今日、写真を撮った。
バイト先のホテルのレストランに、ある家族が来たのだ。
若い夫婦とその親夫婦、そして車椅子のおばあさん。
おばあさんは、食事をとるにしても、なにもうまくできない様子で、
うまくお箸を使ってご飯を食べると、褒められるほどだった。
食事がだいたい済んだ後、親夫婦の旦那さんが、デジカメで写真を撮りだした。
その感じが、なんとも言えず、暖かいのに暗くて、私はお葬式を思い出した。
みんな楽しそうに振舞うのに、どうしても隠しきれない悲しみがにじみ出ていた。
結局、家族写真ということで、私が呼ばれ、彼らを写真に収めた。
もしかしたら、あのメンバーで撮る、最後の写真だったかもしれない。
なんとも言えず、胸が苦しくなった。
悲しむことでなく、思い出をつくることを選んだんだな。
死は、ものすごく近いところに潜んでいて、でも私たちはいまいちそれを実感せずに生きていて、
ふとした時に、突然襲い掛かってくる。
それはもう、ものすごいスピードで、ものすごい重石を突然乗っけてくる。
悲しいな。
悲しいよ。