男性の料理で思い出したこと。 | とりあえず、歩いてみる。

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食べて美味しかったもの。買って嬉しかったもの。見て楽しかったもの。日々思ったことなど。

元夫は、料理が好きだったし、上手だった。

誕生日にイタリアンのコース料理を作ってくれた。

それよりも、「冷蔵庫に余っていた食材を適宜組み合わせてざっと作ってみた」的な料理がおいしかった。

彼が強く主張していたのは、「料理は片付けまでが料理!」

 

「家に着くまでが遠足です」と言う小学校の校長先生みたいなフレーズだが、料理を作るということだけではなく、料理しながら使い終わった調理器具も片付け、食べ終わったら食器も洗って拭いて片付けて、ゴミもきちんと捨てて、シンクも掃除して、料理する前の台所の状態に戻すまでが「料理」。

 

料理好きな男性は結構いるが、作って食べて後片付けを妻なりに丸投げする男は、「料理が好きなわけでも、上手なわけでもない」とのこと。「全てのプロセスを完了しないまま放置するのは、終わってる。仕事だったらちゃんと後片付けまでやるでしょ?」と。


 

たまたま読んだブログの記事。

でも、これが普通の男の人なんだろうなぁ。

ただ、「後片付けまでが料理。作って食べたら終わりではない!」ルールを適用したら、むやみと味見用のスプーンや皿を使うと面倒だとか、こぼしたりはねたりしたらすぐ対処しないと後が大変だとか身をもって知ることになるからよいかも(二度と作ってくれなくなるかもだけど)。

 

さて、そんな元夫と別れたのは、子どもができなかったり、子どもについての意見の相違が大きくなったり、そのうちに私が昇進して収入格差が大きくなったり、と諸々のギャップが生じて埋められなくなったから。

 

もう離婚して10年以上経っており、どこで何をしているのかさっぱり知る由もないが、当時の宣言通り、子どもの産める女性と再婚して、元気に育児を楽しんでいることを希望。

 

私は、それから英語の勉強に力を入れて、その結果、当時は考えられなかったインドネシア赴任も経験したし、今度はウズベキスタンに赴任することになった。

1人になって、物理的にも精神的にも凄く自由になって、自分のことに力を注げることになったので、結果として離婚して良かった。

(結婚生活自体は,それなりに楽しかったので、結婚したことも後悔してないけれどね)