というのは、買い物、通勤等で
車を運転しなければならない身には
ありがたいです。
放射冷却で冷え込み、
一面真っ白な霜が降りた今朝、
大阪行きのバスに乗車しました。
平野部にも雪はありませんが、
途中の山間部にも、
いつ積もったのかもわからない雪が
道路際に、申し訳なさそうに残っている程度
だったのには、
逆に、ちょっとびっくりでした。
バスの中で、車中の徒然に、
『ねこのほそみち』 堀本裕樹 ねこまき (さくら舎)
を読んでいるところです。
ねこのほそみち ―春夏秋冬にゃー 1,262円 Amazon |
猫を詠んだ俳句を
俳人の堀本裕樹さんが選び、解説を書き、
さらにそれぞれの句に、
ねこまきさんが漫画を描かれている
コラボレーション作品です。
2014年5月2日〜2016年2月26日に
連載されていたものに、
加筆・訂正し、再構成された作品とのこと。
選ばれている句は、
江戸時代のものから現代俳句まで様々。
例えば、
内のチョマが隣のタマを待つ夜かな 正岡子規
明治の俳人、正岡子規の作品。
季語が無い句なのですが、
解説によると
猫を指す方言「チョマ」が隣の「タマ」を待つ
猫のデートを連想させるので、
この句は春の季語「猫の恋」を
暗示していることから春の句
とされているのだそうです。
この句の漫画では、
飼い主さんなのでしょう、
「うちの娘に 何か用かね?」
と腕を組み仁王立ちするお父さんと、
汗を流しているタマの図に、
思わず、クスリとします。
恋…誰が誰を待つ夜?
猫もまた。
寒月や猫の夜会の港町 大屋達治
今宵の宴をもじって詠むなら、さしずめ、
寒月やトンの夜会の商都大阪 水脈
というところかな。
バスは、ひた走ります 🚌💨