ミュージカル『ウィキッド』 (2024 大阪四季劇場) | ラピュタをさがして

ラピュタをさがして

宝塚のこと。
気ままに。
自由に。

9月に入ったけれど暑い…

でも秋ですね

思ったより秋です月見


淡々と仕事をこなす日々

というか、若干?山場でございます…ダッシュダッシュ

疲れたな、

朝美オスカルさま少しも早く観たいな

という感じ笑



さて、先週末は

久しぶりに劇団四季の舞台観劇ビックリマーク

初めての『ウィキッド』でしたニコニコ


ちょっと前に月組公演を観ながら

『オズの魔法使い』について

思い出していたら、

『オズの魔法使い』が元になった

あ、ちゃんと原作があるんですね

原作は未読

ちなみにプログラムも未読

ミュージカルを観ることができましたびっくり流れ星

阪急友の会さまに感謝


劇団四季は専用劇場なこともあり?

座席に入ると

劇場へ来たびっくりマーク

嬉しくなる劇場の雰囲気があって

素敵ですオーナメント

タカラヅカもそうですよねおねがい

そして

舞台セットも凝っていますよね星

今回は頭上にドラゴンがびっくりマーク

だけど、物語には出てこなかった気が…はてなマーク

実は今か今かと待っていたのですが

あんまり関係なかったかもグラサンはてなマーク




さて、軽めの作品感想を少し。


前半少し入り込みにくかったのですが、

一幕中盤から楽しく引き込まれて

一幕後半から一幕ラストが

物語の中で好きでした流れ星


二幕は

この物語が『オズの魔法使い』の

裏側、アナザーストーリーなんだと

はっきりわかるような感じで、

細かいところまで

原作設定を回収していっている感じがして

舞台を楽しみつつ

へーびっくりって面白く思いつつの観劇でしたひらめき電球



それこそ光と影のように

対照的なエルフォバとグリンダ

エルフォバは歌声に安定感があり美しく

エルフォバとグリンダの声のハーモニーも良かった音譜


私とは対局のようなグリンダとは

エルフォバにも全く似てないけどね

まったく合わないし

始めは特に反発を感じましたが、

明るくて前向きで

とんでも思考な時もあるけど

自分の気持ちに正直で

自分のことを信じていて

そしてまっすぐ素直なグリンダに

好感を持ちます花


この作品だけじゃないけど

短時間の間に

納得できる筋書きを

もっていきたい結論まで

つなげなければならないので、

やはり、不運すぎたり

ご都合主義に感じるところもあるけど、

エルフォバが殻をやぶり

心をひらいていき、

まわりに友人や恋人を得て成長し、

いつも優しいとは限らない人生を

歩んでいく姿が描かれていて

よい物語だなと感じました

学校の校外学習にもピッタリ


真実はひとりひとりにあって

何が真実かは人によってかわりもし、

多くの人々に

いつも正しいことが

受け入れられるわけじゃないし

本当のことが語られるわけでもなくて…

…人間は神様じゃないから

掛け違えた歯車を自力で戻す力はないよね


エルフォバは

大切なものをたくさん失ったけど

愛を失わなかったから

良かったのかな

フィエロもすべてを失ったけれど

エルフォバがそばにいる


グリンダは人々に愛を与えて

たくさんの支持を受けている…

私はグリンダにはなれないけど

やっぱり登場人物の中では

グリンダが好きかな…

エルフォバかグリンダなら

エルフォバになりたいけど

その方が幸せだろうから



『オズの魔法使い』を熟読してないので

何冊かある続編に

そういう描写があった気もするけれど、

オズの国が

夢の国なんかじゃなくて

別の世界だけど

現実世界と変わらない矛盾を抱えた

平凡な世界なんだなぁという設定には

ちょっとさみしくなる私です笑



作中に

人間世界から排除されていく動物たち

差別を受けているだろう種族

車椅子を使用する人物

などが登場します

何より

主人公のエルフォバは生まれつき

他者から奇異な目で見られる存在です


彼らがひとつの同じ世界に存在し、

自然なままの差別や

理不尽さが描かれているけれど、

そこに説教くささがなく

始めは説教くさいかもと身構えたのですが

考えが青くなく、白々しくない。

問題が解決しないままに

客席に答えを求めるわけでも

善悪を決めつけるわけでもなく

問題提起を投げかけているのが

海外作品らしい?なと思いました


ただ、設定だから

仕方がないとは思いつつ、

エルフォバが母の不倫によって生まれた子で

だから普通でなかったという設定は、

いろんな問題提起を

作中に散りばめている作品だからこそ

ほかの設定にできなかったのかな…と

思ってしまいました


生まれてくる子どもは

親がどうであれ

授かり方がどうであれ

差別されてはならないのだから、

親の行いのせいで

災いを背負ってしまう

エルフォバとネッサローズの姉妹が

悲しかったです

まぁ、これも現実を反映していると言われたら

そうなのだけど。




大阪四季劇場

ミュージカル『ウィキッド』 

《キャスト》

グリンダ 山本 紗衣 

エルファバ

江畑 晶慧 (27日~30日) 

小林 美沙希 (31日~1日) 

ネッサローズ 若奈 まりえ 

マダム・モリブル 織笠 里佳子 

フィエロ カイサー タティク 

ボック 緒方 隆成 

ディラモンド教授 田辺 容 

オズの魔法使い 勅使瓦 武志 

【男性アンサンブル】 

清川 晶 品川 芳晃 帶津 翔太 佐野 隼平 佐々木 玲 旺見付 祐一 菱山 亮祐 文永 傑 長友 デビッド洋輔

【女性アンサンブル】 

渡辺 夕紀 古木 瞳 新宮 有香子 藤野 りさ 倉橋 由衣 光井 さや 武田 恵実 小島 光葉 杉山 由衣





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