前エントリーの続きです



どうやらこれは


「蓮を摘む」という


詩もモチーフみたいですね









採蓮



江南可采莲 jiāng nán kě cǎilián
莲叶何田田 lián yè hé tián tián
中有双鲤鱼 zhōng yǒu shuāng lǐ yú
相戏碧波间 xiāng xì bì bō jiān
鱼戏莲叶东 yú xì lián yè dōng
鱼戏莲叶南 yú xì lián yè nán
莲叶深处谁家女 lián yè shēn chù shuí jiānǚ
隔水笑抛一枝莲 gé shuǐ xiào pāo yī zhī lián

江南の蓮の葉摘み
畑の蓮の葉
その真ん中に二匹の鯉がいる
青い波の中で戯れる
蓮の葉の東で遊ぶ魚たち
蓮の葉の南で魚が遊ぶ
蓮の葉の中の少女は誰?
蓮の枝を水面に投げて微笑む


これはかなり有名で

「宮廷の諍い女」にも出てくる

詩歌なんだそうです


恋する乙女が

想い人に蓮の花を投げる


「蓮」 lián  と「恋 」liàn は

四声は違うけど、音は同じ

つまり


「采蓮」とは

恋を摘み取るという意味


つまり忘羨は


恋を摘み取った二人💕なんです


漢詩の世界を知ると

魔道祖師の世界が

彩りを増してきます


思えば昔から

魏嬰は藍湛に

枇杷やら花やら

バンバン

投げてましたね(笑)


無自覚のかまってちゃんには

困ったもんです(笑)




長陽先生の描く

少年時代の魏嬰

魏嬰自身が満開の花のよう


これでは藍湛が

摘み取りたくなるのを責められない(笑)