それいけ、卵卵、脚本家 -22ページ目

それいけ、卵卵、脚本家

昼はサラリーマン。夜と週末を使い、せっせと脚本を書いているわたしの日常、非日常です。

もし目の前で長澤まさみなら『に-に-』と囁かれて、理性を保っていられたら、その人はかなりの精神力の持ち主でしょう。妻夫木聡さんもそんな強靭さを秘めているのでしょう。『涙そうそう』のメインは制服姿の長澤まさみ、そのものの存在感だと思います。最後の一線を越えたら、単なる近親相姦物になりさがってしまいます。あと、登場人物に感情移入するのも、ズバリ2人が若いからです。これが中年かじじばばだったら、いくら沖縄の青い空と海をふんだんに使ったとしても、こうは爽快?な話にはならなかったのではないでしょうか。脚本、吉田紀子さん。監督、土井裕泰さん。青春です(^0^)/

アミューズソフトエンタテインメント
ドッペルゲンガー

一人二役は当然、かなりの演技力を要求されるのであって、KATUNやV6あたりの方々には、到底、荷が重く、やはり専門の熟練した役者さんでなければ、技術的にも難しいと思います。『ドッペルゲン-ガ-』は役所公司さんは見事に一人二役を演じています。いや、厳密に言いますと、融合後の人格はすでに第三の人格と言っていいかもしれません。助手役に最近善人役が多い、ユ-スケサンタマリアさんが演じています。こういう悪玉は珍しいので、もっと演じてほしいです。血も涙もない、渥美清とか悪辣な極道、欽ちゃんとか、そんな異色キャラです。監督は黒沢清さん。一番怖いのは、人間なのだという事を立証してくれた方です。新作『LOFT』も楽しみです。

今年は回天がブームなのでしょうか。『ウィンザオブゴット』の潜水艇版のお話です。事故で平成の若者と昭和の回天搭乗員の中身が入れ代わった所から話が始まるようです。森山未来が一人二役を演じています。かなり上手そうなので期待してしまいます。上野樹里が平成版の彼女役で、彼女も『出口のない海』にも出ているので、回天ずくしになっています。確実に演技が向上しています。篠井英介の将校役も軍服がよく似合いそうです。原作萩原浩さん。脚本、山元清多『青が散る』の脚本のかただったのですね。いよいよ、今夜です。
今の日本に生まれて本当に良かった、と実感させてくれる映画です。80年代の映画ですが、二部構成になっていて、アメリカ人記者とカンボジア人記者との話になっています。シアヌ-ク殿下の外遊中にアメリカの支援を受けた、ロンノルがク-デタ-を起こし、帰国できなかったシアヌ-クは中国の支援の元、実働部隊として戦ったのが、フランス帰りの若きポルポトでした。彼は政権を奪還すると、そのまま実行支配をはじめます。この映画はそんな混沌としたカンボジアを舞台に始まります。ポルボトは自分の地位を確率するために.自分の王国を築こうとします。このへんは、本来差別のない社会を作ろううとする、社会主義や共産主義の国がたどる典型的な末路です。『理想の社会を作るには、親をもすすんで告発しなければならない。悲しんではいけない。悲しみは今を否定する事だ。笑ってはいけない。笑うのは、昔を懐かしむ事だ』洗脳されたロボットみたいな子供達が党の地区委員として派遣され、人生経験も寛容さも知らない彼等がその後、どれだけ残忍な行為をおこなったかは、映画をご覧ください。ジャケットはしょぼいのですが、内容は極めて衝撃的です。
最後の最後までカンボジア人の同僚を逃がそうとする、シ-ンは手に汗握りしめてしまいます。

グエムル


こんなに笑える怪獣物はひさしぶりです。


『グエムル』ー宦官の怪物ー』いや失礼『グエムルー漢江の怪物ー』です。最初、娘を取り戻すために、家族が一致団結する、愛と正義の話だけだと思っていたのですが、それだけではなかったのです。


いたる所に笑いのネタがたくさんあります。


どちらかと言うと、笑っていいのかな、というネタが山のようにあります。


葬式で泣き喚くところとか、撃とうとすると弾数を数え間違え、襲われちゃうとか。


怪物も動きが一部、モノクロの『キングコング』みたいなユーモラスな動きを時々します。


決めの動きを微妙にはずすのもこの監督ならではの技といえます。




ソン・ガンホ
がまぬけなパパを演じ、新しいキャラを確立しています。ビョン・ヒポンは、『火山高』の教頭先生役でした。まじめそうなのに、何かおかしい感じがします。ぺ・ドゥナ
は、『リンダ・リンダ・リンダ』の女子高校生役とは違い、かなり動きがあるように見えます。しかし、あの田舎の小学生が着るジャージはなんとかならないのでしょうか。あれが流行りとか?パク・ヘイル
は役作りとしては火炎ビン作りの手際のよさでしょう。コ・アソンちゃんはさすがにうまい。韓国映画で女優なら顔を汚すのもいとわない姿勢は日本の女優さんも見習うべきではないでしょうか。汚れ役なのに、顔が化粧だらけの人って多いですね。


ポン・ジュノ
監督は『ユリョン』という『沈黙の艦隊』のパクリ映画に加担した過去はありますが、まあよしとしましょう。


むしろ、本人も好きだという『寄生獣』を作ってほしいくらいです。


それくらい、今回の作品は終わってみると妙にほのぼのとした映画です。


しかし、あのサーカスの象でも出てきそうな音楽はなんとかならないのでしょうか。








石森 史郎, のわきねい
妖精の花詩集 オードリー・ヘプバーン物語 第一巻:いちごの香りの予言

今年で脚本家生活75周年を記念する脚本家、石森史郎氏原作のマンガ『妖精の花詩集 オードリー・ヘプバーン物語 第一巻:いちごの香りの予言』が発売されました。

第一巻はオードリーが生まれて母が離婚するまでを描いています。

イギリス人の父親がナチスの党員なのは初めて知りました。
漫画家ののわきねいは今回が初のデビュー作だそうです。

全巻12巻を予定していますので、本棚も予約しましょう。






北風と太陽という童話がありました。コ-トを脱がすのに、北風がピュ-ピュ-やっても駄目だったのが太陽が照ったら、すぐコ-トを脱いだ話です。韓国の最低な融和政策も太陽政策でした。もっとも、北朝鮮相手にコ-トどころか、一方的にパンツ一枚になっているのは、韓国の方なのですが。『太陽』はとてもロシア人が作った映画とは思えませんでした。映画は本来世のタブ-を形にするべき存在だと思います。我々、日本人のタブ-とは、天皇、同和、右翼が過去3大タブ-でした。右翼は『ミンボ-』で伊丹さんが手掛けてくれました。あの時の配給元の対応は、本当にがっかりしたものでした。『太陽』はなぜ上映する劇場は少ないのでしょうか。今まで天皇陛下と言えば雲の上の存在しか描けていない日本映画が大半でした。イッセ-尾形さんは独り芝居が有名でした。その迫真温度は、劇団独りを遥かに上回っていました。本当に目の前のスクリ-ンの中を人間天皇陛下が例の『あっそ』を連発し、人として悩み、考え、時々ギャグ?も言うのです。そして、彼は自分なりの表現で人間宣言をするのです。日本の映画界は雲の上か、こき下ろす(それすらまともにで
きなかった)しかない、貧弱な表現方法をこの映画を見て学ぶ必要があるのではないでしょうか。佐野史郎はあれが世界進出かもしれません。最後に防空ごうが木製の内装が多いのは、昔のソビエト時代の軍艦の名残だとわたしは思いました。エンドロ-ルの右端にアインシュタィンを発見しました。それが何であるかは、映画を観てください!!太陽
近代映画社より脚本家石森史郎原作『妖精の花詩集オ-ドリ-ヘプバ-ン物語第一いちごの香りの予言』が発売されました。オ-ドリ-の生涯を全12巻にわたって紹介する壮大なマンガです。オ-ドリ-の父親がナチスの協力者だったのは、初めて知りましたが、当時兵士イギリスもアメリカも協力者はいましたし、ナチス党もアメリカにも日本にもあったのです。話はこれから盛り上がると思いますので、書店で見かけたらご覧ください。

天軍

韓国と北朝鮮軍が極秘に共同開発した核兵器をアメリア軍に引き渡す時、核を奪回した北朝鮮軍とそれを追う韓国軍が突如、タイムスリップしたのは秀吉の朝鮮征伐を阻止した、イスンシンのいる433年前の朝鮮だった。北朝鮮軍のカンミンギル少佐役にキム・スンウ。南の韓国軍のパクチョンウ少佐役は、ファン・ジョンミン。核物理学者キムスンシン役にコンヒョジン。監督はミンジュンギ。日本も鎌倉幕府の時代に自衛隊をタイムスリップサさせ、元の傭兵となり、侵略を企てる朝鮮軍?を阻止する話を作らねば…でも、これって『戦国自衛隊』でやった事とあまりに似ています。太陽政策が産んだ、双生児、といった所でしょうか。でも観たい。きっと北の武器はカラシニコフ以外は好い加減な気がします。

『ワ-ルドトレ-ディングセンタ-』もそうですが、オリバ-スト-ン監督の目線はたえず庶民の視点から始まっています。一兵士、カメラマン、検事などが、国や戦争や歴史的事件に果敢に挑むのです。9・11のテロ事件の衝撃的な事件の事は今でも忘れる事はできません。しかし、どのような戦争においても民間人を巻き込む行為は容認されるべきではありません。これはゲリラ側にもいえる事です。階級のない彼等が捕虜になった場合、バ-グ条約が機能しなくなる可能性もあります。この事件をアメリカの一部のメディアは日本の特攻や真珠湾の奇襲攻撃と混同させた表現をした所もありましたが、いい迷惑です。もし、ブッシュがわざと攻撃させたと言うのなら、話はわかりますが。主演はニコラス・ケイジ。あの日の警官の日常です。脚本は、アンドレア・バ-ロフ。そろそろ、グァンタナモ基地でのゲリラに対する事件も扱った映画が観たいです。敵と味方。悪と正義。視点を変えると物の味方もかなり変わってくるとは思うのですが。