特定地域・無期限反復停電の病人への深刻な影響 | 文筆家hideの徒然ブログ

文筆家hideの徒然ブログ

文筆家、そして経営学の大学教員として活動するhideが、日々の雑感を徒然なるままに綴る。
日々の取材のこと、出会った人々、世相・ライフスタイル、音楽、美術、読書、歴史、旅、そしてグルメなど。

東電による、関東地方の、一部地域に対する執拗なまでの停電の反復によって、重い病気の人々が深刻なダメージを受けています。
 
テレビなどでも、停電によって、各病院とも、人工透析をしている方々の透析実施時間帯を変更せざるを得なくなり、それが患者さんたちのコンディションに良くない結果をもたらすことを報じていますが、そうした悪影響は、決して透析をされている方々だけに限ったことではありません。
 
 
私の老母は、不治の難病で何年にもわたって在宅介護をしております。
カラダが動かなくなる病気なので、昼間は、介護ヘルパーや理学療養士、かかりつけ医師などにご来宅いただいています。
 
 
ところが、今回の停電騒動のせいで、介護業者が、一方的に、来宅時間帯を変更してきました。
福祉業界などといったところで、先方は、営利活動として、つまり金儲けのためにやっているのですから、今回のような事態になれば、重い病気の要介護者のことではなく、自社の都合を最優先させることになるのです。
 
それが一体、何を意味するか、おわかりになるでしょうか?
 
老母は、毎日、時間帯ごとに、違う種類の数多くの薬を服用しています。
 
 
それは、言い換えれば、毎日、時間帯によって、身体的なコンディションがまったく異なるということです。
 
 
ですから、介護ヘルパーに入浴介助してもらってお風呂に入るのだって、お風呂に入っても大丈夫な時間帯を慎重に見極めて、入浴時間帯を決めていたのです。
 
 
それなのに、当日になって、「きょうは事業所の一体が~時から~時まで停電になるので、お宅にヘルパーを派遣する時間帯を変更します」と告げてきて、こっちとしても、仕方がないなあ・・・と諦めの気分でそれを受け入れました。
 
しかし、それは、やはり大失敗でした。
 
 
いつもと全然違う時間帯に入浴させられた結果、老母は、見る見るうちに顔が青ざめ、吐き気に襲われ、すっかり容態を悪化させてしまったのです。
 
 
老母は、空襲の生き残りで気丈な人なので、「もう大丈夫だから・・・」と介護ヘルパーを安心させて帰らせましたが・・・・・・・
 
 
私はこんなことが何度もあれば、取り返しのつかない結果を招くと思い、老母と相談して、契約している時間帯以外での入浴は一切、断ることにし、業者にも伝えました。
 
この停電が続く限り、業者は常に自分たちの都合だけを優先するでしょうから、停電が終息するまで、老母は入浴できない可能性があります。
 
「だったらお前が入浴させてやればいいじゃないか!」などと言う人もいるでしょうが、特殊な病気の患者の入浴介助をへたに素人がやれば、とんでもない結果を招くので、こればかりは、プロにやってもらわざるを得ません。
 
この調子だと、老母は、ひょっとしたら、ゴールデンウィークまで入浴なしということだってあり得るでしょう。
 
東電から見れば、老母や私など、どうでもよい虫けら同然の存在でしょうが、私にとっては、決してそういう訳にはいきません。