それいけ、卵卵、脚本家 -27ページ目

それいけ、卵卵、脚本家

昼はサラリーマン。夜と週末を使い、せっせと脚本を書いているわたしの日常、非日常です。

東映
「花と蛇」密着写真集 官能遊戯

SM界の奇才、団鬼六原作「紅薔薇婦人 」が公開されました。

レイトショーなので帰りが気にならない方、平日しか映画を観る機会のない方向けでしょうか。


内容は団鬼六なので、愛らしい小動物が出てくるとか、「オッパ」を連呼するパク・シネちゃんが出てくる純愛韓流映画、な訳ありません。自然破壊や環境汚染を強く警告する地球的規模の内容とも違います。


SMです。縄とムチの世界です。


杉本彩が体を縛ると毛細血管の影響でダイエットになると言っていました。

その流れなのでしょうか。


団鬼六さんは、自分の作品が映像化されるたびに失望するそうです。

よく分かりませんが、イメージが違うそうです。

まるでスチーブン・キングのようです。


津田寛治 から未亡人の家に届け物を頼まれた元、光ゲンジの大沢樹生 が帰国し、訪ねる家に元、アイドルであり、露出度が高まった、坂上香織 が出迎え、心惹かれ、その2年後、太平洋戦争が終わった時点から物語はヒートアップし、借金の方になった、坂上香織と娘が調教されていきます。


わたしはSMの趣味はありませんが、この撞の成人映画は、スイッチの切り替えが重要だと思います。

日常から非日常へと叩き落とされていく様が快感なのでしょう。


藤原健一 監督の世界と団鬼六との感性がどう融合するかだと思います。

嫌われ松子の一生


初めてトヨエツと山崎努がハイスピード映像で卓球やったり、食い物を奪い合ったりしてたCMを観て、わたしは腹を抱えて笑ったものです。

余談ですが、ハイスピード映像はフィルムカメラだと通常秒24コマなのを72コマくらいで撮影します。それを通常秒24コマで映写するから、いわゆるスロー映像になるのです。

当然、露出も絞りますから、照明も通常の倍になり、真夏のようになります。

本当に汗だくだったのでしょうね。


そして、


東宝
下妻物語 スペシャル・エディション 〈2枚組〉

下妻物語 」を観た時、ロリータとヤンキーの友情というありえない設定に笑い、竜ヶ崎桃子と白百合イチゴの完全なぶっ飛んだキャラクター設定に感動し、ジャスコネタなどローカルネタの構成に、思わず共感したものです。

これも余談ですが、雑誌「シナリオ」に「下妻物語」のシナリオが掲載されたのは、公開後、かなり経ってからでした。

たぶん、監督の中島哲也 監督がCM上がりだから、最初は評価されてなく、興行がともない、観てみたら、おもしろかった、とかそういう理由もあるのではないでしょうか。

たしかに、CMやPV出身の映画監督の中には、あまり映画をご理解なさっていないのでは、と思う構成も多々あったと思います。

しかし、この方はそれを見事に払拭しました。


そして「嫌われ松子の一生 」です。

原作は山田宗樹 さんです。


山田 宗樹
嫌われ松子の一生

まず色が興味をそそられます。

あとかなり悲惨な内容です。

それでも笑わせるのがすごい所だと思います。

公開が楽しみです。


主演は中谷美紀さんです。

他にもたくさん出ていますが、多すぎて書ききれません。

あとは劇場で観てください。(*^▽^*)。

たぶん期待を裏切らないのではないでしょうか。

石森 史郎, 石森 房枝
ダ・ヴィンチ・ファイル

「ダ・ヴィンチ・コード」ではありません。


「ダ・ヴィンチ・ファイル」です。


『レオナルド・ダ・ヴィンチ』『フィッツ・スコット・ジェラルド』『アナグラム』『鏡文字』『イエス・キリスト』幾重にも絡まりあった謎が解ける衝撃の結末!!


女性編集者、加賀谷麻央の大学時代の恩師、宮本教授が死ぬ数日前に怯えるように語った『レオナルド・ダ・ヴィンチを知っていますか』の真実の意味とは!!


角川エンタテインメント
理由 特別版

WOWWOWで話題となった、大林宣彦監督の下町群集ドラマ「理由」の脚本家である、石森史郎先生がこの時期に狙いをすましたかのように、短期間で書き下ろした本です。


読み進んでいくうちに、加賀谷麻央のことをじわじわと説明し、彼女の卒業論文などあらゆる小道具がこの後の展開へ見事にいかされており、さすが、脚本家の本は違う、という印象でした。


最近、「ダ・ヴィンチ・コード」の横に関連本?として置かれるようになりました。

これを読むと、「ダ・ヴィンチ・コード」が見たくなります。


青い棘


この映画もDVD化されたのが早いです。


「青い棘」。

ドイツ映画です。

ナチスが誕生する少し前のドイツ。

貧乏人のダニエル・ブリュール と金持ちのアウグスト・ディール の2人。

その間に妹のアンナ・マリア・ミューヘ が貧乏人と付き合いますが、実は金持ち兄がわざとそそのかし、誘惑させたのです。

そして、金持ちダニエルは本当は貧乏アウグストの事を愛しているのです。



監督・共同脚本はアヒム・フォン・ボリス


悲劇なのですが、人間の愛憎=愛情が実に良くでています。


東映
同じ月を見ている

今、一番泣ける漫画家、土田世紀 原作、『同じ月を見ている 』のDVDが発売されたので、観ました。

劇場公開からDVD発売、レンタルまで、最近は、本当にサイクルが速いですね。


窪塚洋介 は、ケリがかなり様になっています。

あまり様になりすぎて、医者に見えないくらいです。

「池袋ウエスト・パーク」のイメージがどうも強すぎます。


エディソン・チャン のドンちゃんは、なかなかはまっていたと思います。

あまり喋らないから、あえて外国の人を起用したのは、いいです。

特に純粋そうな目がいいです。

しかし、極貧ですね、土田ワールドは。


黒木メイサ は、エミちゃんのお嬢様イメージはあるのですが、あまり病弱そうに見えません。


山本太郎 のヤクザは強面である反面、漫画の暗い雰囲気が強すぎて、どしても明るく見えてしまいます。


で、原作に出ていたエミちゃんのパパが白人ではなく、国産でした。

「GO BOY」はぜひ聞きたかったのですが‥。


ドンちゃんの臓器移植は原作と変わってました。



監督は深作健太

父を超えるのは、大変なのは、巨人の星からの伝統でしょうか。


脚本は森淳一


思うのですが、この作品は映画で手短にやるより、テレビドラマでじっくりとやった方が良かったのではないでしょうか。

「セカチュ―」や「1リットルの涙」よりわたしはこちらの方が見たいです。

原作をもっともっと超えてほしいです。


土田 世紀
同じ月を見ている (1)






猫目小僧


ついに、恐ろしい事になりました。


こんな物が映画化、しかも実写化されるとは‥‥。


梅図かずお原作(ほとんどの方がご存知ないとは思いますが)『猫目小僧』が映画化され、いよいよ上映されます。


内容は、猫目小僧という妖術を持った猫又の子供が生まれて、さすらいの旅に出て、いろんな事件に出くわすのですが、テレビ化 された時にすごかったのです。


前にも書いたのであえて書きません。


そのすごさを体感できると思われます。


あえて、猫目より、美少女キャラを全面に出したのが、すでに猫目を脇役扱いにしてる気がしますが。


監督は井口昇 監督。

アダルトの奇才です。


脚本は安田真奈 さん。

OL監督として、有名な方で、ハロプロ関連の監督、脚本もなさっています。


結果はわかっているのですが、あえて、観にいこうと思っています。

怖い物??を観たい方はぜひどうぞ。



井浦 秀夫
弁護士のくず 1 (1)

ひさしぶりにコミカルでおもしろいドラマです。

フジテレビの「弁護士のくず」。

原作が井浦秀夫さん。


AV列伝


「AV烈伝」で有名だとわたしは思うのですが。

こちらもぜひフジテレビでドラマ化‥‥、無理でしょうね。

こっちもおもしろいと思うのですが。

AV女優や監督を役者の方にやってもらうのです。


九頭弁護士役の豊川悦司 、いいですね。


最高ですね。


探偵物語の工藤ちゃん路線がまたたまりません。


伊藤英明 もよいです。

健全なイメージです。

海猿も良いです。

‥きのこには気をつけましょう。


高島礼子 も大人の女性で良いです。


脚本は荒井修子 さんと瀧本智行 さん他で週替わりにやってるようです。


笑った後にホロリとさせるのが良いです。


昨日の沢村一樹 さんゲストの痴漢に陥れられたゲイの話も一歩間違うとお笑いになってしまうのに、さじ加減がとてもよいです。



hitomi, Zentaro Watanabe
GO MY WAY

hitomi の曲もビートが効いててよいです。


くず、最低のキャラで最高です。






トランスアメリカ


トランスジェンダー (TransGender=TG)とは、元々はアメリカで「ホルモン投与等はやっているけど、SRS(Sex Reassignment Surgery, 性別再判定手術=性転換手術)までは望まない人達」という意味合いだったそうです。今では、「SRSまでは望まないTS(TransSexual)」という意味と、TV(TransVestite, いわゆる女装)、および、SRSを望む/受けたTSをも含む広義の意味でも使われるようになりました。


金八先生に出てきた上戸彩 は、まだかわいいからコスプレの領域でしたが、「トランス・アメリカ 」はとにかく、

男女ってこういう世界なんだという世界です。


昔、わたしがいた会社の社長がゲイバーが好きで、社員があまりそういう所は好きでないにもかかわらず、よく連れてかれたのですが、黒鳥の湖 、とかいうお店にこんなような方々がいました。昔の話なので、今みたいな所でなかった頃の話ですから。


フェリシティ・ハフマンの怪物を見事に演じているのはさすがです。

もちろん、単なる怪物ではなく、父親と母親との狭間に揺れ動く人間性をちゃんと描いているのですが。


息子役のケヴィン・ゼガ―ズは、堂本剛がひねくれず素直になったら、こんな感じになるのでしょう。


監督、脚本のダンカン・タッカー の長編出世作です。


フェリーニの「道」の変形版といった印象がわたしは強いのですが。


7月公開予定の話題作です。



8ミリフィルム


↑左がフジのシングル8.右がコダックのスーパー8です。


フジフィルム は長年、作り続けてきた8ミリフィルムのシングル-8用フィルム「FUJICHROME R25N」「FUJICHROME RT200N」を、平成19年3月の最終出荷で販売終了し、平成20年9月で現像サービス終了するそうです。


ビデオから入った方にはなじみがないと思われますが、わたしが大学時代に映研に入っていた時は、ちょうど8ミリビデオが登場し、フィルムで撮るかビデオで撮るか、よく議論したものです。


わたしが使っていたなかで一番良かったのは、フジの名機、ZC-1000.。


ZC-1000


コマ撮りも高速撮影(いわゆるスロー撮影)もでき、レンズも交換でき、SFなどを撮る人には最適なカメラでした。とても頑丈で、当時、中古しかないのに、40万近くしました。


それからビデオが登場する時に悩んだのですが、結果的にはビデオを選んだのが、のちのち仕事面でも有効に知識が活用できるようになりました。


今は、パソコンのノンリニア編集でデジタルビデオ、最近はハイビジョンもあり、等で撮影する手軽な環境になったのは、喜ばしいことです。


なくなる前に、もう一度、フィルムで撮ってみたいものです。




エド1


いいたいことが言えない世の中になったら、たぶん終わりだと思います。

もちろん、主張する側、糾弾される側、さまざまな責任も同時に伴うとは思いますが。

アカ狩り、と言えば、アメリカではマッカーシズム。

この単語の生みの親である、マッカーシー議員による、糾弾システムでアメリカ中のあらゆる職業の人たちが、ある時は糾弾され、ある時は失業し、ある時は国を追われました。

チャップリンもその被害者として有名です。


その中で反旗を翻して、敢然とこれに立ち向かったのが、エド・マローでした。

ジョージ・クルーニーは父親が著名なアンカー、ニック・クルー二ーでした。

父とエド・マローは彼にとってのヒーローであり、いつかは映画化したい題材だったようです。

完成したのが「グッドナイト・アンド・グッドラック 」でした。
まだ「シリアナ」のリバウンド?の面影が残っている(ようするに太っている)ジョージ・クルーニーが選んだ、マロー役はデヴィッド・ストラザーン でした。


演出はジョージ・クルーニーがERで体感したことをかなり吸収、再編してる気がします。

余計なことを喋らず、あくまで淡々とそれでいて、毅然とした態度で、反論する、エド・マローの姿にしびれない人はいないのではないでしょうか。


「もしテレビが娯楽と逃避のためだけの道具なら、もともと何の価値もない。テレビは人間を教育し、啓発し、情熱を与える可能性を秘めている。だが、それはあくまでも使い手の自覚次第だ。そうでなければ、テレビはメカの詰まった、ただの箱だ」


マローの言葉は、報道、ドラマ、バラエティすべてに見事に当てはまり、永遠に色あせない警告なのです。


エド2