ぐずぐずしているうちに
礼さんの発表もあり、
動揺…。。
すっかり秋めいてきましたね
9月22日は星組大劇場千秋楽
トップ娘役の舞空瞳、
煌えりせ、紅咲梨乃、水乃ゆり
の大劇場卒業の日でもありましたね
おめでとうございます
が、まだ東京公演がありますね
前夜から関西は豪雨でしたが
お昼からは落ち着いたようで
良かったです
私はというと
だいぶ前、8月下旬に観劇しました
暑さにやられてしまっていた?時期で
感想が保留に
一回だけの観劇でもあるので
軽めの感想を。
全体を通して
気に入ったのは
ショーの礼&舞空の裸足のダンス
白い衣装が綺麗で
シンクロするふたり
でもそれぞれに自由なふたりが
とてもピッタリで美しかったです
白い鳥みたいで
ロミジュリでも
出会って恋に落ちたふたりのダンスが
可愛い小鳥みたいだったけど、
今はさらに自由で
美しい鳥たちだなって
伸びやかで
生き生きとして良いなぁって
もちろん
可愛いラストの
ディズニーなデュエダンも素敵でした
ショーでほかに印象的だったのは
ちょっとゴレンジャーっぽいけど
戦隊モノのゴツ派手衣装を着た
舞空ちゃんたち
Tシャツ姿で
若者らしさが漂う暁さんたちの場面
しばらく経つので
どのシーンか曖昧だけど
極美さん、天飛さんもカッコよかった
そして、礼さんがティアラを
舞空ちゃんに被せるシーン
エトワールは初めての詩花さんでしたね
ガンガン飛ばして
星組らしさも感じるショーでした
この太陽が気になってパチリ
さて、一幕は
三谷作品から石田先生潤色、演出の
政界コメディ『記憶にございません!』
先日、地上波で映画を放送していて
観劇後に原作を視聴できました
原作映画を見ると
なるほど〜と思ったり、
ほぼ全体としては変わることなく
タカラヅカ用に上手くまとめられてるなぁ
とか、面白かったです
感想は正直難しいです
なかなか筆が進まなかったのは
私が不調だったのも大きいけれど
まぁ、何と言えば良いか…
困ってしまったのもあったり
物語はとてもわかりやすく
原作を未視聴でも全く問題ありませんし
皆さま振り切って役を演じられていて
おかしみもあり楽しめました
だけど、とりあえず
内容がね、
面白くないんです
原作映画をディスるつもりはなくて、
映画は映画として楽しめました
そして、星組公演も
再現率はいつも通り高いし
星組さんはちゃんと笑いも取れるし
いつも通り星組さんの
ギラギラ、キラキラは健在だし
何も悪くないのだけど、
やっぱり面白くない
舞台って
ファンタジーだけど
映画よりキャストが目の前にいる分
現実に存在していて
こちらに迫ってくるんですね、
タカラヅカも夢の世界だけど
それが本当に存在するかのように
客席に迫ってきて
だから、観客は夢がみれる
だけど、だからこそ
政治家のウンザリするような話だとか
現代の不倫のやり取りだとか
金の力や特権階級をふりかざしているような
醜悪なやり取りだとかは
観ていて
全く面白くないんです
醜悪な人間模様だって
大昔の出来事なら
今とは状況も全くちがうし
現実から離れている分、
人間の業とか、人間らしさとか
そこから感じられる真理に
反発しても感銘を受けたりするけれど、
今、現実にある醜悪さを
舞台で再現されてもね……
そんなもの
ニュースで見るのもウンザリなのに
再現して何の価値がある??
わざわざお金を払って観たくもない
って思ってしまいます
星組さんには全く罪はないけど、
ともかく
演目選びには注意してほしいです
映画は別に、あれでいいんです
風刺も効きやすいし
外部舞台でも
文句はいいません?
あ、原作者をディスるつもりはないです
人気があるんだから
需要があるんでしょうし、
ドラマとかも好きな作品ありますし
ただ、タカラヅカでやるには
現実的に過ぎるし、
現実の醜悪な世界を選びすぎです
他になかったのかと言いたい
もちろん
主人公黒田啓介[総理大臣](礼真琴)は
現実ではありえない改心をし笑
現実にはありえない正しさを取り戻し
そういう意味では
夢、ファンタジーなんですけどね笑
もはやその物語の内容を追う前に
さまざまの現実的な醜悪な場面を見て
白けるというか…
どんな人間にも良い部分はある
希望はある
って表現されてもね、
それはそうなんだけど
言い訳にしか見えないっていうね。。
醜悪というと言い過ぎでしょうけど
選挙カーに演説の様子
っていうだけで
実はウンザリだったりします…
でも、舞台上に
本物の選挙カーが登場して
総理夫妻が屋根から演説
花道には選挙ポスターの掲示板
っていうのは
なんだか現実世界の再現っていう意味で
面白いです
文句ばかり書きましたが、
この作品で一番気分が上がったのは
『♪献金マンボ』の礼さんです
なぜなら
歌詞や筋、場面の内容はウンザリですが
礼さんが演じる黒田啓介が
カッコよかったから
『♪献金マンボ』は
結構、冒頭付近なんですが、
内容ではちょっと白けるけど
登場してきた途端
礼さんカッコいい〜〜ってなり、
スーツにリーゼント髪かき上げに
鋭い目つきのダンスに歌声
いいかも〜〜
って、テンションが上がった
が、、そのあとは
残念ながら上がることなく終わった…
黒田啓介と息子篤彦(稀惺かずと)との
やり取りとか
家族3人の和解?ディナーとか
ハートフルな場面もあるんだけどねー…。
なんだろう
現実に近すぎて
改心するというファンタジーすら
白々しく感じてしまうのかな笑
総理夫人黒田聡子(舞空 瞳)は
政治家一家の娘でわがままで自由奔放
高校の同級生だった夫啓介に
いまでは完全に失望していて
全く信用していない
バービーちゃんのように
可愛らしい舞空さんなので
いつまでも夢みるお嬢様って感じで
擦れたところが感じられなかったのが
良かったです
礼さん啓介の『タイプなんだっ…!!』が
今までの公演でのふたりの歴史もあって
ピッタリきますね
あ、そうか、『食聖』で
リー・ロンロンがクリスティーナから
『もともとタイプだった』って言われていたね
官房長官の鶴丸大悟(輝月 ゆうま)は
輝月さんがいつものとおり
悪役をしっかり
貫禄ありで演じられていましたが、
コメディ要素を重視してか
悪役味は控えめだったような印象
それゆえか物語的に
なんとなく勧善懲悪感も緩めで
観劇後のスッキリ感は弱めに感じました
勧善懲悪でスッキリしたいって
わけではないからそれでよいんですが、
作品としては
物語に感動するわけでもなく、
新喜劇的な笑いを取る作品…といっても
やっぱりタカラヅカでは限界がある
というか、タカラヅカの舞台で
限界を超えて
お笑いの舞台をしてほしいとは
全く思わないので…
難しいけど、
やっぱり演目ちがいとしか…
首相秘書官井坂(暁 千星)は
カッコ良さを保っていて良かった
映画とも似ていますね
黒田が井坂を許して?
井坂を引き留めて
『君が必要だ』というのは
好きなシーンです
事務秘書官の番場のぞみ(詩 ちづる)は
秘書官補の野々宮万作(天飛 華音)と
共に井坂とのやり取りも楽しかったですね
野党党首の山西あかね(小桜 ほのか)
頑張っていましたね…
映画を視聴して
より思ったんですけど、
舞台では石田先生の趣味?が
ふんだんに取り入れられていましたねー
ま、いいんですけど…←
小桜さんも礼さんも頑張ってた
ヤバくなりすぎないように
でも流れが悪くならないように。
なんかさ、礼さんって鞭打たれがちだよね
啓介の高校の同級生で
建設会社社長小野田治(ひろ香 祐)
もうね、見た目のインパクトがありすぎて
途中までひろ香さんだと気づかず
振り切って演じられていて
クスリと笑えましたし、
学生時代に間違いを正したように…
のくだりの、啓介とのやり取りが
とても良かった
映画を視聴したけど、
舞台の方がこの場面は良かったな
ただ、小野田氏のバーコードハゲの
見た目を強調していたりして、
コメディ要素を打ち出して
新喜劇寄りの作品に
しようとしているんだろうけど、
その…なんとなくね、
笑いが古いんよね…そんなことない?
昭和感を出すのも目的なんかも知らんけど
バーコードハゲだけで笑いが取れるのは
『今は昔』じゃないかしらん。。
私が普段からいろんなハゲを
見慣れてるからかもやけど…
別に表現に嫌悪感もないねんけど
笑えもしないっていうか…
まぁ、懐かしさも感じるし
星組さんたちの頑張りが微笑ましくて笑うけどね
元小学校教師の啓介の恩師
柳友一郎(美稀 千種)
啓介礼さんの先生っていうのが
ぴったりきて
啓介が柳先生を慕って
柳先生の話に耳を傾けるというのが
しっくりきました
『支持率は低い方がいい』
もなんだか説得力ありましたね
啓介に石をあてた
昔気質の大工南条実(輝咲 玲央)
人情味溢れる荒っぽい
大工の雰囲気があって、
啓介とのやり取りもなんか
変に納得させられるものがありました
お菓子を食べる時のアドリブも
楽しいです
アメリカ大統領
スーザン・セントジェームズ・ナリカワ
(瑠璃 花夏)
日本語は話せないと思ったら…
ゴリ押しワガママ外交かと思いきや…
スーザンもファンタジー感溢れた人物像で
実は日本語話せたんやってなる
切り替わりのキレも良かったですね
通訳のジェット・和田(都 優奈)は
何やら啓介と色恋沙汰があったようで、
舞台でも記憶喪失の啓介に
そうとは知らずに噛みついていて
一瞬だけなのに
上手くエピソード入れたなぁと
思いました
そういえば、
スーザンと黒田との間に勃発した
チェリーの関税問題
黒田総理が官邸内?移動中に
ミス・サクランボ(鳳花 るりな)と
サクランボ農家(澪乃 桜季、美玲 ひな)
がさくらんぼの試食を
黒田総理にすすめる場面があるんですが、
その時の礼さん黒田総理の
美味しそうで嬉しそうな顔が可愛くて、
こんな様子をみたら
憎々しい支持率最低の総理が
別人のように心を入れ替えたというのを
驚きながらも信じる国民がいても
おかしくないなと思ったのでした
映画ではそこまで感じなかったから
舞台バージョンの印象的だったひとつです
フリーライター古郡祐(極美 慎)は
衣装からして
いかにもチンピラ、アウトロー風で
でも、自分の中でポリシーがあったり
揺れ動く気持ちがちょっと難しい
外面上、利己的さを貫きながらも
なぜ黒田に好感が高まったのか
もう少し描かれていても良いのになぁとも。
キャスターの近藤ボニータ(水乃 ゆり)
派手派手な外見で
勃発する事件に鋭く斬り込みます
日和見じゃないニュースが
皮肉さを少しだしていたり。
水乃さんのカッコいい美しさが出ていて
嬉しかったです
聡子の兄でありながら
地盤を妹婿に取られた?衆議院議員
鰐淵影虎(碧海 さりお)
序盤の登場がメインだけど、
ギター好きで
哀愁と
捨て去れない嫉みを引き摺るキャラが
印象に残りました
黒田総理のせいで?
網走にとばされた警官大関平太郎(大希 颯)
確か網走だったよね?飛ばされすぎやろ…
後半、忠誠心?が認められて
黒田総理のSPに
なんだか可愛いキャラですね
官邸料理人の寿賀さん(白妙 なつ)は
何故か料理ができることになった
黒田総理がアメリカ大統領に
ディナーでもてなす羽目になり
総理の代わりに腕をふるいます
啓介が妻と息子と仲直りするために
ディナーに行ったレストラン
全面貸切になっていて
いつも通り特別扱いで
もてなそうとする
レストラン支配人(颯香 凜)
ソムリエ(星咲 希)を
啓介がやめさせた時の
ふたりの驚きと戸惑い
大臣たちは個性豊かすぎて
笑ってしまいます
でも、あながち当たらずとも遠からずな
設定だと思えるのが
悲しすぎる
笑えない…
足摺[国土交通大臣] 紫 りら
佐多[農林水産大臣] 希沙 薫
桜塚[厚生労働大臣] 夕陽 真輝
室戸[防衛大臣] 奏碧 タケル
牛尾[外務大臣] 鳳真 斗愛
森崎[財務大臣] 紘希 柚葉
大臣
羽玲 有華 七星 美妃 碧音 斗和 世晴 あさ
凛央捺 はる 凰陽 さや華 馳 琉輝
八代[官房長官秘書官]夕渚 りょう
アルゼンチン大使代理 煌 えりせ
記者 二條 華
古賀[SP] 蒼舞 咲歩
署長 羽玲 有華
猪熊虎象 御剣 海
松ジイ 天希 ほまれ
田原坂46
紅咲 梨乃 綾音 美蘭 乙華 菜乃 咲園 りさ 碧羽 陽 藍羽 ひより 乙妃 優寿 絢咲 羽蘭
-トップ・シークレット-
原作/映画
「記憶にございません!」 ©2019フジテレビ 東宝
映画脚本・監督/三谷 幸喜
潤色・上演台本・演出/石田 昌也
カルナバル・ファンタジア
『Tiara Azul -Destino-(ティアラ・アスール ディスティーノ)』
作・演出/竹田 悠一郎
(エトワール)詩花すず
詩ちづる・碧海さりお・小桜ほのか
天飛華音
極美慎(白肩羽)
暁千星(2番手羽根)
舞空瞳(娘役トップ羽根)
礼真琴(大羽根+孔雀)
公演デザート♪
“ブリジャンテ エストレージャ”
“総理の太鼓判”
両方食べました
今川焼に惹かれてつい両方食べたけど
やっぱりゼリーの方が好きだった
パッションフルーツ味
エディブルフラワーが綺麗