お彼岸も過ぎ、
秋の気配も次第に深まってきましたね。
9月も最終週、小学校で
今月2回目の「お話しタイム」がありました。
私が担当したのは、学習支援学級で、
読んだのは、以下の2冊です。
『こんとごん てんてんありなしのまき』
織田道代 ぶん 早川純子 え
(福音館書店)
『あしたの てんきは はれ?くもり?あめ?』
野坂勇作さく 根本順吉監修
(福音館書店)
学習支援学級は、
毎年その構成メンバーが変わるのですが、
今年は、ほとんどが1、2年生で、
男女比も8対2で男児が多い構成でした。
想像力を要する物語絵本は苦手らしい児童が
今年も在籍しているようでしたので、
福音館書店の
かがくのとも絵本シリーズから
低学年でも興味を持ってくれそうな
絵本2冊を選んでみました。
『こんとごん』は、
「てんてん(濁点)」のあり、なしで
文章の内容が異なってくる
という一種の言葉遊びの絵本です。
ちなみに、
表紙の絵を見てもわかるように、
「こん」も「ごん」も
「きつね」なのですが、
「ごん」だけ
耳の先端が黒く描かれています。
身体についた「てんてん」のようにね。
こん と ごん
にているけれど
ちょっとちがう
こん は
こんこん とん
とん
とん
ごん は
ごんごん どん
どん
どん
冒頭、登場した
「こん」と「ごん」が、それぞれに
ドアを開けようとしている場面です。
以下、
同様に見開きのページ左右に
「こん」と「ごん」とが対比されて
ストーリーが展開していきます。
そもそも、
あるひらがなに、
「てんてん(濁点)」
あるいは、「まる(半濁音)」をつけると、
発音が異なる別の文字となる…
そんな文字を使用する
日本語の言葉は、
なかなかユニークな文字表記ではないか
と思います。
濁点がつくことで
元の文字と異なる文字になる表記方法は、
英語のアルファベットにも、
中国の漢字にも、
韓国語のハングルにも
見当たりません。
世界的にも珍しいのではないかと思います。
(ドイツ語の ¨ (ウムラウト)
がちょっと近い?)
そして、
濁点があるかないかで、
発音が異なるだけでなく、
まったく意味が異なってくる
単語を構成できる点も
おもしろいところでしょう。
本書の中にもいろいろと登場しています。
たいや(タイヤ)🛞 と だいや(ダイヤ)💎
いか(烏賊)🦑 と いが(毬)
ほん(本) と ぼん(盆)
こま(独楽) と ごま(胡麻)
オノマトペも多いですね。
しーっ と じーっ
からんころん と がらんごろん
ころころ と ごろごろ
日本人ならこの表現、
微妙なニュアンスの違いも、
特別説明しなくてもわかるのではないでしょうか。
ストーリー自体には
特に深い意味はありませんが、
まぁ、あまり深く考えなくても、
絵本を楽しんでくれれば
良し👍 ですね。
関東では、今月長雨が続いているようですが、
基本的には、
秋のお天気は変わりやすい
のではないでしょうか。
こちら山陰も、照ったり☀️降ったり☔️
しています。
秋は、運動会や遠足等、
お天気が気になる学校行事も多いですし。
というわけで、
もう一冊は
『あしたの てんきは
はれ?くもり?あめ?』を。
作者の野坂勇作さんは、
鳥取県米子市在住の方で、
子ども達にも馴染みのある山、
大山(だいせん) が本書にも描かれている
という点も選書した理由の一つです。
大山
お天気の予測にまつわることわざとして、
ゆうやけは はれ(夕焼けは晴れ)
とか、
おつきさんが かさを かぶると くもり
(お月さんが暈を被ると曇り)
等、私自身、子どものころから耳にしてきた
記憶があるのですが、
天気予報の精度も進み、
なんでもAIが応えてくれる
現代の子どもたちはどうでしょうか?
今回のクラスでは、
「(お月さんの暈を)見たことある!」
と言ってくれた児童もいましたが、
ことわざを知っているところまでには至らず、
残念ながら
ちょっと反応が鈍かったように感じました。
それでも、いつかまた、
大山に笠雲がかかっているのを
見ることがあったら、
かさぐもは かぜと あめ(笠雲は風と雨)
を思い出してくれるといいなぁ
と思っています。
今日の夕焼け
明日も晴れそうです。





