XV | 水脈のブログ

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読みきかせ記録(絵本等の紹介)と、自分の心に生じた想いや、刻まれた記憶を思いつくままに綴っています。
当ブログ開設当初から好きだった東方神起やジェジュン、ユンジェに関して。そして、2021年以降は、防弾少年団(バンタン:BTS)のことに、思いを馳せることも。

東方神起のアルバム『XV』
オリコンデイリーに続き、
ウィークリーでの1位獲得
おめでとうございます❗️ 🎉




我が家にも、先週届きました。
J-JUN
『Love Covers』と入れ替え、車の中では、
『XV』をずっと聴いています。

日本デビュー15周年にかけて、
「15」をローマ数字で表した「XV」
収録されている楽曲も、表記は、全15曲ですね。
(でも、サプライズとして、
韓国のアルバムに収録されていた
「Truth」日本語版が1曲加えられていて、
実は16曲)

さて、以下は、例によって、
音楽に関して、
なんら詳しい知識を持ち合わせていない私の
単に個人的な感想です。
日本語のアルバム ということで、
主に詞に重点を置いて、順不同に、
つぶやいています。
お暇があれば、お付き合いくださいね。


前回アルバム『Tomorrow』が、
様々な楽曲を含有しつつ、
全体的には、
1曲目の「Make A Change」
“光を受けての 輝かしい出航” に象徴されるような
明るい、肯定的なイメージの詞が多いアルバム
という印象だったのに対し、
今回の『XV』は、
意図的なのか、
現在の世相(日韓情勢?)を反映してなのか、
先日の、『うたコン』で披露された
11.「Guilty」
にも象徴されているように、
本当にカッコいいダンス、
メロディーやリズム、アレンジもイケてるけど、
こと歌詞に関しては、
重く、暗い詞やタイトル、オンパレードですね。
(ちなみに
「Guilty」は 「有罪の」という意味ですよね。
「君」に裏切られ、
罪を犯した「君」を許せないと思いつつ、それでも、
やり直したいと思っている「僕」の葛藤…
「裏切られて、傷ついた にもかかわらず、
まだ 君を愛してる」は、
「Why」や「Catch Me」から続く、
東方神起が歌う不変のテーマ なのでしょうか。)

バラード曲も、せつなく、哀しいですね。
山本加津彦さんの
14.「雪降るバラード」
美しい曲ですが、

いつまでも
このままであって
この手を離さないで

と「永遠」を歌っているはずなのに、
「儚さ」を感じるのは、
「雪」という消えてしまう事象に
例えられているからか、
「消えないで」「離さないで」という
肯定形ではなく、
否定形を使用した表現のため、
消えてしまうかも…
離れてしまうかも…
という不安を、却って、
強調してしまっているから でしょうか。

二人とファンとの絆の永遠を願う曲として、
エンドロールで流れると、しっくりくるかしら…?
それとも、
冬の「雪」と同様
儚さの象徴とも言える
夏の「ホタル」で表現されたもう一曲のバラード
09.ホタルの涙  と共に、
「タケノコ」の上で、二人向き合って、
切々と歌われるのでしょうか?
(今回、秋〜冬のツアーですが、
夏の「ホタル」になぞらえた歌、
 好きだよ 好きだよ まだ〜
と、絶唱してくれるかしら 🎶)

08.Everyday も、
優しく、軽やかな曲ですし、

Love you love you Love you love you Everyday 

と繰り返す
幸せで、甘〜い恋の歌 という印象を
もっと受けてもいいはずだと思うのですが、
「わがまま」で「不機嫌」な「君」と
「Dangerous」な「僕」が

頼り合って生きていこう

という言葉のせいか、
なんとなく、
不安定で、頼りなく、
Happy感が、ちょっと薄れてしまう
ような気がしているのは、私だけかな?

04.Six in the morning 
こちらも、
明るい朝の情景を歌っているのに、
少々、寂しく感じるのは、

進む道は違う 生きる世界も違う

という、諦観を漂わせた詞のせいでしょう。

15.Pay it forward 
この曲は、明るい詞、
未来への希望を歌った曲のようですが、
それでも、

Just a little bit 

と、控えめですよね。

すぐに動き始めて、大きく変わる なんて
現実は、そんなに甘くない
でも、
ひとりから ふたりから
少しずつ 少しずつ ね。
ユノとチャンミンの二人も、歳を重ね、
大人の苦みを知っています。

そんな中にあって、
変わらず前向きな詞の曲は、
おなじみ、
H.U.Bさんの
10.「Crimson Saga」
いかにも、現在の東方神起らしい
「buddy (相棒)」と共に、
傷を越えた絆で 共に戦
前を切り拓いて生きよう
という力強く壮大な曲。
なんたって
「紅の勇者伝説」ですからね。😏

Phoenix(不死鳥) をバックに、
赤き衣の二人の勇者が、世界を救う…的な
大仰な映像が、
ライブステージに映し出されないことを、
個人的には、密かに祈ってます。
(なんか、気恥ずかしくなってしまうので。
『Tomorrowコン』では、
それまでの趣向と異なり、
義賊らしいユノとチャンミンが、
宅配便の配達員に身をやつし、
一軒の家庭に荷物を届ける という
英雄(ヒーロー)には違いないけれど、
日常生活に、やや近づいた映像だったことが、
新鮮で、ホッとできました。)

重さ、暗さを中和してくれそうな
軽快でPOPな曲、
01.「Hello」
03.「Hot Sauce」
05.「Hot Hot Hot」は、
いずれも、「Sweat」の路線を継承して、
刹那的な快楽や、欲望を満たす
を歌っている曲ですね。

「若くて、純粋無垢で、健全なアイドル」
というくくりではなく、
世の中の表裏を知り尽くした
「セクシーな大人の男」を
主張しているのでしょうか?

暗く、重い歌詞ではなく、
軽い「ひと夏の恋」を
歌っているのかもしれないけれど、
10代や20代じゃあるまいし、
ちょっと、刹那的に過ぎて、
大人の男の「思慮深さ」や「責任感」に欠ける
のでは… という気はしていますが 😅
でも、
「Hello」の曲調は、好きですし、
今の世にこそ、大きな声で叫びたいのは、
やはり、
争うよりも愛そうぜ
でしょう 👍

02.「Manipulate」
06.「Master」
どちらも、ダンス曲でしょう。
詞的には、
芸能界、あるいは、
社会を風刺したような内容の曲。
これら2曲だけでなく、
東方神起の曲、全てに通じることですが、
CDで、歌だけを聴くのと、
ライブステージで、
ダンスも一緒に見るのとでは、
きっと異なる印象になるのでしょうね。

13.「Jealous」は、
『Tomorrowコン』時に、
「Trigger」と並んで、大好きだった曲ですし、
サプライズの
「Truth」も、
今回のアルバムに収録されていて、
うれしいです😆

今回の『XV』の中で、私のお気に入りは、
中村月子さんが手掛けられた
07.「目隠し」
です。

心まで目隠しをして
とか、
暗闇だから見える世界へ
という表現、クールでカッコいいですよね。
曲調も、一度聞いたら、クセになる というか、
懐かしいような気もするし、
なぜか頭にこびりついて、
忘れられないメロディーですね。

でも、二人が上手く歌ってるから、
カッコよく聞こえるけれど、
いざ、歌え と言われると、
文章や語彙がどこで切っていいのかわかりづらく、
とても難しい曲だと思います。

同じく、
中村月子さん作詞の
12.「ミラーズ」
も、良いですよね。
ドラマで使用されていた時から、
サスペンスの雰囲気、
ヒリヒリするような不安感を煽り立てるような詞が、
ドラマにぴったりだと思って
ゾクゾクしながら聴いていました。

クライマックスでの
チャンミンの高音シャウトを
聴かせるためのような曲 
という気がするくらい
チャンミンが目立っていますが、
呪文のように、
呟くように、繰り返されている
ユノの歌声も、実は捨てがたく思っています。

ユノの歌声と言えば、
以前は、
特に日本語で歌う場合は、
喉が開いていない発声方法なのでは?
と感じた時期があって、
もどかしいような思いもしていましたが、
今回のアルバムでは、
そんなもどかしさは、全く感じられなくて、
本当に上手くなったなぁ と思っています。
(上から目線で ごめんなさい🙏 💦)


どんなステージパフォーマンスを見せてくれるのか、
CDで聴いた時よりも、
ライブでは、いつだって、
さらに、何倍もの魅力がプラスされ
私たちの前に現れてくれる東方神起。
ツアーの開始が待ち遠しいです。


【 蛇足】
今回、来日するにあたって、
ユノさんが、金浦空港出国に際して
被っていた帽子が
韓国の慰安婦支援も行なっている会社の製品
ということが問題視され、
「ユノは、反日!?」と騒がれ、
モヤっている方々がいらっしゃるようですね。


詳細については、
まりこさんのブログ
「東方の神が起き上がる瞬間」


をご覧くださいませ。

どうして、騒ぎになるのか、不思議で、私には
ちょっと理解できませんでした。

ユノさんが、どんな意図で、
このキャップを被っていたのか、
それは本人でないのでわかりません。
でも、私は、こんなことで、
ユノさんを嫌いになったりはしないし、
もちろん、ファンをやめたりもしません。
ライブツアーも、当然参戦するつもりでいます。

元々、反韓・嫌韓思想の方達で、
騒いでいらっしゃる方々は、
どんな些細なことでも、「反日」に結びつけ、
「許せない💢」と他者を攻撃したいのでしょう。
最初から、攻撃する気満々の方々とは、
論んじても、意見はかみ合わず、
理解してもらえない気がするので、
しかたありません。
勝手に騒げばいいでしょう。

一方、ファンだった方で、
モヤってしまった方。
ユノさんのことが
信じられなくなったのなら、
好きでなくなったのなら、
嫌いになったのなら、
騒ぎ立てず、
静かに、ファンをやめて、離れればいい。
ただそれだけのこと ではないでしょうか。