夕方から肌寒くて冷えますねー
体調崩さないようにしなきゃ。
常々相当
タカラヅカ友の会に喧嘩腰な私ですが
これからは改めねばならないな…
さて、
週末に雪組公演を観劇してきました
友の会優先公演だったので
終演後に彩風さんのご挨拶があって
嬉しかったです
『…作品を育てていただいて
さらに良くしていきたい…』
というようなご挨拶をされていて
東京公演千秋楽まで
どんどん進化していく雪組の舞台を
観劇して見守っていきたいな
と感じました
さて、ファーストインプレッションを…
一幕
ミュージカル・ロマン
『Lilac(ライラック)の夢路』
-ドロイゼン家の誇り-
eins、zwei、drei、vier、fünf…
懐かしいドイツ語の数字
全く覚えてないけど
時々ドイツ語がでてきて
ドイツのお話なんだなぁと
あとはビールね
そして、クリスマスのシーン
シーンというより
場面の絵面が
ドイツっぽい
欧州っぽいのが素敵でした
そういえば
次の月組本公演もドイツだよねー
ドイツ推し?
舞台セットが
現実寄りじゃなくて
不思議な感じなんですが、
そのセットを背景に
1人とか2人とか
たくさんのメンバーが居てるのが
それぞれ絵になって
衣装も相まって
煌びやかで良かったです
特にハインドリヒとエリーゼの
歌ったりのシーンは
このための背景だなぁと思いました
2、3回そんなシーンがありました
美しいです
以下、
先に書いておくと
褒めていません
ネタバレありますし注意
観劇してパッと感じるのは
『細かい』
『要するに?』
『メインディッシュはどれですか?』
かな
当時のドイツの制度とか
経済のこととか
社会情勢?とかを
大まかにでなく
細かく?説明していて…
必要な内容だけ簡潔にわかりやすく
簡略化してもよいのでは?と…
何度も思いました
説明するのも大変だし
説明するくらい組子の皆さんは平気でも
説明したところで
効果はあんまりというか…
物語的に一時間半作品で
かつストプレ、思考系でもないから
特に先生は踊りや歌も大事にされてる印象だし
煩雑で多い設定、内容を
事実だからといって?
そのまま舞台にもってくるのは
微妙だなと感じます
というか中途半端というか…
その細かい説明に値する展開が
ガンガン展開するならよいんですが
説明しておわり
物語の展開、結末はあっさり
あるいは、ほかの感情的な視点で終結
っていう感じ。
そうなると頭でっかちなんですよね
あの説明の頑張りは何?っていう…
それなら説明している時間を
登場人物のやり取りや
心情表現に当ててほしいです
それに、制度的なこととか
経済のこととか
実際も理解するの難しいですよね
昔のことや外国なら尚更。
作中だとさらに小難しく聞こえるし
取り上げてもいいけど
物語上必要なことのみ簡略化して
設定してしなおして
何度も出して
印象つけるくらいじゃないと
まぁ…なんとなく理解はできるけど
だからそれが何?
みたいになるというか。
実に則しすぎることが
観客に言いたいことを
伝えるとは限らないというか。
もちろん物語のキーになるなら
しっかり細かく
説明しなければなりませんが。
全部キーのつもりだとしたら
整理がもっと必要かと。
全体的にダンス、歌が多めだけど、
時代的にはちょっと先の
冷戦後の西ドイツ的な?
音楽シーンに合わせた?
だからロックっぽいのかな?とか…
個人的にロックは好きだけど、
衣装、セット、物語展開とかからしたら
ベタにクラシックで良いような…
これは好みの問題かな
でも、彩風さんも夢白さんも
朝美さんも美穂さんも
歌声が素敵でしたし
踊りは
ゲオルグたち軍人と
アントンたち鐵工職人が
それぞれカッコよく踊っていました
あと、今更だけど
謝先生は社会問題と
女性問題?に興味があるんだなぁ…と。
エルピディイオでも思ったけど。
途中までになってる感想で
同じこと書いてた
うー…ん……正直
何って言っていいかわからないんです
って、もうこんだけ言ったら
充分やろっていうくらい
文句だらけやんって、読み直して思った
一幕後半で
ちょっと雑念が入り、
感想書くなら
何てまとめようか??
って考えたけれどそれ自体が微妙ですね
正直言うと、
何としても書きたい文句はないけど
じゃ良いか?って言われると……
素直に言うと
意識としては
ひたすらに朝美さんを観ていました
朝美さんの
今回の化粧と髪型が好みだな
衣装も華やかで似合ってるし
シルエットも良いなー
話し方が好みいつもだけど
真面目そうで考え深げな様子が好み
朝美さんの
目線と様子と話し方を観ているだけで
満足できる
これは毎回ガン見する感じだな
特に二階席の時は
と、途中から
だいぶ不届きなことを考えながら観劇
ちなみに
最もテンション上がったのは
オープニング
朝美さんと夢人たちのダンス
朝美さんのダンスに
心をギュッと掴まれ
プロローグからちょっと動揺
どうやら幕開き
朝美さんが出てくるらしいと
なんとなく聞いていたけど、
フランツ以外で出てくると
あんまり思ってなくて…
オープニングの踊りも
フランツの描写も素敵だし、
フランツとディートリンデの関係も
また観て確かめたいって思えるし、
もう、それだけで先生に感謝やん!!!
って感想書きながら思ってきて、
だから文句書くのがちょっと後ろめたかったり
は?ヤバくない?私
軟弱すぎ
一幕が終わってから
プロローグまで翻って思い出しながら
我慢(何の?)せずにオペラで
ガン見すべきだったと後悔
だって初見だし
全体観たいなって思って。
だけど、今回本気のドセンだったんだよね…
ありがたや
ドセンだとやっぱり
いつも以上にみなさまの目線くる気がします
オペラ我慢しなければよかったと
後半になって
我慢できずにオペラで観劇した時に
思ったのでした…時すでに遅し
表情とかだいたいわかるから
把握するだけなら
オペラなしでも良かったんだけど…
観劇中に時々、
オペラかオペラなしかで
悩みますどうでもいい悩みですね
で、脱線しましたが
物語の流れとしては
フランツとディートリンデの関係性とか
ディートリンデの人間くささと
フランツの失望
ふたりの和解?とかが
良かったかな。
もちろん、朝美さんに注目して観てるから
っていうのもあるけど
なんというか
ステレオタイプすぎず
表面的すぎず
どうなるやろって興味が湧いたというか。
フランツの銀橋の歌の感じも好き
ハインドリヒとエリーゼは
絵面が素敵なシーンが何回かあるし
2人とも衣装も似合って素敵だけど
深み?というか
興味を持って観るための
エピソード?がないというかで
表面的で
どのあたりで
どうして惹かれたのか?
一目惚れはあることだし
これはまぁよいとしても
すごく惹かれあっていく様子が
あまり感じられなかったかな…
文句ばかりで
書きながら別にいいやんって思うけど
音楽家を志すエリーゼが
鉄でライラックのペンダントを作成
っていうのも
別におかしくはないんだけど
物語としては
なんかよくわからないっていうか…
そのエピソードも終盤にいきなり出てきて
話も急に持ち上がるような感じだから
なんかとってつけたような印象に
なるんですよね…
別に音楽して、物作りもしてって
そのこと自体は変じゃないのだけど
あと、その展開が物語の解決策としては
ちょっと安直で
変にファンタジーめいているのもあるかな…
そして、ヨーゼフとアントンね
ふたりとも物語的に
重要?なエピソードがあるけれど
一回観劇した感想としては
どうも中途半端で
ヨーゼフは病弱なのは良いとして
結末は物語的に必要なのかな?
一応ネタバレ回避
ヨーゼフのエピソードって
そこまで多くなくて
兄弟としてハインドリヒに寄り添い
五人兄弟で過ごし
エリーゼをハインドリヒに紹介する
っていうくらい。
音楽の才能があって
繊細で病弱っていう設定はあるけどね。
その状態で病弱からのあの結末、
あのシーン。
悪いというわけじゃないけど…。
ヨーゼフに感情移入してるとか
ハインドリヒの(あるいは兄弟の)
ヨーゼフへの気持ちへ
感情移入している観客って
あんまりいないんじゃないかな?…たぶん
だから、事実が展開してるだけで
そこに感動とか悲しみが生まれないというか
悲しむ兄弟たちに共感できないんです…
別に楽しいとかじゃなくて
淡々とした気持ちという意味です。
もしかして兄弟たちの美しい喪服姿を
観てほしいっていう
プレゼントだったりする?
って思ってしまったり
…すいません、ふざけてません
そして、アントン…。
というかアントンのエピソード。
ちょっと後手後手というか…
三男ゲオルグが一番関わっているんですが
何故か単独なんですね…たぶん。
部下や上官は関わるけど?
そこはハインドリヒ、フランツとか
巻き込んでよ…と。
一応ハインドリヒに報告していたけど…
あの街での父の悪い噂も
ちょっと中途半端というか
あんまり印象つかないというか
父が故人だからかなぁ…
その噂ってそんなに問題?みたいな…
その噂があるとどうヤバいのか
あんまり伝わってこないというか…
だから余計にアーシャの話も入ってこなくて
なんとなく途中でアントンの結末は
予想できちゃうんだけど、
ラストがあんまり感動的じゃないという…
今書いていて思ったけど
すべてのエピソードが
それぞれほぼ単独なんです…
ハインドリヒとエリーゼの関係
フランツとディートリンデの関係
ゲオルグとアントンのエピソード
ランドルフとハインドリヒ
もちろんそこに関わる人が
ちらほらいるんですが
たとえばディートリンデの父フンボルト
エリーゼにはヨーゼフ
アントンにはアーシャ
あるいは鐵工所の人々
ただ、関わるけど物語は動かない…
だから縦割り行政並みに
横のつながりがないというか
感じられない…
だから、物語が淡々として感じて
全体として引き込まれない
話を戻すと
アントンの話を進行しているのは
ゲオルグですが、
重要なはずのアーシャが
重要な役割を演じない
開幕から出突っ張りなのに
何も話させてもらえず
最後の方にかろうじて明るみに??
アーシャが動かないと
このエピソードとしては
アントンに深みがでるわけもなくて。
若干、ダンスだけの印象に…
アントンだけじゃなくて
鐵工所の人々もだけど。
ゲオルグがアントンを
追及するわけでもないし…
ともかく物語が動いていかない印象。
詰め込みすぎというなら
ヨーゼフかアントンの話は
どちらかに絞って
エピソード増やしたり
関わりを持たせて繋げて
お話を膨らませて欲しかったな…
でも、二つだけなら多すぎでもないけど…
私がフランツ側を
よく観てるからっていうのもあるけど、
フランツとディートリンデは
唐突になりそうなもろもろを
上手く繋いでいたよねー
と…唐突だね…
でも上手くいったね…と…思った
フランツとディートリンデの部分が
特に唐突なのではなくて
全体的にいろいろね…
唐突感ありました
私は素人だからわからないけど
きっと、みなさんがこなれて
流れがさらに良くなれば
印象もかわるかな
また観劇するので
楽しみです
ミュージカル・ロマン
『Lilac(ライラック)の夢路』
-ドロイゼン家の誇り-
作・演出・振付/謝 珠栄
暑いくらいに天気が良かった日曜日
寒暖差がやはり激しくて
帰りはちょっと寒かったです
初舞台生の口上
緑の袴姿が素敵でした