「意志あるところに道は拓ける」と言う意味だそうです。
プロボクサー長谷川穂積選手の座右の銘です。
昨夜のIBFスーパーバンタム級タイトルマッチ。
王者キコ・マルチネスとの一戦。
長谷川穂積選手の壮絶なKO負けでした。
最後は自ら、マルチネスの得意分野である、打ち合いに応じて、覚悟の上での玉砕に見えました。
チャンピオン時代には、華麗なファイトスタイルで防衛を重ねた長谷川選手ですが、最後は相手の懐に飛び込んで泥臭く散りました。
両目を腫らして、リングに這いつくばる姿は、美しくさえありました。
改めて、ボクシングはスポーツではなく、殺し合いなんだなと思いました。
選手たちは、命を削って闘っています。
試合後の大阪城ホールは、歓声ではなく、拍手で埋め尽くされました。
「意志道拓」を自ら実践した男。
昨夜の長谷川選手のファイトを見て、何かを感じずにはいられません。
多大なるパワーを戴きました。
今現在、長谷川選手は、進路を明言していません。
彼の人生なのだから、自分で決めればいいと思います。
そして、如何なる選択をしようとも、彼の人生は続きます。
洗面化粧台の前で、ファイティングポーズをとってみる。
年季の入った下っ腹が恨めしかったりする(笑)
洗濯物を干して、寝ます。