監督】
ティボー・タカクス
『アルマゲドン2011』
『サボタージュ』

【製作】
ボアズ・デヴィットソン
『エクスペンダブルズ2』

【主演】
ミュゼッタ・ヴァンダー
『ペナルティ・パパ』
『ワイルド・ワイルド・ウエスト』
『エッジ・オブ・ダークネス』

↑※解説57参照。

コリン・ネメック
『キラー・ビー2013』


大都会の暗闇から羽音と共に迫る吸血野獣!!


◆物語◆

近未来ー

未知なる殺人ウィルス・ギリンにより街は感染者であふれ混乱を見せていた。

べリオン製薬研究所は度重なる実験の中で蚊を媒体として放射線照射をしDNAを特殊変換する事で特効薬の試作品開発に成功。

殺人罪で死刑判決を受けて服役中のレイ・エリクソンは、その人体実験のために研究所へ移送されてきたが看守の銃を奪い、激しい銃撃戦となり研究所内で蚊を隔離保管していたラボが爆発し放射線が漏れだしてしまう。

レイは何とか逃亡に成功したが徐々に体が変異し始め巨大な蚊に変貌し本能のまま次々と人間を襲い始める…


◆解説◆

『エクスペンダブルズ2』の製作スタッフが集結し巨大蚊の想像を絶する恐怖を描くSF大作。

主演は『エッジ・オブ・ダークネス』でサム・ボトムズと共演し見事な宇宙航海士を演じたミュゼッタ・ヴァンダー。

当時最高技術のアニマトロニクスやCGを駆使したSFシーンや、スピード感溢れるモンスター・アクションは驚愕。

また後半からはパトカーやSWATが集結し巨大蚊と凄まじいガンバトルを繰り広げるシーンは低予算映画とは思えない見事な仕上がり。

オススメ作品。
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【天使】


「何も気にしないで、あなたとずっと一緒に居れる日が来たら嬉しいけど、それは本当は悲しい事」

頭から離れない。

一生忘れない言葉…




夜ー

1日の仕事を終えてアパートに着く。


『おかえり!今まで仕事お疲れさん!』

『あ、大家さん!ただいま』

『もう良い歳なんだから1人身は駄目だぞ。彼女くらい見つけて早く結婚しなよ』

『はいはい。分かったよ』


お節介好きな大家さん。

でも夜食の差し入れをしてくれたり、留守の時に宅配物を預かってくれたりと、良くしてもらっている。




部屋に着いて、締め付けられたスーツとネクタイから解放され、冷たいビールを冷蔵庫から取り出す。













「おかえりなさい」






優しく声をかけてきたのは、

美姫(みき)

僕の恋人…彼女だ。

同棲して5年になる。


美姫という名前以外は何も知らない。


昼間、僕は会社に行き、その間は美姫が部屋に居るのだが、何をしているか、いや…何をするのでもないかもしれない。

猫のように何も言わずに、ふと居なくなる時もある。


『ただいま』

「仕事どうだった?」

『今日はね会社の取り引き先の上司から仕事内容が良いって誉められたよ』

「そうか。良かったね。私も嬉しい」

美姫の綺麗な笑顔を見ると仕事の疲れなんて、どこか行ってしまう。

ビールを飲み、コンビニで買った弁当を食べる。















「ご飯……作れなくて、ごめんね…」





美姫は、たまに涙ぐみながら家事が出来ない事を言う。

『家事とかの事は言わない約束だろ?一緒に居るだけで幸せなんだから』

「ありがとう」






美姫と出会ったのは、5年前のこの場所…この部屋だった。

僕が引っ越してきた日の夜に、泣きながら訪ねて来て玄関に立っていた。




一目惚れだった。




普通の恋愛なら考えられないかもしれない。

彼女の名前以外、素性、過去の事も全く知らない、炊事や洗濯が出来ない事も気にしない。

なのに一緒に居て同棲している。

美姫が1人で、どこに行こうと何時に帰って来ようと僕は心配もしないし、焼きもちすら無い。



だが、これが一番の幸せだと思っている。



人の嫉妬や偽りこそ苦しくて悲しく醜いものは無い。

それは今までの恋愛で痛く感じているから。

そんな不安を美姫は全て打ち消してくれる存在であり誰よりも愛している。










部屋の明かりを消して眠りに就く。

今日も幸せな1日が過ぎ行き、また明日の幸せへと繋がる。


「おやすみなさい」

『おやすみ。また明日ね』



美姫の透き通る唇にキスをすると、また何処かに消えていった。






美姫…





















君が幽霊なんて関係ない。



愛してる。



悲しげに言った美姫の言葉…

「何も気にしないで、あなたとずっと一緒に居れる日が来たら嬉しいけど、それは本当は悲しい事」



そう…


それは僕が死んだ時。







いつしか訪れる、その時でも、君を愛し続ける事を誓う。