次男つまり僕の弟です。
弟は、小さい頃からわがままで頑固な子でした。
何をするにも自分の思うようにしかやらない
いわゆる、問題児でした。
とくに
小学1年生から5年生が大変でした。
1年生のときは、授業中落ち着けず1人で他の事をしていたりの日々が多かったそうです。
2年生のときは、1年生と同様で
でも、なぜか友達は、たくさんいました。
3年生では、耐え切れずに授業を急に抜け出し校庭に逃げ出したり
校舎内に隠れたりしてとても大変でした。
弟が抜け出すたんびに僕が呼ばれ、とてつもない恥ずかしさと怒りでいっぱいだったのを今でも覚えています。
4年生でも、まだ全然落ち着かず抜け出しの日々でした。
そして、僕が卒業して学校に身内が居なくなる
5年生のとき、弟には少し変化が見られるようになりました。
5年生の後半ごろもう落ち着いて授業を受けることができるようになっていたのです。
僕は、中学校に居たのですが
それを帰ってから聞いたときとてもとても嬉しかったです。
弟は、僕が居なくなったあと本を読むことにハマって夢中で読んでいたそうです。
だけど、やっぱり事件は起こりました。
「弟くんが友達のことを殴りました。」
先生から電話で聞いたとき僕は、疑問に思いました。
確かに弟は、ずーっと普通じゃなかった。
けど、人を殴ったり貶したりする子じゃなかったのです。
先生は、完璧に弟が悪いと言いますが
弟に事情を聞いてみると・・・
「他のクラスに一度も入ったことないのに、水槽の中の魚を殺したって嘘つかれた。」
と、言っていました。
僕は、悲しかった。
弟がこんな犯人扱いされるような扱いをされていたことを。
何より犯人だと言ったガキどもにムカついた。
けど、どうしようもない。
だから、とりあえず僕は姉に相談して
姉が学校に電話をかけてくれることになりました。
結局犯人は、見つからなかったらしいけど
まだ、何人かのガキは、弟のこと犯人だと思っているけど
弟を最初から最後まで信用してくれる友達も1、2人居ました。
今は、その2にとても感謝しています。
もし、味方が1人も居なかったら
次女のように不登校になってしまったからです。
だからこの場を借りてお礼を言いたいと思います。
弟を守ってくれてありがとう。
今、弟は小学校を卒業して中学校の入学準備をしています。
まだまだ落ち着かないし、わがままだけど
これから変わっていくのを僕は、ちゃんと悪いところは
思いっきり叱って、いいところは思いっきり褒めていきたいと思います。
エピソード9:次男