サウナそのもの 井上勝正 ロウリュ熱波道 & オタクカルチャー ブログ -3ページ目

RG RX-78-2ガンダム 大地に立つ!

最近はすっかりプラモづいている、
リアルグレードのガンダム作りました。
発売から数年のキットです。
完全(本体のみ)した瞬間の写真。
やった!

 
ボックス

もちろん発売当初から知ってはいる。
作るのは億劫だという話だけ、1/144で小さいし、
だがしかし最近はプラスチックの素材の色が自分の中でとてつもなくモチベーションを掻き立てていてプラモを作らずにはいられないのだ。

とにかく素組。スミ入れもマーキングシールもデカールも貼らない。
今のモデルって、特にBANDAIの主力のプラモデル(ある程度のグレード)はほぼ全てのランナーパーツが多色化されていて素組ですごいクオリティーですね。

組んだときにパーツの合わせ目もそのディテールと同化するので全く不自然にはならないが
昔のプラモのテイストを求める場合は違ってくる、
もう昔の「これじゃない感」は現代のライセンスクオリティーには許されない現状だよね、
劇中からそのままトレースした様な物が普通に手に入る。
売ってるものが理想のフォルムなんだから
自分で何とかしよう、改造しよう、創ろう、なんて意欲もわかないよな、
なので皆暇をもて余してゲームとかやる割には
精神的に遊びが無い。全く無い。何にも無い。
何故なんだ。

よし、組む!ボクは手を動かす。
パーツ数が多いので他のグレードの1/144ガンダムより手足もボディも絞まっていて細身な感じだが身が詰まっているので重量感を醸し出している。

脚部。時間がかかる、細かいし内部を作って装甲をはりつける、いや、被せる。
方脚で1時間以上はかかった!

腹部と腰。
ガンダムのCPUって腰の黄色いボックス状の部分にあるんでしょ、ジムには無いパーツ。

コアファイターも差し替え無しで完全に変形してコアブロックになるが機首部の外郭パーツがタイトでノーズが出ない、、
でも良いのです。そんなには変形させないし。


↓この部位を組むのも至難だったぜ!

ここまでやってday1は終了した。



day2


腕!

左腕から作ったんだけど、この時フレームパーツのどこかが折れて飛んだ、と思ったんだ。
 …でも何故かそのまま何の問題もなく左腕は完成、問題は無かった。パーツが折れた様に落ちたのに。

そんなんで次は右腕を作りながら不自然な突起があるのでこれは何だ?と説明書を改めて読むと「取り外す」と指定されている…

…取り外す、である。…あれ?さっきそんなことはしていないぞ。

…これか!ボクはミスしてその右腕の突起、けっこう腕のサイズの割には大きい突起をボクはニッパーで切り取ってしまったんだ、、
しまったーッ。

実はこのパーツは「引っ張って抜ける様になっていて」切り取るパーツではない。
抜けば良いだけのものを切り取ったおかけで
その後の制作に必要な抜いた後の凹になるはずの穴をふさいでしまった、、痛恨、、
爪楊枝とかピンセットで掘削を試みたが無理、、残念ながらその凹部のカバーになるはずの右肘の外側部装甲が取り付けられない!
む、無念!
完成後はこんな感じ。(右部)

対して左部。

でもまあ、物語を知ってる人なら
RX-78-2は酷使されているのはご存知だろうと、機能に関係ない肘のアーマーが戦闘の連続で欠落したところで整備スタッフも部品の補給が無い中やってんだからフルスペックには出来ないんじゃないかと。
ここは肘の可動にも可動スピードにも何ら影響しないし肘が抜けるって事はないからこれで何とかやってくれよ、アムロ…。
て言ってると思うよ。



前後してしまうが完成したコアブロック(コアファイター)を内蔵。

ランドセル。バーニアスラスター。

4時間ぐらいで出来る、と考えていたんだけどトータルで8時間ぐらいはかかった!
…いや、正確には9時間かもしれない。それだけに感無量だ、プラモデルならではの感覚。
完成品では味わえないね。
武器類は持たせない。
これはすでにボク個人の主義だ、他作例の武装状態のディスプレイを否定する意見ではありません。
シールも貼ってない。プラスチックのマテリアルを、色と艶を観る。ステキだね。


ガンダムとくれば次はザクかな、となるんだけど
ボクは今後もRX-78-2に拘りたい。

ジオンのMS-06ザクというのは大量破壊兵器であり、ジオン「軍」とは大規模テロ集団ですよ。
当初武装して「自分達は国家です、と宣言しただけ」であって現代で言うと一時期のISと同じじゃないか。
とてもじゃないが国家じゃないわけ、違いますよね。

その大規模テロ集団の大量破壊兵器ザクに対抗するために開発されたのが
このRX-78シリーズ「ガンダム」だ。


富野 由悠季 監督がガンダム冒頭で書くストーリーはこうだった、

「空が落ちてくる」

何万人もの人が暮らしている、その生活があるスペースコロニーを
勝手に独立を宣言して「ジオン公国」だって言い出した同じスペースコロニー・サイド3の住民達が最新鋭の兵器で重武装し、
一斉に攻撃してきて占領して地球に落とした。

ガンダムの冒頭がこれですよ、
これどんな悲惨なことか分かります?

武装集団はスペースコロニーの一つを占領して(作戦内容は悲惨過ぎ。)地球に向けて推進させ実質全世界の実権、地球連邦軍の総司令部にスペースコロニーを落として破壊しようとするんです。

スペースコロニーが落下する前に地球連邦軍も宇宙と地球から反撃、
住民が入ったままのスペースコロニーですよ!それを総攻撃して落下の直前で崩壊させるんですが
何個かに割れたスペースコロニーの一部が目標からずれてオーストラリア大陸に落下、大都市に落ちて地殻を突き抜けてM9以上の大地震を起こす、、、
これでオーストラリア大陸の20%近くが消滅ですよ、消滅…。大陸の20%…。
こんなんなったら異常気象どころか地球の自転も狂わせるレベルなのでは?
もう地上も海も生息している生命のすべてが何らかの形で相当な被害を受けますよね。

こんな事実は幾ら宇宙世紀だといっても情報規制もされるだろうし報道規制もされるでしょう。事が大き過ぎて事件の実態をリアルタイムで知ってしまうと間違いなく皆パニックですよ、どこに住んでたって一般の人は安全なんてないですから。地球にも宇宙にも。
後で徐々に解明されるんでしょうけど
殆どの人が何が起こったのかわからない状態になるはずですよ。


冒頭がこれですよ、
絶対に許されないことを書いているんです。



以降もガンダム作品は創られるし、どれも素晴らしい作品だしボクも大好きです、けど、


宇宙世紀を創る人は最初の富野 由悠季さんの描いたこの冒頭部分を忘れてはいけないと思いますよね、
これはもう単なる設定ではないですよ。


富野 由悠季の怒りはそこのところから湧き出ているのではないかな?


富野 由悠季は「戦争への怒り」を決して忘れはしないんだよ。


と、ボクは思ったりしているんです。