読みきかせ[小学校]1年生(1月) | 水脈のブログ

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読みきかせ記録(絵本等の紹介)と、自分の心に生じた想いや、刻まれた記憶を思いつくままに綴っています。
当ブログ開設当初から好きだった東方神起やジェジュン、ユンジェに関して。そして、2021年以降は、防弾少年団(バンタン:BTS)のことに、思いを馳せることも。

空気が冷たくて、乾燥しているこの時期、
読みきかせに行く時は、

風邪をひいていなくても、“マスク”と、

滑り止めの“指サック”は、必需品です。

指も、乾燥して、

ページがめくりにくいですからね。

(若い人は、保湿力が高くて、

 その限りではないらしいけれど…σ(^_^;)


1月も残りわずかとなり、

「節分」も近い というわけで、「鬼」が登場する話です。


『まゆとおに』 富安陽子 文 降矢なな 絵 (福音館書店)


「おに」ではなく、やまんばの娘「まゆ」が主役です。

「やまんばのむすめ まゆのおはなし」は、

福音館書店の月刊誌「こどものとも」に登場してから、

その後も、 『まゆとブカブカブー』、『まゆとりゅう』、『まゆとうりんこ』 と

シリーズ化されています。

これらは、絵本ですが、

そもそも、「まゆ」は、

作者の富安陽子さんが、まだ大学生だった頃に書き始められたという

『やまんば山のモッコたち』というお話に登場したのが、

初出のようです。

(この 『やまんば山のモッコたち』 も、同じく降矢さんの挿絵で、

 単行本として、福音館書店から、出版されています。)


「まゆ」を食べてやろう と思った「おに」… ((>д<))

他人を疑うこと(怖いもの)を知らない「まゆ」が、

素直に鬼について行ってしまうくだりは、

「知らない人に、ついていってはいけません!」と

思わず、言いたくなるようなシーンではありますが、

「まゆ」は、ただの“カワイイ女の子”では、ありませんからね。


降矢さんの絵が、登場人物とお話の雰囲気にぴったりで、

特に、「おに」のクルクル変わる表情がとても、楽しいデス。

「まゆ」を心配してか、ずっとついて行って、

そばで見守っている「きつね」もいいし、

「まゆ」のお母さんが、

これまた、怪力の持ち主で、慌てず、動じず、カッコイイ!(o^-')b

(もちろん山姥だけど、おばあさんではありません)


富安さんの文章は、とても読みやすいので、

絵本も、単行本も両方とも、読んでみてくださいね。


まゆとおに―やまんばのむすめ まゆのおはなし (こどものとも傑作集)/富安 陽子
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やまんば山のモッコたち (福音館創作童話シリーズ)/富安 陽子
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まゆとりゅう―やまんばのむすめ まゆのおはなし (こどものとも絵本)/富安 陽子
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まゆとうりんこ やまんばのむすめまゆのおはなし (こどものとも絵本)/富安 陽子
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『おもちのきもち』 かがくい ひろし (講談社)


こちらは、「おに」は登場しません。

とりあえず、まだ1月中なので、「おもち」のお話もOKかな…と思って。


今月の図書館での

乳幼児へのよみきかせ(『おしくら・まんじゅう』)でもとりあげた

かがくい ひろし(加岳井 広)さんの作品です。

絵本作家としてのデビュー作となった記念すべき作品。


おもしろいです!

奇想天外なストーリーといい、

とぼけた味わいの絵といい、

好きです!!


おもちのきもち (講談社の創作絵本)/加岳井 広
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