先日、夫の初孫である赤ちゃんに会いに行ってきました。
今年2月には姪っ子にも子どもが生まれて、それぞれ久しぶりにちっちゃな赤ちゃんを抱っこさせてもらうことができました。
自分の息子たちはすっかり大きくなったけど、こんな風に何もできない状態で生まれてきて、少しずつ成長していったんやなーと、26年前を懐かしく思い出しました。
以前父が、「自分は何も財産とか遺せないけど、◯◯や◯◯(自分の孫たち)がずっと自分のことを覚えててくれたら、それだけでも自分がこれから先も生き続けられる気がする」と言っていました。
父は15年前に亡くなりましたが、父の孫である息子たちは今でも、「おじいちゃんがこうやって教えてくれた」「おじいちゃんこんなんやったよなぁ」と折にふれてときどき思い出しています。
生まれたばかりの赤ちゃんを見ていると、そのお父さんやお母さん、そしてまたそれぞれのお父さんやお母さん…命がつながったんやなーと思います。
自分がこの世に生きた証って、歴史に名を刻むようなすごいことを成し遂げなくても、美味しいご飯作ってくれたなーとか、こんなこと教えてもらったなーとか、誰かのそんなささいな記憶なのかもしれません。
赤ちゃんは、ただそこにいるだけで、周りの人にたくさんの幸せや愛を与えてくれる。
そして親は、子どもがひとりで生きていけるまでにたくさんの時間や労力を費やして、また次の世代へと繋がっていく。
いろんなことがあっても、無事に大きくなってほしいなーと、赤ちゃんを抱っこしながら思いました。