今日は『銀ちゃんの恋』の大千穐楽
おめでとうございます
最後まで走り抜けられそうで良かった![]()
ところで…
観劇したいなぁ
でも、配信も平日だし無理っぽいな〜
と、ぶつぶつ言っておりましたが、
ご縁が降ってまいりまして
観劇してまいりました![]()
感謝
初レミゼのご縁が
泡と消えてしまった
後のご縁でした
仕方がないけれど
やっぱり公演中止は悲しみ
『銀ちゃんの恋』
楽しい舞台でした![]()
時代は古いままですが
話題になるものや事柄が
現代に近いものになっていて
雰囲気も幾分、今寄りな感じに
細かく変わっていましたね。
感覚的にも受け入れやすく
ポスターで感じた
新しさが舞台でも感じられて
馴染みの良い物語になっていました
映像の使われ方も進化していたのかな?
過去公演録画にくらべて
背景が舞台と馴染んで
見やすい気がしました
海辺のシーンとか雰囲気が好き。
映画撮影している映像が
頭上付近に設置された画面で見られるのも
面白いですね
わかりやすいし。
前からかな?
物語が映画とはかなり違うのかと
勝手に思っていましたが
大筋は一緒で
オチもピッタリではないけれど
ほぼ同じ感じですね
セリフも全く同じところも多くて
逆に驚きました
(録画みたことあるんじゃなかったのか
)
え、ヤスって死んじゃうんだっけ?
とびっくりしたりもしました
映画とはニュアンスが違ったので。
こんなご時世に
呑気ですが…
生で観劇できてよかった![]()
簡単に個別の印象を。
倉丘銀四郎(水美舞斗)
以前、武家の役をされているのを見て
似合うなーと思ったのですが、
劇中劇の土方歳三の姿も様になっていて、
破天荒な銀ちゃんの服装も
似合っていましたけど、
ひとつの舞台で二度美味しい![]()
刀の立ち回りが切れ味良くて
そのせいもあって
芝居用の大袈裟な見栄切りも
よりカッコ良く見えました![]()
“階段落ち”に子分たちが誰も手を挙げなくて
全員に蹴りを入れるシーンが
身体能力凄い〜
みんなの動きが面白い〜
ってなりました![]()
自己中で破天荒な銀ちゃんだけど
寂しさや心根の良いところが感じられて
本心が見え隠れすることで
感情移入できる部分があり
作品全体の新しさに合っていた気がします
小夏(星空美咲)
歌声が綺麗な下級生と思っていましたが
(歌は少なめですが、最後の方の歌声が素敵でした
)
小夏の演技で
一気に抜きん出たような印象
これからさらに良くなるでしょうけれど
演技が良かったです
泣き叫ぶ部分も多く
言葉が掻き消えてしまうこともありましたが
それでも耳を塞ぎたくなる
雑音にならなかったのは良かったし
前半の仇っぽさも
後半の昭和初期の雑誌に出てきそうな
妊婦さんの雰囲気と
今風の若者っぽさが合わさった感じが
良かったです
セリフの響き方
感情の乗り方が好きです
ビーチのシーン
朋子と話をする様子
ヤスのお母さんに謝る場面
あんなことすると
大袈裟だったり
うるさかったり
白々しかったりするのですが
それがなくて
泣ける姿でした
あと、ヤスの田舎で
街の人たちに紹介されるシーン
立っている姿
マイクで話しかける姿が
昔の若い女優の佇まいで
(昔の女優をよく知ってるわけじゃないけど)
不思議なオーラがありました
実は素化粧の星空さんは
そんなに好みのお顔ではないし、
スカステの印象は微妙だったんですが、
舞台に立つと変わりますね
なかなかヒロイン的役柄で
セリフが心に入ってくる方って
いないので
これから楽しみ
まぁ小夏はヒロインというには
濃い役ですが、
不思議なヒロイン感があったことにも
驚きました
ヤス(飛龍つかさ)
熱演でした
単純に熱を感じるのではなくて
フラットでありながら
内に迫ってくる感じ
小夏と銀ちゃんのやり取りを
裏で聞いてしまったあと
ふらっと前方に出てきたヤスの
かなしみとか
絶望とか
言い表せない真に迫る表情。
ヤスが心のバランスを崩していく
瞬間の空気が
心に迫ってきました
でも、田舎でみんなにスター扱いされた後
小夏とは反対に
役者魂から離れられない性を感じさせる
ヤスの、ただの男の
一筋縄ではない複雑さも
感じられて
一面的ではない所が魅力的でした
朋子(都姫ここ)
なんか痛い感じになりそうと
タカラヅカニュース映像を見て
思ったのですが、
銀ちゃんを悪気なく?振り回す
現代っ子が自然で
可愛らしかったです
くまちゃんのリュックが
似合っていましたね
銀ちゃんとの掛け合いも
息があっていて
楽しかったです![]()
橘(帆純まひろ)
今乗ってる人気俳優っていうのが
ぴったりでした
水美さんの銀ちゃんに揃えて?
橘もプライド高いイケメン俳優だけではない
人情味がありました
ヤスの母(京三紗)
思っていたより
クセのある母って感じでした
もっと素朴なイメージだったので。
でもさすがの存在感だなぁと感じました
監督(悠真倫)
記憶力が悪いので
もしかしたら過去公演でも
そうだったかもしれませんが…
監督が説明するともなく
いろいろ説明していて、
“階段落ち”のバカバカしさとか
時代の違いを感じても
『そっか…なるほど、
今じゃないし仕方ないよね』
って思う時が何回かあって、
そのことに凄いなーと思ってしまいました![]()
“階段落ち”に
違和感、違和感っばっかり言って
ごめんね、と観劇中に感じて、
当事者のように
舞台から直接説得された気分
助監督(希波らいと)
今の時代にも普通にいそうな
軽いADって感じ
スタイル良くて衣装が似合う
専務(航琉ひびき)
秘書(美風舞良)
2人のノリが幕開きから
ガツンと出てきます
面白枠で舞台上に
お笑いのリズムを作るべく
奮闘されてました
スポンサー(舞月なぎさ)
高圧的で認識のズレが際立つ
スポンサーを
濃すぎず笑いに寄せずに
ある意味あっさり演じている感じでした
でもそこに余計に
先生の風刺を感じたのですけど…
考えすぎかしら![]()
まぁいいんだけど…
笑えねー![]()
あ、舞月さん他
演技は普通に良かったです
チーママ/医者(真鳳つぐみ)
ゴージャスなロングソバージュに
ケバケバしい感じ
スナック『ししとう』は
京都木屋町にあるんですね…
なんとも言えないローカル感が
時代をかんじる
銀ちゃん:この店の名前はなんていうんだっ??
誰か:ししとう
銀ちゃん:…っんなこと聞いてねぇっ!
(ばきっどかっ
)
(セリフ間違えてます、ニュアンスで
)
『ししとう』が何故かシュール
何故かはわからないけど
シュールさに笑った
原作も『ししとう』なのかな?
真鳳さんは医者の方が
セリフが印象に残りました
ちょっと諦めた呆れた感じの
医者と看護師
トメ(峰果とわ)
ジミー(侑輝大弥)
マコト(翼杏寿)
銀ちゃんの取り巻きたち(子分?)
みんなキャラが濃くて楽し〜
この中でトメが一番普通っぽいのが
普通でない証拠
ジミーはナヨナヨとオカマっぽさと
今どきの?オシャレで軟派な若者風、
マコトはできすぎくんと
根暗男子風、
二面をつなぎ合わせた感じで
ステレオタイプじゃないのがよいよね
銀ちゃんのおごりで(のはずだった)
焼肉を食べるシーンが面白くて
あのモヤシ、偽物だよね?
とか思ったりしながら
笑っちゃいました![]()
玉美(糸月雪羽)
振り切ってましたね
上手かったけど、
ちょっとお笑いに寄りすぎて
もう少し普通よりでもよいのになぁとか。
先生のイメージなのかな
保険屋(龍季澪)
みんなに阻まれて
なかなか小夏からサインを貰えない![]()
印象に残りました
プレイ『銀ちゃんの恋』
~銀ちゃん、本日も反省の色なし~
-つかこうへい作「蒲田行進曲」より-
原作/つか こうへい
潤色・演出/石田 昌也
今日は金曜日![]()
週末になって早く観に行きたいけど
雪組大劇場あと6公演
大劇場で観れなくなるのがさみしいな