それいけ、卵卵、脚本家 -19ページ目

それいけ、卵卵、脚本家

昼はサラリーマン。夜と週末を使い、せっせと脚本を書いているわたしの日常、非日常です。

ブラックブック1


イラク戦争がいかに茶番だったかを映画化しようとしても、ハリウッドで撮影できない時期がありました。
ブッシュもラスプーチンも時の権力者がやることは、どこの国も一緒です。

ブラックブック』もたぶんさまざまな制約があって、あえてポール•バーホーベン 監督は自分の故郷、オランダで撮影したと思います。

まず、従来のレジスタンス =正義という概念をこの映画は根底から崩してくれています。

たとえ愚かでも、復しゅうによる戦争の勝利者がまず始める事は今までの支配者への徹底的な弾圧です。
オランダレジスタンスが作った収容所とナチスのアウシュビッツと大差ないのは、そこが収容所だからです。
看守が無抵抗の囚人をいたぶるシーンはたしかに、ハリウッド映画では撮れないシーンの連続です。

次にレジスタンスに裏切り者がいた、という事実です。

この辺は誰が裏切り者かサスペンスがありますが、レジスタンス側にとっては、裏切り者がいた、という事実はたぶん今でも認めたくない事実だと思います。
人間のいかなる時でも備わっている二重性の描写がさすが年期の入った監督ならではです。

次に裸でセックスしたり、アンダーヘアを染めるなど、バンホ-べン監督、お約束のエログロシーンの連発も
ハリウッドが意外に腰を引く制約あるシーンなのでしょう。

次に実物にこだわった点。
映画に使われていた銃器はちゃんと作動していたので、空砲をかなり使っていたようです。
当然、実物の銃器で。
あとオープニングのB17を襲うメッサーシュミットはたぶん、CGでなく本物の稼働機を飛ばしたようで、質感が全然違います。

最後にナチスの将校にいい人間がいた点。

井筒監督のように、日本の戦争映画の批評が必ず『戦争を賛美する映画』と言い切ってしまう、およそ映画人とは思えない、ズレた認識を持つ人がたぶん、軍服を見ただけで、悪人だと短絡的に思ってしまうのではないでしょうか。

監督•脚本がポール•バーホーベン監督。
『ロボコップ』や『スターシップ•トウルーパーズ』など戦いの悲哀のテーマが発揮されています。

原案、脚本はジェラルド•ソエトマン

主演がナチスに家族を惨殺され、復しゅうにレジスタンスに身を投じるスパイに
カリス•ファン•ハウテン

ナチス将校だがどこか人間的な面もある男に
セバスチャン•コッホ

スーパーマンみたいな活躍をする一見、ヒーローのレジスタンスに
トム•ホフマン。

人間の深さを見せてくれ、最後までドキドキ、ハラハラさせてくれる映画です。







ブラックブック2



ジェネオン エンタテインメント
氷の微笑
ジェネオン エンタテインメント
スターシップ・トゥルーパーズ
ジェネオン エンタテインメント
トータル・リコール
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
インビジブル コレクターズ・エディション
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
ロボコップ DVD コレクターズBOX


あしたの私のつくり方

天才という言葉は、成海璃子 のために作られた言葉であるヽ(゚◇゚ )ノ

『あしたの私のつくり方』を観て改めてそう思いました。

メールやネットが氾濫しているので、こういう、なりすまし的な人は一杯いるし、たぶん隣の席の人とメールでやり取りする、なんてリアルじゃないけど、リアルな世界はあると思います(^∇^)

この物語で一番、成熟しているのが成海璃子であると思うし、母親役のひさびさの出演の母親役の石原真理子 のキャスティングやお天気予想で出ている石原良純 もそれぞれ今までのキャラから違う面を見せているが、それでも成海璃子の前ではなぜか霞んでしまう気がします。

サブキャラで今回が初出演のAKB48 前田敦子 もがんばっているけど、メインは成海璃子なのかなと思ってしまいます。

監督が市川準 監督で脚本が細谷まどか さんなのですが、たぶん、監督も脚本も出来上がった作品を観たら
本当にこの状態なのかを想像できたかは、疑問です。

それぐらい微妙な演技を成海璃子がこなしているからだと思います(=⌒▽⌒=)

『早く年齢を重ねて、今の自分にできない演技をしたい』

彼女のその答えは、若いとはいえ、まだ濡れ場らしい濡れ場、言い方を変えれば、本格的なラブシーンを彼女が演じることができるのが、すべてではないかと思います。

小学校、中学校、高校までの時期を一気に演じ分ける事ができるのが、まさに天性の才能ではないかと思ってしまいます(・∀・)

恐るべし14歳の女優!!


あの名作『怪奇大作戦』をなんとNHKBSでリニューアル版を制作しました。

『怪奇大作戦セカンドファイル』

まあXファイル自体が怪奇大作戦のパクリであると、わたしは勝手に思っているのですが(^∇^)

主演は西島秀俊 田中直樹 青山草太 美波 岸辺一徳 寺田農 となかなか前作をしのぶ顔ぶれです。

第一回は清水祟 監督、第二回は北浦嗣己 監督、第三回は中田秀夫 監督なのだから怖くないはずがないですねヽ(゚◇゚ )ノ

BSハイビジョンで今週の月曜から始まりました。観れる方はぜひみてください(=⌒▽⌒=)







ビクターエンタテインメント
DVD 怪奇大作戦 Vol.1



ビクターエンタテインメント
DVD 怪奇大作戦 Vol.2



ビクターエンタテインメント
DVD 怪奇大作戦 Vol.3



ビクターエンタテインメント
DVD 怪奇大作戦 Vol.4



ビクターエンタテインメント
DVD 怪奇大作戦 Vol.5



ビクターエンタテインメント
DVD 怪奇大作戦 Vol.6



松竹
二十四の瞳

いやあ、感動する前に劇場で終わった瞬間、トイレに駆け込みました。

最近の邦画に体が慣れていたので、非常に長かったです。

劇場に入ると高齢の方が多くを占めていました。

しかし、木下恵介監督は偉大です。

子供が素人なので、走るシーンでも転ぶ子や下駄を投げ出す子ややたら手で物を触る子がいて、監督の演出とはとても思えなかった箇所もありましたが、とても生き生きとした子供達でした。

あと、移動の使い方が絶妙。道の使い方も映画の王道です。
本当に最近、道をおざなりにする映画が多いと改めて思いました。

主演は大石先生に高峰秀子さん。
巨乳を隠してひたすら清純を全面に出し、20代から40代までを実に見事に演じきりました。
男先生役の笠智衆さんといい勝負です。

成長した子供役で田村高廣さん、大石先生の旦那役に仮面ライダーの死神博士、天本英世さんが初出演し、怪奇物ではない普通の役を好演していました。

他にも清川虹子さん、浦辺粂子さんなどがおばちゃん役で出ております。

あえて不満を述べるとしたら、大石先生がひたすら受け身なので、もっと突っ走ってほしかった、というのは現代的な解釈でしょうか。
あと生徒がたくさん出てくるので名前と役が一致しませんでした。素人の人が出ていたのでなおさらでした。

それでも、昔の瀬戸内海は小笠原諸島みたいな奇麗な島がたくさんあったのがモノクロでもわかるくらいでした。

これからも大手映画会社にはデジタルリマスター版をどんどん制作してほしいです。
倉庫でフィルムをカビだらけにしている映画会社がまだまだたくさんあるのは日本文化の損失です。
ハリウッド映画の配給ばかりしている場合ではありません(。・ε・。)




顔はどちらかというとアヒル顔で、腕とか脚とかを出している印象がなぜかあります。

榮倉奈々 さんの新作が公開されます。

檸檬のころ」監督、脚本、岩田ユキ

渋谷区円山町」監督、永田琴 脚本、長谷川明

AWA DANCE」監督、長江俊和

女子高生三部作といってもいいくらい、制服のお話です。

「檸檬のころ」は那須鳥山市の田舎ロケ。女性監督の初の長編に期待。

「渋谷区円山町」は当然、渋谷。どこまで清楚なエロが演じられるか。

「AWA DANCE」はまだ詳細不明ですが、ダンス大会に阿波踊りをリミックスさせるようです。
どこまで踊れるかが勝負でしょう。 富豪刑事で有名な監督です。


制服がとても似合う彼女がその姿で何本今年撮れるでしょうか。

いろいろな意味で楽しみです:*:・( ̄∀ ̄)・:*:




檸檬のころ



円山町物語

Yoshinobu Nemoto, 根本 好伸
HBD16 榮倉奈々ファースト写真集

ドキュメントは素材が素であるので、難しくもあり、面白くもあります。今年正月に12チャンネルで早朝からドキュメントをやっていました。タイトルは「ドキュメンタリーは嘘をつく
監督は『A』『A2』を手がけた森達也監督。
残念ながら、途中からしか観られなかったのですが、興味深かったのは、ある映像作家志望の青年。父親に捨てられた自分を題材に父親を見つけ出し、カメラで鋭く追求する、これが青年の頭の中での完成品。何か賞も取った事もあるらしい。

 だけど、実際見えてくるのは、単なる甘ったれ野郎じゃないかとしか見えませんでした。まず、冒頭で森達也監督の事も知らず『監督なんですか?』とタメ口。無知なだけなら許せるが、その後、父親との対面では『お前が俺たちを捨てたから、俺はこういう(カメラを使った)事をやってるんだ』監督が『もっと話合おうよ』
と2人を同じベンチに座らせると青年はテープをひたすらみて、父親もそれを覗き込むだけ。さすがに頭にきた監督が『君、そういうのやめようよ』とやめさせ、撮影の動機を聞いて『学校の先生がやれっていったから』という思考停止に完全にさじを投げた監督の『ダメだ。あいつ何も考えてないよ』

朝っぱらから衝撃的でしたね。こういう奴に映像を撮ってほしくないです。
森達也監督、よく我慢してましたね。

それから一転して藤井謙二郎監督ですが『甲野善紀身体操作術

古武道で著名な甲野善紀先生のドキュメントです。

世の格闘家や先生と名がつく人の多くが、恫喝を教育と勘違いし高慢を格と間違っている人たちですが、そんな偽者とはまったく一線を期した、真の人格者です。

誰もが目の前で繰り広げられる技に戸惑い、やがて熱心にそれを受け入れようとする様は、観ていて実に壮快な気分になってしまいます。

そこには、技を研究し、今まで積み重ねてきた事もあっさりと捨てて、また別な角度から研究する甲野善紀先生の、たゆまない努力の積み重ねを見ることができます。

あるラグビー部の真剣にふんばっている選手をいともあっさりと引きはがした時の
その場に流れる、自分の見た事に対する不信感いや空白感といったものを観た瞬間、わたしは『ああ、この監督さんは自分の世界観を持っていらっしゃるからこそ、こういう作品が作れたんだなあ』と思ってしまいました。

渋谷のアップリンクの小さな劇場でしか上映していませんが、たくさんの方が上映後、満ち足りた表情で会場を後にしていく姿が実に感動的でしたね。




甲野 善紀, 田中 聡
身体から革命を起こす



甲野 善紀
古武術で蘇えるカラダ―写真と図解実践!今すぐできる



甲野 善紀
DVD60分でよくわかる! 甲野善紀の身体革命(DVD付) 学研ムック


ポニーキャニオン
僕は妹に恋をする



ジェネオン エンタテインメント
僕は妹に恋をする ナビゲートDVD


リアルが良いかバーチャが良いかは、個人の考え、趣味、思考、性癖で大きく変わるものがあります。
でも「僕は妹に恋をする 」に関しては、松本潤 榮倉奈々 を青木琴美さんの原作みたいに『どこでもファック』する映画だったら、おそらくここまで評価が高くならなかったのではないでしょうか。
近親相姦物は過去の歴史に多々ありますが、この映画を観てまず思ったのは「立ち位置」でした。
これほどまでに、何気ないように見える距離関係に重点を置いた作品はないのではないでしょうか。
兄と妹。兄と親友。兄とクラスの女の子など映画を観る機会がある方は距離感を見てみると良いのではないでしょうか。
あと、セリフに頼らない描写。
必要最低限のセリフ回しで、観る者に答えを導きださせる。
監督の安藤尋 さんの「blue」も少女の微妙な変化を実に絶妙なバランス感覚で見事に描いています。
本当にこの監督は制服を着た少女の描写がすごいと思います。


重要なキャストは松潤の親友(本当は松潤が好き)に平岡裕太
松潤が好きなクラスの女の子にちょっと陰のある小松彩夏

この2人がまた映画のアクセントとなっています。
母親役の浅野ゆう子 さんも忘れてはいけません。

松本潤も高校生役を見事に演じていますし榮倉奈々も『妹ちゃん』を好演しています。宮崎あおいが同棲相手の男とやりまくってファンから愛想をつかされている近況から、榮倉奈々さんは来年のアカデミー女優賞まちがいなしです。

しかし、こういう妹は現実的にはほとんどいません。
その事がかえって世の男共に萌えさせるのかもしれませんが。




ジーダス
blue


僕


シャルウイダンス」で大ヒットを飛ばした周防正行監督が11年ぶりに撮った映画「それでも僕はやっていない」が明日から公開されます。前作は喜劇でしたが、今回は冤罪裁判物です。


かなり綿密な取材で構成されていますので、期待度大です。


わたしはたぶん来週から観にいく予定です。


ぜひ、観てください。今の日本のおかしい点が如実に表現されています。









硫黄島 、イオージマと読みます。
九州にある同じ名前の島は、イオートウです。
空から見ると日本人には、しゃもじ型。
アメリカ人には、生ハム型に見えます。
小笠原諸島に属しているので、亜熱帯の気候。

伊豆諸島より離れているけど、立派な東京都所属。

わたしは手前の小笠原諸島までしかいった事はありませんが、亜熱帯で海は真っ青で透き通る空が広がっていました。


この小さな島で太平洋戦争の日米両軍の死闘が繰り広げられました。

その物語のアメリカ側のお話が『父親たちの星条旗 』です。

『この島の難易度はジブラルタル要塞に匹敵する』と言われたのは、徹底的に地下に潜り、従来の水際先方から上陸させ叩く戦法に切り替え、玉砕戦法も徹底的なゲリラ戦に切り替えたからです。

太平洋戦争で真っ先に上陸し日本軍と戦うのは、マリーン (海兵隊)です。
マリンコとも言います。

今の在日米軍で、沖縄で子供をレイプしたり強盗をおこなうのも彼等の子孫です。
柄が悪く非常に犯罪者に近いのですが、非常に精強であるのも事実なのです。

教科書にも載っている(載っていないのもあるが)擂鉢山の頂上に大きな星条旗を立てる海兵隊隊員がこの物語の3人の主人公です。

クリントイーストウッド のすごい所は、緒戦で海兵隊が滅茶苦茶にやられるシーンの連続描写につきます。

この映画は戦闘と帰国後の式典参加シーンが交互に出てきますが、わたしの前の席にいたアメリカ人?は海兵隊が狙撃され、戦車が破壊されまくるシーンになると席とたち、式典のシーンになると席に戻ってきていました。

日本人でもよほどのアホでもない限り、日本兵が虐殺されるシーンをポップコーン片手にゲラゲラと喜んで観てる奴はいないとは思いますが、やはりアメリカ人にとって、強い軍隊像というのは、我々よりはるかに強烈にあると思います。

そういう中では、クリントイーストウッドの存在は異色といえば異色です。

星条旗を掲げた海兵隊員はほとんど次の戦闘で死亡し、わずかに生き残った3人が帰国後、式典に連続で出ます。

戦時国債を発行し、それを国民に買ってもらうためのパレード、パーティの連続。
昔の教科書だと圧倒的な物量を誇るアメリカに日本は負けた、と書かれていましたが、事実はそんなに簡単なものではなかったのです。

アメリカも長引く戦争で、国庫も破綻寸前までいっていたという事実をこの映画では見事に物語っています。同時に英雄がいかに作られた存在であり、アメリカ人がそういったヒーローに憧れるかがよく解ります。


生き残った3人に扮するのは、ジョン•ブラッドリー衛生兵にライアン•フィリップ 。原作の「硫黄島の星条旗」の作者、ジェームズブラッドリーの息子です。
名声に憧れるどこか臆病な兵士にレイニー•ギャグノンにジェシー•ブラッドフォード 。ノースアメリカンインディアン、ヒマ族出身で後に自分の存在意義を考えアル中になってしまう兵士にアイラ•へイズ

監督はクリント•イーストウッド。脚本はポール•ハギス ウイリアム•ブロイレス•jr

そして製作にスピルバーグが参加しています。

CGは確かにすごいのですが、よく観ると引きで撮っている上陸用戦車が上陸する時にキヤタピラと乗船している兵士の動きがなんか妙な気はしました。

昔、教科書で教わった(今はもっと歪んでると思うけど)歴史はあくまでダイジェスト版であり、戦争がおこった理由や国力の差なんてたがだか数行で語り尽くせる訳がないし、人間がおこなう行為はそんなに単純じゃない。

そういった事をこの映画は再認識させてくれました。星条旗