親父は私の母だった妻を50歳代半ばで亡くした。親父は当時としては珍しく一人っ子だった。連れ合いを亡くした親父はそれから俺達3人の息子家族とそれぞれに一緒に暮らしたがどこでも上手くいかなかった。結果、80歳代から始めたやむを得ない一人暮らし。が様々な事情から昨年末から今の介護施設に御世話になることに納得した。今日、親父に会いに1週間振りに施設に行ってきた。


親父とはガキの頃から馬が合わなかった。「変わりない?」「お前も変わりないか」それだけの会話の他は差し入れた菓子への親父の感謝の言葉以外はなかった。面会時間の30分が過ぎて帰ろうとする私を施設の玄関まで見送った親父。私は考えの違いで一方的に連絡が取れなくなっている私の息子を思った☺