それいけ、卵卵、脚本家 -31ページ目

それいけ、卵卵、脚本家

昼はサラリーマン。夜と週末を使い、せっせと脚本を書いているわたしの日常、非日常です。

ジェネオン エンタテインメント
シェエラザード 海底に眠る永遠の愛

近年、軍服姿が多い反町隆史ですが、「シェエラザ-ド」では陸軍参謀将校の役でした。


軍人役についていろんな意見があるかと思われますが、あまり「貴様」とか「おそれおおくも大元帥閣下にあらせられましては」とかバネ仕掛けの人形みたいな軍人ばかりだと、物語が成立しずらいので、いろんなタイプがあっても良いのではないでしょうか。


ただ、アメリカなどの映画のように、役者さんにある程度の軍事訓練を役者にしてもらうのは必要だと思います。それらしく見えますから。


特命をおびた元豪華客船、今、赤十字船弥勒丸の過去とその引き上げに関する物語です。

時間経過がパッパッと切り替わります。


主役は反町隆史と現代の金融屋、仲村トオルです。


しかし、ハイビジョンの割りに安いゲームソフトみたいなCGでできた弥勒丸はいただけません。

全部、実船か円谷の模型の方がまだましで、これでかなり魅力が半減しました。


他はベテランの長塚京三さんや脇をだいぶ固めてあるので、見ごたえはあります。


南方が出てくるので、時期的に「ジパング」を連想させました。


弥勒丸のベースとなった、阿波丸事件 ですが、中国が昔から引き上げを 何回か考えていたようです。

理由は中国から奪取した北京原人の骨が積まれた可能性があるとのことです。


撃沈から今日まで謎の多い船にふさわしい謎に満ちた作品です。



ロバート ベア, Robert Baer, 佐々田 雅子
CIAは何をしていた?

タイトルから察するにてっきりジョージ・クルーニーがおカマを掘られるSM映画だとずっと思っていました。


シリアナ 』邦題は『尻穴』。かなりやばいタイトルです。


SMシーンは確かにありました。ジョージクルーニーがイスラムゲリラに爪をはがされ、殴られ、蹴られ、歓喜の表情を浮かべているシーンが…。


役つくりのために14キロ近く太った彼を観ているとある記録映画を思い出します。


ベトナム戦争でサイゴンが陥落し、軍用機が離陸しようとしています。タラップには亡命希望の南ベトナム人がへばりついています。CIAの職員が引き剥がそうと拳銃で殴りつけています。

 

 まだ離そうとしないので、職員はナイフを取り出しました。ナイフで何事か始めました。

使う目的は一つですね。

その彼も腹が突き出たデブでした。

CIAの採用基準にデブである事は必須のようでした。


で、話を戻します。

『尻穴』いや『シリアナ』ですがこのタイトルには重要な意味があったのです。


中東のケツを掘りまくり、そこからほとばしる油田を根こそ自分の国の物にしようとするアメリカ石油企業の陰謀を暴いているのです。


スティーブン・ギャガンがそこまで予期しなかった、タイトルの深い意味があります。


クリス・クーパー、最近わたしが観る映画によく出ています。

この人が出ると妙にしまります。


そして、マット・デイモンが一番、運が良かったと思います。


アメリカが国益を追求する国であるからこそ、こういう映画が作れると思いますが、

日本の国益を追求するとどういう映画ができるのでしょうか?

たぶん、他のどの国でも成立する話だと思います。


アメリカだけが特別、汚い国だとは思いません。

綺麗な面と汚い面が表裏一体なのが国家だと思いますから。

百田 光雄
父・力道山―初めて明かす父の実像、父への愛

ちょうど三丁目の夕日の世代の英雄です。


「空手チョップ」でアメリカ人を叩きのめし、日本の英雄となった、レスラー、力道山 の映画が公開されています。ヒーローであると同時に自分の力を過信した現実の粗暴な面のある力道山 の人生をどう描いているか、興味ある映画です。彼は国籍は日本ですが、生まれは朝鮮なので、金正日は『祖国の英雄』と言っていますが、彼は日本人として生きていたので、厳密にはどうなのでしょう。


でも、一人の男として彼の破天荒な生き様に引かれる人も多いのもまた事実です。


ビデオメーカー
東京大学物語「函館向陽高校編」

江川達也 さん原作の『東京大学物語』が御本人、監督の実写版で現在公開されています。

映画化は昔からの悲願のようで、その思いが報われたところでしょう。


主演は水野遥役は、


ハピネット・ピクチャーズ
Final Beauty「三津谷葉子」

三津谷葉子 さん。

イメージにはかなり近いかと思います。


村上直樹役は、田中圭 君。


まだこれからの人で、百夜行に出ている人、といえばわかるかと思います。


制作がソフト・オン・デマンド です。

これからは、アダルトメーカーも映画制作をどんどんおこなう時代になると思います。

いろんな業種で活性化されれば一番です。

もちろん、映画の基本を押さえた上でのことでしょうが。






パラダイスナウ


本年度のアカデミー賞の候補に上がっているのがアブ・アサド監督の「パラダイスナウ」です。イスラエル軍占領下にあるヨルダン川西岸の都市ナブルスで平凡に暮すパレスチナ人青年、カレドとサイドの2人はあることをきっかけに自爆テロの実行犯となります。


オチを言うとおもしろくないかもしれませんが、この2人はテロをやめてしまいます。


あくまで、実行犯サイドから見た自爆テロの実態を鋭く突いています。


ニュースでも自爆をやめた人達のインタビューが出ていますが、ブッシュ大統領がいうように、彼らは本当に狂信的なのか。


おおいに疑問符を投げかけてくれる映画です。


アップリンク で公開という噂もありますが、ぜひ公開してほしい映画です。


追加。

確認が取れまして、年内公開予定だそうです。期待します。


折口 信夫
死者の書・身毒丸

川本喜八郎さんといえば、日本有数の人形美術家であると同時にアニメーション監督でもある方です。


ジェネオン エンタテインメント
川本喜八郎作品集
アミューズソフトエンタテインメント
NHK人形劇クロニクルシリーズVol.8 平家物語 川本喜八郎の世界
紀伊國屋書店
連句アニメーション 冬の日

一般にもっともなじみがあるのがNHKで上演されていた『三国志』です。


古来から伝わる日本人形をさらに現代風にアレンジした作風は多くの人形ファンを魅了してやみません。


そんな川本喜八郎 さんの大作「死者の書 」が岩波ホールで公開されています。


8世紀なかば、奈良の都、大貴族、藤原南家の姫、郎女は二上山の上に荘厳な俤人(おもかげびと)の姿を見て、千部写経を発願します。一年後写経を終えた二上山のふもとにある女人禁制の当麻寺にたどり着き、そこで彷徨い続けている大津皇子の魂と出会い、皇子の人柄に惹かれた郎女は魂を静めようとします。


いささか雅なお話ですが、人形のアニメーションに関心がある方も純粋に楽しめると思います。


あくまでわたしの仮説ですが、当麻寺で極楽浄土の布を織る、とありますが、布は確か麻を使っているので、もしかしたら大麻パーティーが古来、開かれていたのではないかと思います。

それでしたら、ただでさえ怪しい極楽浄土という言葉の深い意味が判る気がしますが、、、。






 

アーロン・J. クライン, Aaron J. Klein, 富永 和子
ミュンヘン―黒い九月事件の真実

「ミュンヘン」は前、観にいった「フライトプラン」
と比較すると、煩いバカップルもいなくて、とても良かったです。

上映中、シーンと水を打ったように静まりかえっていました。

世界中からモサドのメンバーがミュンヘンテロの報復用に集められてくるのですが、大半がただの普通の人なのが笑えます。暗い話なのですが、その庶民性が笑いにつながります。


役者もほとんどEUの人達でアメリカ人はほとんど出ていません。

演出上の事もあると思いますが、内容でアメリカの俳優協会が参加を渋ったのかとも邪推してしまいます。


東欧のロケ地も良かったです。

本当に余計なものが映り込むのを除去する作業は大変でしょうね。

ヨーロッパでも古い町並みを探すのが大変なのがよく判ります。


主人公がイスラエルよりアメリカを選んだのは、スピルバーグ自身の答えなのかもしれません。

小川 洋子
博士の愛した数式

いや、意外におもしろかったです。

『博士の愛した数式』

原作とは違う面もあるようですが、登場人物の間が絶妙でした。

寺尾聡が同じことを言って同じ動作をして、違う展開が積み重ねられるのを見ていると、昔のこの映画を思い出しますが。

バンダイビジュアル
タイム・リープ TIME LEAP

『博士の愛した数式』は記憶の中のタイムトラベルの話なのでしょう。

(今関あきよし監督、その後、どうなったのでしょう?)


寺尾聡の数学者が周囲からバカにされず、むしろ尊敬されるのは、基本的に人に対するやさしさがあるからだと思います。人を馬鹿にするのはとても簡単なのですが、人を尊敬するのはなかなか難しいものです。深津絵里と齋藤隆成の親子関係が対等で、お互いを尊重し合っているのが、今の親子といった感じです。この親子からは『誰があんたを養ってやってるのよ』とか『俺なんか生まれてこなければ良かった』とかいったお互いを否定する事を前提にした、不信感は微塵もありません。


浅丘ルリ子が演じる義理の姉と寺尾聡との微妙な関係も、わびさびのある、龍安寺の石庭みたいな印象もありますが、根っこの部分は、とてもドロってしています。でも、話の内容が濁るものではありません。


公開終了まであとわずかです。観ないと損した気になりますよ!!


Yoshi
翼の折れた天使たち 海
Yoshi
翼の折れた天使たち 空

今日からフジテレビ で4夜にわたり、Yoshi 最新作 翼の折れた天使たちがはじまります。

どちらかといえば、清純系?の女優さんに汚れ役をやらせるのが、一つの売りのようです。


第一話『セレブ』

上戸彩

第二話『ライブチャット』

堀北真希

第三話『アクトレス』

山田優

第四話『スロット』

上野樹里


原作者Yoshi氏の本は読んだ事はないのですが、

ビデオメーカー
ドラマ版 Deep Love~アユの物語~第1巻
ビデオメーカー
Deep Love ホスト 第1巻

テレビ東京で夜中に放送していた『Deep Love』はアユ、ホスト共に死にまつわる、救いようのない暗さしか印象にありませんでした。


今回の援助交際、チャット、AV女優、パチスロ、共に旬の時期は過ぎていますので、原作からどれだけ良い意味で違ったイメージが広げられるかだと思います。


考え方の違いでしょうが、これらの職業?が悪であり、どれも最終的に足を洗う設定になっていますが、いい悪いは置いといて、全部、プロもしくはセミプロでやってる人達も世の中にはいます。


原作があり、テレビですから、たぶんそこはいじれなかったのだと思いますが、そこの部分は何となく浅い部分で終わっている気もします。


それでも、こういう企画物は活性化のためには必要だと思いますが。

個人的には第二話の『ライブチャット』の結末は好きです。

ネットの匿名性の悲哀が出てます。

内容は見てのおたのしみです。

ハンプトン サイズ, 山本 光伸
ゴースト・ソルジャーズ 第二次世界大戦最大の捕虜救出作戦

スティーブン・スピルバーグのひさびさの戦争第二次世界大戦映画、ハンプトン・サイズ原作「ゴースト・ソルジャーズ」。


第2次世界大戦中、フィリピンのルソン島で日本軍の捕虜となったアメリカ兵をレンジャー部隊が現地のゲリラ部隊とともに救出する話です。

主演がトム・ハンクス説と表紙のようにトム・クルーズ説があるようですが、表紙の方が間違いないです。


ちなみに、有名な『バターン死の行進』 ですが、歴史物だとアメリカ兵だけを歩かせたかのように記述している書物がありますが、当時の日本軍は機動化が著しく遅れており、輸送用のトラックが不足し、捕虜のアメリカ兵だけではなく、日本兵も一緒になって歩き、食事も暖もちゃんと与えていました。

あと、要塞に立てこもっていた捕虜の数が考えていたより、あまりにも多すぎたのも事実です。


たぶん、この著者は、まったく逆の事が書かれていると思いますが。

外人に痛いが気持ちいいという発想はSM好きの特殊な人達以外はありません。

彼らにとっては痛い=苦痛=虐待ですから。

だから、リフレクソロジーも痛いのはありません。


ハリウッド映画的には盛り上がるのでしょう。


ワーナー・ホーム・ビデオ
ラスト サムライ 特別版 〈2枚組〉

「ラスト・サムライ」は武士をインディアン扱いしていましたが、今回の日本兵はどうなのでしょう。

ちゃんと人として扱ってくれるのでしょうか。

それとも、単なる鬼なのでしょうか。


いずれにしろ、早く公開が待たれる映画ではあります。