前回の続き


突然先輩が

『あの道がどうなってるか気になってしゃーない。皆で行こうや』


はっ?バカジャナイノカコイツハ?と内心思い

『知って何のメリットあるんすか?何もないですって』

と、ヘタレ魂全開で反論さたものの


『絶対何かある。行くぞ』
と体育会系を全面に押し出し強制的につれて行かれました。
※ちなみに僕は最後まで抵抗しましたが最終的に胸倉を捕まれ連れて行かれました。




話しは変わりますが、目には見えない何かを感じ取り音だけしか確認出来ない世界がこの世で1番怖い事だとこの時に悟りました…



特に会話もなく行くべきではない道に到着しました。

先輩の言っていた白いブラウスがまだ木にぶら下がっていて、月に照らされ風に吹かれ何とも奇妙な雰囲気を醸し出していました


奥に進むにつれ、ほとんど道とは言い難い道を会話もなく突き進んで行きました

すでに夜中の12時を過ぎ、周りの大きな木のせいで月明かりもほとんどない状態で先輩の持つペンライトくらいの大きさの懐中電灯が頼りでした。


これ以上進んでも何もないし、危険だと思い引き返そうと先輩に声を掛けようとした瞬間、目の前に建物が現れました


続く⇒
前回の続き


状態を盛り上げるのに電気を消し、ランプを一つつけて話しはじめました。


話し自体は20分程で終わり、肝試しに繰り出す事に…


1番と4番という数字が嫌いな僕は3番を選択しました。


神社には誰でも何時でも引けるおみくじがあるので、それを一枚持って帰ってくる事になりました。


1番は先輩が行き往復で30分くらいで帰ってきました。


『結構遠いで。道も暗いし、そこそこ緊張感あるわ』

と笑顔だったので、生粋のヘタレの僕は少し安心しました。


2番目の先輩が行き、10分くらい経過した時に1番の先輩がふと嫌なことを言い出しました。


『途中で道が分かれててん。道わからんと思ってたら看板出てたんやけど、何か別の道が気になってな…』
『行ったんすか?』

『おう。別の道に入ってすぐにちょっと空気変わってな。まぁちょっと坂になってたからかもしれんけど』

『何かありました?』


『あったね。最初白い汚れたタオルやと思って足でちょっと蹴ったら、白いブラウスやってん』

『それ、めっちゃ危険な臭いするやないすか』

『俺も、やばって感じになって元の道に戻ってん』


『後は何もなかったんすか?』


『いや、神社の帰り道な何気にチラッと見たらブラウスないねん。あれって思ってふっと近くの木みたらぶら下がっててん』


『まぁ風で飛んだをでしょうね』


『そやろな~多分』


多分て何やねんって内心ビビっていると2番目の先輩が普通に帰ってきました。

暗いな~って感じで帰ってきて、特に変な様子もありませんでした。


よし、ダッシュで行ってダッシュで帰って来るぜ!と思って行こうとした時、1番目の先輩がふざけた事を言い出しました…


続く ⇒
愛しの真由美さんから、『おもんない』と評価された奇妙な話シリーズ…


少し泣きそうになりました

で今回からは怖い話しシリーズで頑張ります。





僕が大学時代に経験した話しです。


当時サッカー部に所属していた僕は、高知に試合に行きました。
(僕の大学は香川)

高知出身の先輩の家に泊まる事になったのですが、この先輩の家は結構裕福でデカイ家+離れが二つありました。


人数が多いので二つに別れ離れに泊まることに


僕は地元が一緒の先輩二人と高校から一緒の友達の四人で泊まることになりました


本宅とは違い、離れは結構古く入ってすぐに少しかび臭かったのを覚えています

テレビもなく、当時はワンセグやDSなんかもなかったので暇で仕方ありませんでした


晩御飯の後何もする事がなかったので、一人ずつ一つだけ怖い話をし家から少し離れた所にある神社に肝試しに行く事になりました…

続く ⇒