1ヶ月ぶりの「お話しタイム」での読みきかせ。
季節も移り、夏休みも間近ですね☀️
小学校の玄関横にずらりと並んだ朝顔の鉢には、
いくつも花が咲いていました。
この朝顔を育てている1年生のクラスが
今回の私の担当でした。
それこそ「アサガオ」の絵本にしようかと
考えていましたが、
「アサガオ」に関する市立図書館の絵本が
教室前の廊下に並べられていたので、
各自読んでいるんだろうなと思い、
今回はパス🙅♀️
以下の2冊を読みました。
『うまれたよ!アゲハ』
写真 安田守 構成・文 小杉みのり
(岩崎書店)
『なつ なつ なつ』
のさか ゆうさく (福音館書店)
『うまれたよ!アゲハ』は、
サブタイトルに
「よみきかせ いきもの しゃしんえほん 11」
とあるように、
読みきかせを意識して作られた
全20巻の絵本シリーズです。
この11 は、
サンショウの葉に産みつけられた
アゲハチョウの卵から、
孵化した幼虫が、
脱皮を繰り返して、
少しずつ大きくなり、
サナギの姿を経て、
羽化し、蝶の姿となるまでの
観察記録です。
私自身、今まで、
アゲハやキアゲハ、
アオスジアゲハ等の幼虫を見つけては、
チョウに羽化するまで、
飼育してみたことがありますが、
黒っぽい小さな4齢幼虫が
鮮やかな緑色の大きな5齢幼虫に、変わる不思議、
なにより、
サナギの姿から、
全く姿形の異なる成虫に変態する
魔術のような不思議は、
何度見ても、ワクワクします😆
アゲハは、サンショウやカラタチ、ミカン、
キアゲハなら、ニンジンやパセリ、
そしてアオスジアゲハは、クスノキ と、
種別によって、決まった食性であることも、
合理的というか、
進化の成せる業、自然の力の偉大さを感じます。
アゲハチョウは、今に時期に、
この近辺でもよく姿を見かける
身近なチョウです。
もうすぐ夏休みですし、
単に絵本で知識として知るだけでなく、
子どもたちも、
もし卵や幼虫を見つけたら、
実際に飼育し、観察して、何かを感じてくれたら…
そんな興味のきっかけに
なってくれることを願って選書しました。
「よみきかせ」と
銘打っているだけあって、
美しい写真の数々は大きく、鮮明で、
遠目が利きます。
文字も読みやすい大きさで、
かつ、各ページの背景となる色によって、
黒抜きの活字と白抜きの活字が使い分けてあって、
読み手にとっても見えやすく、
ありがたい絵本です。
文章自体はそれほど長くないので、
個々のページをゆっくり見せても、
5分程度あれば、読み終えられると思います。
ただ、
絵本としてはやや大判で重いので、
しっかりと支えて、ページをめくるように
注意が必要です。
もう1冊の
『なつ なつ なつ』は、
福音館書店の月刊誌
こどものとも 年少版
2003年8月号 です。
紙版画の手法で
表紙に描かれているのは
大きな太陽と、
麦わら帽子をかぶった
子どもの横顔。
表紙をめくって最初のページには、
その子どもが浮き輪を持って、
家からどこかへ向かう様子が描かれています。
そして、ページをめくると、
今度は見開きページで、
砂浜と海が描かれています。
太陽が輝き、水平線には、
もくもくと、湧き上がる雲。
先程の子どもでしょうか、
浮き輪をつけ、
お母さんらしき人に手を引かれ、
浅瀬で泳ぎの練習をしているようです。
砂浜には、麦わら帽子と、
1本の綱が…。
書かれている文章は、
おひさま じりじり あつい なつ
なつ なつ なつ な つ
な つ な つ な つな つな
つなを つかんでる……
ここで、ページをめくります。
先程の浜辺にあった綱の
反対側の端ををつかんでる鷹と
自分の肩を指さしている女の子の絵。
そして、このページの文章は、
たか たか たか た か
た か た か かた
かたに とまってる……
つまり、
二文字の単語を何度も繰り返しているうちに、
語頭と語尾が入れ替わり、
別の単語となり、
なつ → つな
たか → かた
次のページへと続いていく
という言葉遊びの本です。
言葉遊びながら、
選ばれている単語と絵は、
ストーリー展開としても不自然さはなく、
最後は、
出かけた家にちゃんと帰ってくる
行きてし 帰る
という物語絵本の基本の形も守られています。
この繰り返し言葉の
「法則」に途中で気づいた子どもたちは、
私が繰り返しの言葉を言うのに合わせて、
一緒に、言葉を唱和してくれました。
なお、折り込み付録の
「作者のことば」によると、
なぜこの作品が「なつ なつ なつ」
から始まったのかと言えば、
その昔、石川優子とチャゲのデュオでヒットした
ポップス『ふたりの愛ランド』のサビ
「なつ なつ なつ なつココナッツ」から
拝借した次第
なのだそうです。




