前回の続き


状態を盛り上げるのに電気を消し、ランプを一つつけて話しはじめました。


話し自体は20分程で終わり、肝試しに繰り出す事に…


1番と4番という数字が嫌いな僕は3番を選択しました。


神社には誰でも何時でも引けるおみくじがあるので、それを一枚持って帰ってくる事になりました。


1番は先輩が行き往復で30分くらいで帰ってきました。


『結構遠いで。道も暗いし、そこそこ緊張感あるわ』

と笑顔だったので、生粋のヘタレの僕は少し安心しました。


2番目の先輩が行き、10分くらい経過した時に1番の先輩がふと嫌なことを言い出しました。


『途中で道が分かれててん。道わからんと思ってたら看板出てたんやけど、何か別の道が気になってな…』
『行ったんすか?』

『おう。別の道に入ってすぐにちょっと空気変わってな。まぁちょっと坂になってたからかもしれんけど』

『何かありました?』


『あったね。最初白い汚れたタオルやと思って足でちょっと蹴ったら、白いブラウスやってん』

『それ、めっちゃ危険な臭いするやないすか』

『俺も、やばって感じになって元の道に戻ってん』


『後は何もなかったんすか?』


『いや、神社の帰り道な何気にチラッと見たらブラウスないねん。あれって思ってふっと近くの木みたらぶら下がっててん』


『まぁ風で飛んだをでしょうね』


『そやろな~多分』


多分て何やねんって内心ビビっていると2番目の先輩が普通に帰ってきました。

暗いな~って感じで帰ってきて、特に変な様子もありませんでした。


よし、ダッシュで行ってダッシュで帰って来るぜ!と思って行こうとした時、1番目の先輩がふざけた事を言い出しました…


続く ⇒