夏期講習に通うなら家でしなくてはいけないこと【塾に頼りすぎない夏】 | マリオボーイの冒険日記

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2026年中学受験までの息子の学習記録です。日常の出来事を綴っていきたいと思います。

お疲れ様です。

 

夏休みも残りあと2週間弱となりました。

台風にも負けず、暑さにも負けず、大人以上に頑張っている小学生を応援したい今日この頃です。

そんな中、少々古い動画になりますが、名古屋の塾講師チャンネル井ノ塾のいのぐち先生が『塾と我々保護者の在り方』について客観的に示してくれた動画を拝聴しました。

納得のいく内容でしたので共有してみたいと思います。

我々の通塾している『塾』に関する考え方をしっかり捉える上で参考になるかと思いましたのでみなさんと共有してみたいと思います。

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中学受験塾、大手塾、集団でも個別でも通いながらご家庭では何をしたらいいか?どうしたらいいか?そういったことに対して悩まれているな~と思ったので、動画にしていきたいなと思いましたので是非ご覧ください。

 

集団塾と個別指導塾では考え方がまず違います。

集団塾はインプット中心です。

個別指導塾はインプットもやりますが、アウトプットも行います。

 

集団塾では授業を進めていきますが、基本的にお子さんの力になっている訳ではありません

保護者の方が誤解されているのは、塾で授業を受けたら出来るようになる、あるいは分かるようになると思っておられますが、基本的には分かるようにも出来るようにもなりません

強いて言うのであれば、分かったつもりなりやすいだけです。

 

ではどうして授業があるかといえば、それは教科書や参考書を読むだけだと分からないので、それを咀嚼してくれています。

なので、分かったつもりにはなります。

 

しかし、分かったつもりの状態から『演習』をしないと成績は上がってきません。学力は伸びてはきません。

 

みなさんの過去を振り返ったとき、定期テストなどで勉強したと思いますが、その時に学校の授業を一生懸命受けようとしていた訳ではないですよね。

 

定期テスト前は徹夜するくらい勉強に没頭していたと思います。

結局、それが学力を上げるための方法なのです。

 

しかしながら、なぜかお子様で考えたときに、授業を沢山受けたらいいと考えて授業数・コマ数を沢山取られる方がおられますが、それはインプットだけにしかならないので、まったく学力の定着はしていません。

そこをまずはスタート地点としてと考えて欲しいと思います。

 

だから、集団塾でも個別指導塾でも塾というのは基本的にはインプットだけなので家庭でアウトプット(演習)、それが出来なかったサポートする個別指導もしくは家庭教師を入れてやらなければなりません。

 

まずが塾というものはインプットだけ、ではアウトプット(定着)でやらなければいけない。

そういったすみ分けをまずはして下さい。

 

塾をどうやって上手く使えばよいのかといいますと、塾教材この夏期講習も物凄く多いかと思いますが、それぞれのお子さんの『穴を探す』ということを塾は教材を通してやってくれています。

 

穴探し』というのはどういうことかというと、基礎問題だったり、標準問題を沢山入れて、『今あなたはこういった部分が分かっていませんよ』というのを出してくれています。

 

それを埋めるのがなんです。

家でできなのであれば、サポート塾を介入させなければなりませんが、基本的にはなんです。

 

ご家庭でして欲しいことは『漏れている部分がどこなのか』というのを把握することと『それを埋めるという作業』の2つをやらなければなりません。

 

塾はそれを探してくれるところまではやってくれますが、どこができないのか・分からないのか管理はしてくれません

してくれる塾も大手ではありますが、かなり料金がかかります。

それくらい管理というのは大変なのです。

 

。どこが漏れている

・どこが間違っている

・どこの分野が苦手

・それらをいつ埋めるのか

・いつ復習するのか

 

こんなところまで管理する塾はありません。

個別指導塾でも50分から70分の授業で教えるだけなのです。

分からないものを教えるだけなので、分からないところを引き上げているだけなのです。

だから、サポート塾というのが入っていたとしても、単純に分かっていて出来るようになっているようになっているだけなのです。

 

だからご家庭で保護者の方にして欲しいことは、夏期講習で学んできたことに対してどこに穴があるのか、分からない箇所をしっかりとチェックすればよいのです。

そしてチェックしたものを保護者が把握すればよいのです。

 

まだ受験の真っ最中ですが、秋とか冬ではないので、大雑把でよいから『分野として苦手なものを洗い出し、そしてそこを埋めておけばよいのです。

 

あるあるなのは冬くらいに子どもが伸びてこないなという保護者の方がおりますが、それは穴があるので当然の結果です。

 

ですから、夏にしっかりと穴を埋めなければなりません

これは中学受験ではもの凄く大切です。

小学生の子どもたちが自分で穴を見つけて、穴を埋めて管理することは不可能です。無理なんです。

断言しましょう。できません。

 

ですから、保護者の方もしくはサポート塾があればそういったところに任せる形にしてもらわないと漏れて、埋まっていないので成績は伸びないという結果になります。

 

集団塾でも個別指導塾の教材を使って漏れているものを保護者の方が把握するというのが必要です。

やり方としては、出来なかった箇所を色付き鉛筆できちんとチェックして下さい。

 

塾で習ってきた後に復習するのでもいいし、翌朝にその部分を復習することをおススメします。

あるいは復習日を設けたり、次にちょっとでもいいから復習するというのが大事です。

 

もし8月中、滅茶苦茶授業数が多かったたり、時間がとても取られているというのであればお薦めなのが9月に復習して下さい。

 

8月に漏れているものは8月にしっかりと埋められるのであれば理想的ですが、埋められない場合もある訳ですから、その場合は9月にしっかりと埋めればいいと思います。

そのためにもチェックだけはしっかりしておきましょう。

 

そして保護者が必ずそのチェックしたものを再演習しているかどうかをみてあげて下さい

そこまでやればこの夏は価値ある夏期講習になります。

 

ただ、演習だけやって終わってしまうと満足感だけが残り、まったく成績が伸びません。面白いくらい伸びません。

 

だから、塾でやってきた内容を見て、子どもにも出来ていない箇所をチェックさせて、保護者が穴をしっかりと把握して、できるだけ復習を当日か翌日にはやるようにしてください。

 

全部復習するのはかなりしんどいかと思います。

間に合わせるために押すのですが、結局押しても定着しないので意味がありません。

対策としては復習日を設けるか、あるいは9月に復習すればよいのです。

そうすれば何とか間に合うかなと思います。

 

何度も申し上げますが、夏というのは演習量を増やすことよりも、復習をしっかりやならければなりません。

普通の塾に行っている子たちは復習は絶対にしません。

 

では誰が復習をさせるのか?

普通は塾がやればよいのですが、できないので保護者がするほかありません。

 

そうした管理をしてくれる塾は物凄い少数であり、現状の(中学受験という意味での)教育というのが与えるだけなので、そこで確認とか管理する塾というのは基本的にありません。

それはパフォーマンスの問題だったり、時間がかかったりするからです。

だから保護者に家に丸投げしなければなりません。

 

この夏は復習を徹底して、間違いが一問もないくらいに徹底すればよいのです。

塾教材以外の違った教材は絶対にダメです。

教材はひとつに絞っておいた方がいいです。

同じ問題を完璧にできていない状態で、市販の問題集の類似問題やっても意味ないんです。絶対に定着しません。

 

まずは演習をして穴を探します

探した穴をしっかりと管理しながら埋めていくという作業をすればこの夏、物凄く伸びますよ。

 

夏に伸びる子と伸びないこの差は基本的に『復習量の差』です。

演習量はどこの塾も同じ程度しかやっていません。

 

同じレベルの同じ量をこなしているのであれば、差がうまれるはじがありません。

ではどうして差がうまれるか?

 

定着しているかいないかの差です。

それだけです。

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いかがでしたでしょうか。

 

単に塾に預けていても成績が上がらないことの理由を端的に示してくれている内容だったかと思います。

 

確かに愚息の通っている塾ではインプットを主として、余った時間に確認するためのアウトプット(問題演習)をしてます。

 

動画内ではどの塾の演習量も同じと言っておりましたが、同じ塾内で比較すればクラスは違えど演習量はそれほどの差がないかと思います。

しかし、塾間では東大軍師先生が示唆されているように演習量には相応の差があるのが現実です。

 

 演習量が多ければ多いほどそれだけ復習量も多くなり、定着の差が生じます。

結果、中学受験における塾業績の差が出来ていることに繋がっている可能性は否定できません。

 

SAPIX教材と予習シリーズを両方使用している者としてもその演習問題量の差を痛感しています(もちろん両教材それぞれの良さがあるのが前提ですが)。

 

こうしたことからも今回の動画内容はかなり芯をついた勉強法ではないかと思われます。

 

授業中のインプットの習得率をupしていくことはもちろんのこと、各単元毎に習得の穴を見つけその穴を埋めていく作業が必須ですが、子ども自身でできない場合、我々保護者が塾の単元の内容をしっかりと把握した上で子どもの穴を見つけ出し、徹底的にその穴を潰させる必要があるのです。

 

さすれば、当該単元の完成度はより一層高まる(穴がなくなる)はずです。

 

逆に言えば、保護者が子どもができなかった問題あるいはその分野をしっかりと把握し、そこを潰すことで熱望校への道が一步近づくということを示唆してくれているという訳です。

 

そいったことをしっかりと行っているご家庭と単に我が子を塾に預けているだけのご家庭では初手から勝負にならないのは自明の理といったところではないでしょうか。

 

考えてみれば人生という縮図も紐解けば、自己に足りない部分を見出し、それを修正することに尽きるのかと思います。

実はそれは自分の最も見たくないところを敢えて見つめなければならないため、一番したくない作業になるかと思います。

 

それができてこそ初めて人は成長し、より良い人間になっていくのではないでしょうか。

学業のみならず、感受性、協調性、倫理観、責任感など修正しなければならないことが山ほどあります。

 

ゆえに『人生とは人として成長するための生涯かけての修行』であると、お恥ずかしきながらこの歳になってようやく悟ることができました。

 

我々保護者も修行中のひとりの人間として、そして愛する我が子の伴走者として、1日1日をしっかりと歩んでいきたいものですね。

 

 

<追記>

愚息と聖帝様が帰省中、我が家に新たな家族を迎えました。

それは・・・

4匹の小金ちゃんたちです。

もともと飼っていた2匹の金魚が寂しそうにしていたので、聖帝様がいないうちに、金魚店で買ってきました。

幸い金魚同士の喧嘩もなく、とても元気に泳いでいます。

我が家のカースト制度の位置付けでは私より数段上におりますが、すくすくと成長して欲しいものです。

 

そして愚息と聖帝様が1週間の帰省から帰って参りました。

聖帝十字陵ではたっぷりと鋭気を養ってきたようです。

帰省中は机上の勉強だけでなく、火力発電所見学などの実地体験もしてきたようです。

火力による発電の機序についてもしっかりと学んできてくれたようです。

ただ、東京に戻って来てから自信満々の愚息に週テストを再施行したところ・・・

よもやよもや『ナフサ』がすっかり忘却の彼方でした。

火力発電所まで帯同されていた我が家の聖帝様の怒りの鉄拳が炸裂したことはいうまでもありません。

我が家の聖帝様:『覚えざる者、死あるのみ!』

愚息:『す、すみません。』

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

まだまだ続く暑い夏を乗り切っていきましょう!