月組『桜嵐記』(2021)③【北朝】 | ラピュタをさがして

ラピュタをさがして

宝塚のこと。
気ままに。
自由に。

美園さくらちゃんが

腰を痛めているらしいとか…

早く良くなりますように

きっとムリしちゃうかもしれないけど

無理せず、

舞台に最後まで立てることを優先して

大千穐楽を無事迎えて欲しいです







さて、マイペースに感想をつづけますてへぺろ

今回は北朝の方々を。



高師直は知略に長けた武将で

弟の高師泰が自制しろと言うほどの

好色家


初日で登場した時に

専科のどなた?って普通に思いました

そしたら少し前に専科への異動が発表された

紫門ゆりあさんと知りまたまたびっくりびっくり

まだまだお若い雰囲気の紫門さんが

専科に異動されると聞いて

不思議な気もしたのですが

もう納得しかないですね

芝居ではいろんな役をされながら

ショーはキラキラ

これからもギャップにやられそうおねがい


高師直の好色さはもちろん

公家と対局にある武将の豪傑さもあって

作品を成立させていましたねニコニコ



そして、

侍る仲子に名子

ちょっと毒気のある仇花の雰囲気が

でていました

仲子の聡い雰囲気と

『名子は妬けますー…』の台詞が

耳に残っております



祝子も怯える夫人の姿が

痛々しかったです

ただ、脚本上かと思いますが

高師泰登場後

舞台上で他に話が移って

放置されている時間が微妙に長く

なかなか難しい役だなと感じました

(再び高師直に声をかけられるまで

ひたすら怯えていなければならない…

みたいな…手持ち無沙汰感…)



高師泰は実直で

高師直以上に冷徹なやり手っぽくて

ふたりのバランスも良い感じ

またまた蓮つかささんが着物姿が似合う

烏帽子を着けて高師直と共に

上手に控えた姿など

緊張感がビシビシ伝わって

(ほんとのところは分からないけれど)

武士の世界観が感じられますね



そして、下手側に対峙する

足利尊氏と花一揆

尊氏はどっしり落ち着いて

思慮深くしたたかな貫禄があって

年嵩を感じました


花一揆は美男子の集まりですねウインク

初日も饗庭氏直をはじめ

皆さま美しいなと思いましたが

結愛さんが饗庭とは思わずあせる

プログラムを見てびっくりびっくり


2回目観劇以降は

知って観ていたこともあるかもしれませんが

饗庭は声音が低く青年らしくなり

セリフがスパッと耳に残りました

そのせいか

さらに美しくカッコよくなり

存在感も増した気がしました



花一揆はみなさん娘役ということもあり

華やかで可愛らしかったです



にしても…

尊氏はなんだって美男ばかり集めたのにやり

ま、信長もだし、

昔からみんな美しいものが好きなのね








○高師直(紫門ゆりあ
○高師泰(蓮つかさ)
○仲子(白雪さち花)
○祝子(蘭世惠翔)

◯名子(晴音アキ)


○足利尊氏(風間柚乃)
○饗庭氏直(結愛かれん)
【花一揆】
藤堂紫(蘭世惠翔)

 情が熱い

桜田みやび(菜々花あり)

 損得勘定で動く、ちょこまか竣敏

水沢きりまる(羽音みか)

 短気、感情的だがクール、構えてからが竣敏