今日は一気に冬に突入でしたね
寒くて困ります![]()
雪組は東京公演の舞台写真が
発売されましたね![]()
キャトルでやっと見ることができました
朝美さんは単独写りが7枚
CHの複数人写りも
表情が良くてついつい…![]()
早く観劇したい![]()
カフェブレイクに登場されて
関西は二週後…
早く見たいよー
さて、何故かお休みをとるタイミングが
別の理由もあって巡ってきて、
月組バウの配信を視聴しました![]()
観劇された方の作品評が
あんまり芳しくなかったし
お芝居というよりショーだったと
書かれている方も何人かいたので
あまり期待せずに視聴しました
でも、しっかり物語作品だなと
私は思いました
感想を少し。
ちょっと、おそらく感想が一般的でなく
かつ辛口な部分あります
ナチス、ユダヤ人、逃亡劇
それにピアニスト、ジャズ、芸術…
というテーマはこれまで
散々小説にも映画にも
作品にされていて
それらの有名作品に比べて
作り込みもないし、
今回の物語には目新しさはないですが
実際に体験者からお話を聞いて
脚本にされたそうですし
こんな感じかなって思いました
一個人の体験としては壮絶ですが
予想の範囲内というか…
流れに滞りもなく
要所要所で主要人物の背景なども
説明されていて
場面がドイツ→フランス→カナダ→アメリカ
と移っていくのも
フランス→カナダが一瞬どうやって??
と思いましたが、解決しましたし
特に問題はなかったです
ナチスの弾圧世界からの逃亡劇を土台に
ルーカスがさまざまな人に出会い
新しい世界にたどり着くまでを
レナーテの存在の大切さを
自覚する過程を絡めて描いた
って感じ。
ルーカス(風間 柚乃 )
逆に何故、こんなに風間さんに
(ジャズを?)
歌わせることにしたのかなと…
全く歌えないわけではないけれど…
ジャズは合わないのか
雰囲気が掴めてないというか…
そのせいもあるのか、特に一幕は
風間さんは肩に力が入りっぱなしに感じて
セリフの声の出し方も常にマックス
演技も足し算、足し算、足し算ってかんじ。
気合いが入っているんだなと
微笑ましくもありますが
他のメンバーのシーンになると
ホッとしました
二幕になると幾分力が抜けて
カナダの姉妹とのやり取り
フリードリヒとのやり取り
雪山のシーンから
レナーテへの想いと再会
素敵だなと思いました
ジャズではないけど
二幕で歌った歌は聴き心地が良かったです
レナーテ(きよら 羽龍 )
きよらさんも始まりは
ちょっと力が入っていて
オペラ?は微妙でしたが、
歌声が綺麗で
歌声に気持ちを乗せることもできていて
特に二幕の歌が好きかも
演技も緩急があり
レナーテの心の機微が伝わってきました
フィナーレはダンスも素敵でした![]()
ゾマー少尉/ユーディ(礼華 はる)
セレシュ/ウッディ(蘭 尚樹)
ゾマー少尉は
軍服がやはりお似合いでしたね
ゾマーはルーカスの音楽院仲間ですが、
ただの仲の悪かったいけすかない奴で
お話が終わるのか残念ですが、
冷徹さと迫力があり演技も良き![]()
一幕はそんなナチ野郎ですが、
二幕のユーディ&ウッディが和みました
素敵な役でセリフも良く
ふたりのデュエットも素敵
セルシュは子役ですが、
可愛くなりすぎず
自然な感じが良かったです
フリードリヒ(汝鳥 伶)
さすがというか
ガンガン演じているっていうところは
一切ないのに
話し始めると一気に
舞台の表現する世界の
空気感が生まれますね
フリードリヒが出てきたあたりから
周りもその空気に巻き込まれて
安定し、安心感を感じました
ツヴァイク(紫門 ゆりや)
出番は控えめでしたが
桜嵐記とは全然ちがう
ロイヤルで優しい雰囲気
落ち着いた先生でした
ルネ/ジャスティン(千海 華蘭)
ジョセフィン/ケイト(桃歌 雪 )
ひょうきんさもあるルネは
お手のものの半狂言回し
ジャスティンはカナダの兵士としての
恐ろしさが燃え立つようで
戦時中の話であることが実感されます
最後にルーカスを見送る言葉と
眼差しが印象的でした
一幕
ルネ&ジョセフィンのジャズの歌い始めが
ノリが良くて
艶のある歌声と雰囲気が良くて
一気にジャズの世界に引き込まれました
シュミッツ/看守ケリー (佳城 葵 )
印刷業のシュミッツ
人の良さそうな職人の雰囲気が和みます
セルシュとのバランスもよく
会話のテンポも良かった![]()
コールマン大佐/クラウス (朝霧 真)
厳しい雰囲気を纏ったコールマン大佐
騙されてしまうのですが、
レナーテを奥方と思って
敬意を持って接するところとか
渋く落ち着いた様子が素敵![]()
アラン/エミール(彩音 星凪 )
二幕で金網越しに
男女ペアがダンスをするのが
とても素敵なシーンでしたが、
エミールが一番目だったと思うのですが
素敵でした![]()
お相手は誰だったのかな
配信視聴はオペラで確認できないから
悲しい
フィル/ペーター(真弘 蓮)
母を人質に取られて
ナチス側のスパイになるフィル
ナチとの場面は
(月並みな感想ですが)
酷いなと思って可哀想でした
刺されて囮になって
別の方向へ去るシーンは
(演出的にも?)ちょっと微妙でしたが、
とても活躍されていましたね![]()
ピエール(一羽 萌瑠)
どんどん忘れていく私の記憶力なのですが、
一幕で下手で
ルーカスに対するセリフを
言ってから捌けていく場面がありましたね
一緒にいた娘役2人とともに
爽やかで和みました![]()
拍手が起きていましたが
この公演で退団されるのですね
シモーヌ/オリビア(羽音 みか)
ドロシー(一乃 凜)
オリビア&ドロシーの姉妹が可愛くて
演技も良かった![]()
オリビアはなんと
ルーカスに猟銃もぶっ放しますが
カナダの兵士も連合国として
ドイツと戦い
沢山の兵士が亡くなったのだな、とか
こうやって同じ国にいて
今まで親しく話していても
瞬時に憎しみが生まれて
国内も荒れたのだなと感じました
2人とも若草物語の姉妹みたいで
可愛かったな
それから、
一幕のフランスのショーの歌手が
一乃凛さんなのだとか
雰囲気もある素敵な歌声
聴き惚れました![]()
親衛隊隊員/カール(大楠 てら )
親衛隊隊員(槙 照斗)
親衛隊隊員/看守コーギー(一星 慧 )
親衛隊はスタイルが良くて
キビキビとした動きもキレがあり
ナチスっぽかったし
異様な怖さが出ていました
使われていたバックミュージックは
ドイツ語かな
ナチスに関係ある曲でしょうか
フォメーションが完全に揃ってばかりでなく
緩急があるところとか、
間に入れ込む掛け声も
絶妙に感じました
ちょっとおとぼけの
カナダの収容所の看守コーギー
キラキラして可愛らしかったですね![]()
正直に書いたので
冷たい感想になってるけれど…
とりあえず今は微妙だけど
風間さんにはジャズ系の雰囲気を
身につけて欲しいという
そして歌声ね
先生(劇団)の気持ちなのかな
なんといっても
まだ若手ですし![]()
バウ・ミュージカル
『LOVE AND ALL THAT JAZZ』
…ベルリンの冬、モントリオールの春…
作・演出/谷 正純
