逝くには早いよ | 下腿義足 ティグレの獅子吼

下腿義足 ティグレの獅子吼

2015年 3月 左膝下切断
同年 5月 PTB式義足使用
現在は、吸着式のprotheflex system  で作った恐ろしく快適なソケットを使用して傷・怪我と無縁の毎日を過ごしつつ
個人的見解・独断・偏見で書いてます

親戚の兄貴から連絡が来た

弟の娘が飛び降り自殺をした・・・

まだ23歳だった


まだ って言葉を使ったけど

何歳だろうと自ら命を断つのはダメだ

どんな理由が有ったとしてもダメだ


ダメだと言ってる私自身

死を選ぼうとしたことはある

脚を切断して

切断の痛みが引いてきた深夜に

俺はこれからどうなる?

俺はこれからどうする?

俺はこれから何が出来る?

そんな時に窓が目に入った

病室は5階

あの窓を開けて飛び降りたら

もう悩むことをしなくてもいいのかな?


窓に行こうとした

脚を切断していることを忘れてた

1歩 踏み出した

2歩目が出ない 出せない

立ち往生した

まだ窓までは遠い

朝になって借りる予定の車椅子が来た

車椅子で窓まで行って開けた

5cm開いたとこで止まった

危険防止で開かないようになっていた

思わず笑ってしまった


なんだよ

夜の俺の決意 何なんだ(笑)って


踏み止まらせる何かが無かったのかな?


ブログを更新しようとしたら

また訃報が

近所の家族ぐるみの付き合いをしている

お宅の息子が亡くなっていたと連絡が来た


家族とも1ヶ月間

連絡が取れなくなっていた

もう40代の大人だから

自分の意志で何処かに行ってるんじゃない? って

そうではなく

連絡が取れなくなった1ヶ月前に

亡くなっていた

室内での死亡なので司法解剖をしたらしい

分かったのは

疲れて眠り込んでの

暖房器具による一酸化炭素中毒死


自死でも

事故死だとしても


早いよ

逝くには2人共