読みきかせ【小学校2年生】(9月) | 水脈のブログ

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読みきかせ記録(絵本等の紹介)と、自分の心に生じた想いや、刻まれた記憶を思いつくままに綴っています。
当ブログ開設当初から好きだった東方神起やジェジュン、ユンジェに関して。そして、2021年以降は、防弾少年団(バンタン:BTS)のことに、思いを馳せることも。

2ヶ月ぶりの投稿になります💦


いろいろ思うところあって、

もうこのまま、

アメバへの投稿をやめようか……

と考えておりました。


が、先月、小学校から

「2学期から『お話タイム』(読みきかせ)を

再開します」との連絡をいただきました。

私のブログは、本来、

読みきかせの記録 

をメインに始めたものですから、

(寄り道、脇道、

別のテーマで綴ることも多かったですが…😅)

読みきかせが再開されたのなら、

ごちゃごちゃ悩まず、

記録は再開しようと

単純に結論した次第🙄



今週私が担当したのは、

2年生のクラスでした。

前回の「お話タイム」は

2021年7月でしたから、2年ぶりで、

この2年生児童にとっては、

学校での「読みきかせ」は

初体験ということになります。

学校から指定のテーマは無く、

選書は読み手の自由ということでしたが、

以前、15分間確保されていた時間は、

今年度は10分間と短くなりました。

2年生、初回、10分、9月

ということを考慮して私が選書したのは、

以下の2冊です。


『だごだご ころころ』

石黒渼子・梶山俊夫 再話

梶山俊夫 絵

(福音館書店)


『まどのむこうの やさいは なあに?』

荒井真紀 さく

〜こどものとも 年中向き 2022年7月号〜

(福音館書店)


『だごだご ころころ』の

「だご」とは「だんご」のことです。

再話者の石黒渼子(いしぐろなみこ)さんは、

富山市のお生まれで、

『富山の昔話』(桂書房)

という著書もありますので、

『だごだご ころころ』も

富山に伝わる昔話と思われます。


おばあさんが

蜘蛛の巣に引っかかった赤とんぼを

救い出したところからの

「赤とんぼ」の恩返し譚であり、

「赤とんぼはなぜ赤いか」の謂れ話

ともなっています。

「おばあさん」が、「鬼」に追われて

緊迫する場面もありますが、

最終的には、

優しくて働きものの

おじいさんとおばあさんが

福を授かるハッピーエンドのお話です。

おばあさんが

「鬼」がいる「異界」に足を踏み入れますが

無事自宅へ戻るという

「行って 帰る」という定番の物語。

低年齢の児童である聞き手にとっては

安心と安定が得られる話とも言えます。

また、赤とんぼが登場することや、

鬼のお祭り開催日が

満月の夜🌕であるらしい

ことなどから、私は9、10月に読むようにして

いるお話です。


「お話タイム」は初めての子どもたちでしたが、

最初からとても集中してくれて、

殊に、おばあさんが鬼に追いかけられる

シーンからは、

子どもたちが身を乗り出して

聴き入ってくれているのがよくわかりました。

ホッとひと息ついたところで、

少し時間があったので、


『まどのむこうの やさいはなあに?』

を読みました。

「読みました」と言っても、

この絵本には文章はありません。

表紙に丸い穴が空いていて、

次のページに描かれた

野菜の一部が見えるだけです。


緻密に、正確に描かれた絵は写真のようです。

作者の荒井真紀さんによると、

一枚の野菜の絵を描き上げるのに

約3週間かかるのだとか。

見えている部分はごく一部ですし、

子どもたちにわかるかなぁ…?

そもそも、

野菜そのもののの名前を知っているのかなぁ…

とちょっと心配でしたが、

杞憂でした。


トマト🍅やブロッコリー🥦、タケノコ

は即答でしたし、

難しいと思ったタマネギ🧅も正解。

ピーマン🫑、ソラマメ、カボチャは

どれも緑色で

(それでも、それぞれ異なる風合いの絵)

さすがに苦戦していましたが、

簡単な問題ばかりじゃなくて、

難しい出題もあるのがクイズのおもしろさ

ですよね😁

なお、同作者の姉妹編に

『まどのむこうの くだものなあに?』

(福音館書店)

もあります。