これを続けていると小5後半から低空飛行が確定…中学受験で「成績が思うように伸びない子」の特徴10 | マリオボーイの冒険日記

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2026年中学受験までの息子の学習記録です。日常の出来事を綴っていきたいと思います。

お疲れさまです。

 

5年生の春期講習もなかなかの質と量でした。

これはSAPIXのみならず、他の塾でも同様のことが起きているかと思います。

 

そのため受験競争における大きな差が生じる学年と思い始めた今日この頃です。

 

今回プレジデントオンラインで安浪京子先生の『これを続けていると小5後半から低空飛行が確定…中学受験で「成績が思うように伸びない子」の特徴10』が取り上げられており、読んでみました。

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親は子供の成績を伸ばすために何をすればいいか。

中学受験カウンセラーの安浪京子さんは「正しい勉強の仕方を知らないと、知らず知らず『字が雑』『すぐに答えを見る』といった伸びにくい子の特徴に当てはまる取り組み方をしてしまう。

 

今は“伸びにくい子の特徴”に当てはまる項目が何個もあっても、できるところから『答えを見る前に自分で考える』『読める字で書く』といった“伸びる子の特徴”に切り替えていけばいい。

伸びる子の特徴とは『面倒くさいことリスト』でもあるので、親が『地道に』『泥臭く』『根気よく』という気持ちで伴走することが大切だ」という――。

 

覚える勉強では5年生以降に成績が急降下する

子供からの相談 暗記だけで、なんとかなりませんか?

勉強には、2通りの方法があるって知ってる?

実はこれ、とても大切なことなの。

だから今、ここでこっそり教えるよ。

勉強には「覚える(暗記)」ものと「考える(理解)」ものの2種類があります。

● 覚える

国語の漢字や語彙、理科の生物・地学分野や社会など。

「北海道の県庁所在地=札幌」というのは、決まっているから覚えるしかない。

つまり、考える必要がない問題です。

だから、忘れたらまた覚え直す……と繰り返して定着させていきます。

● 考える

算数や国語の読解、理科の化学・物理分野など。

考えないと答えが出ない問題なので、常に「なぜそうなるのか」を理解して解き、定着させていきます。

「考える」勉強は、慣れるまでけっこう大変だし、時間もかかるの。だから勉強をできるだけ早く終わらせたい、でも復習テストで良い点数は取りたい……となると、どうしても手っ取り早い「覚える」勉強法になりがち。

だって、わからない問題でも解説をチャチャッと写して解き方や答えを覚えれば、復習テストではそこそこ点数が取れちゃうからね。

 

残念ながら「覚える」勉強法ではいつまでたっても算数の力が身につきません。

算数は、その問題を解くための根本的な意味を理解していないと、少し問題の見た目が変わっただけでお手上げになっちゃう。そもそも、テキストとまったく同じ問題は出ないし、覚えきれる量でもないよね。

 

学年が下のうちは覚える勉強でも何とかなるけれど、その勉強法では5年生以降に成績が急下降していきます。

「今、『覚える勉強法』になっちゃってるかな?」と不安に感じたら、解いた問題を友達やおうちの人に解説してみよう。

 

うまく説明できなかったり、「どうしてそうなるの?」と聞かれて答えられなかったら、そこは理解できていないところ。つまり、その部分こそが伸びしろだよ!

 

「理解」した上で「演習」を積むというプロセスを

親御さんへのアドバイス

塾に入ると、テキストや宿題が配られ、授業が始まりますが「勉強の仕方」「ノートの取り方」といった勉強の根幹となる部分は教えてもらえません。

 

つまり、子どもたちは勉強の仕方を知らないままに、受験勉強に突入するのです。

よって、正しい勉強の仕方を教えてあげる必要があります。

 

勉強には「知識を入れる」と「考えて理解する」の2通りがあり、算数は基本的に「考えて理解する」科目です。

もちろん、計算ルールや九九、円周率など覚えるものもありますが、それらはツール。算数はそれらのツールを使って、より複雑な問題を考えて解くことになります。

 

では、算数はどのように取り組めば良いでしょうか。

算数で大切なのは、「理解」した上で「演習」を積むというプロセスです。

「理解」をすっ飛ばして宿題を何巡もすると、子どもは解き方を暗記してしまいます。

 

そして怖いのが、5年生の夏前頃までは、暗記でもそれなりに点数が取れてしまうという点です。

 

「理解」できているか否かは、考え方を子どもに口で説明させる

しかし、次第に暗記型勉強では太刀打ちできなくなってきます。その理由は2つ。

● 暗記でしのげるほど単純な内容ではなくなる

学年が進むにつれて「割合」「速さ」といった抽象概念を扱うため、根本理解が必要となる。

他分野も思考の階層が深まり、手順が複雑化して覚えきれなくなる。

● 何巡もする余裕がなくなる

4年生で扱う「量」と「難度」を1とすると、5年生はその2倍、6年生はさらに2倍となり、何巡もする時間的余裕がなくなる。

宿題を何巡もすることが悪いわけではなく、その前に「理解」を経ないことが問題なのです。

 

「理解」できているか否かは、考え方を子どもに口で説明させることで判断がつきます。

このとき「子ども自身の言葉で説明できているか」がポイント。

 

説明がたどたどしい適切な算数用語が出てこないのが小学生らしい説明です。

エクセレントな解説は「解説そのものを暗記している」可能性もあります。

その場合は、その解説にもっと突っこんだ質問をしてみてください。

それでも説明ができるか否かが見極めのポイントです。

 

「成績が伸びる子、伸びない子」のチェックリスト20

子供からの相談 「成績爆上がりのコツ」ってありますか?

たくさんの受験生を指導していると、成績がグングン伸びる子、思うように伸びない子に分かれるなぁ、と実感します。

その違いはどこにあると思う?

伸びる子と伸びない子のチェックリストを作ってみました。

 

【伸びる子の特徴】

①読める字で書いている

②図や式を書いて解く

③毎日のルーティン(計算など)に取り組んでいる

④塾の板書を元に問題を解く

⑤答えを見る前に自分で考える

⑥答え合わせ・間違い直しをする

⑦間違えた場所を探す習慣がついている

⑧自分がどう解いたかを説明できる

⑨わかったフリをしない

⑩テストで点数を取りたい気持ちが強い 

 

【伸びにくい子の特徴】

①字が雑

②図や式を書かない

③毎日のルーティン(計算など)をしない、あるいはときどきしかしない

④板書を取らず、何でも自己流で解く

⑤すぐに答えを見る

⑥答え合わせ、間違い直しをしない

⑦間違えた問題は一から解き直す

⑧自分がどう解いたか説明できない

⑨わかったフリをする

⑩テストが早く終わることばかり考えている

 

どちらに何個当てはまったかな(笑)?

もちろん、最初から“伸びる子の特徴”に全部当てはまる子なんてめったにいません。

というより、正しい勉強の仕方を知らないと知らずしらず“伸びにくい子の特徴”に当てはまる取り組み方をしてしまいがちです。

 

4、5年生の間はとにかく字が雑で、何度言っても式も図も書かなかったけれど、6年生になって「これじゃヤバい!」と読める字で図や式を書くようになった子もたくさんいます。

 

今は“伸びにくい子の特徴”に当てはまる項目が何個もあっても、できるところから“伸びる子の特徴”に切り替えていけばいいだけのこと。

ぜひ、このチェックリストを机の前に貼って1つでも増やしてみてね!

 

受験算数爆上がりの第一歩

親御さんへのアドバイス

学問に王道はありません。

中でも受験算数はそれが顕著です。

読書好きでナチュラルに国語の点数を取れる子はいます。

歴史好きで、軽やかに歴史の点数を取る子もいます。

しかし、“受験算数”に関しては、日常生活の中で数字や算数に興味を持っていたとしても、素養的に算数が得意であっても、さきほどのリストにどこまで泥臭く取り組めるかが、成績を左右します。

 

子どもに限らず、人は自分が興味のあること以外は基本的に面倒を嫌います。

前出のリストはいわば「面倒くさいことリスト」であり、ここには自分を律する力が関わってきます。

 

とはいえ、さまざまな小学生を見ていると、これらを求めるのは正直酷だなと思うことも多々あります。

でも、そんなこと言っていられないというお気持ちもわかるので、親御さんにできることを挙げてみます。

 

・見本を見せる

・少しでもできたら思いきり褒める

・できたことを常に求めない&求めすぎない

・成長を待つ

 

これ、よく見ると“トイレトレーニング”に似ていませんか?

「トイレではこうやっておしっこをするんだよ」と見本を見せてあげた方もいると思います。

リストの項目を習得していくのも少しずつ、一歩ずつ。

子どもに「こうしなさい」ではなく、親こそが「地道に」「泥臭く」「根気よく」という気持ちで伴走することが大切です。

 

リストの内容を無理矢理やらせる「義務」になると、親子共に辛くなるので、まずは「どれならできそう?」と一緒に選び、それを義務ではなく「習慣化する」。

これこそが、受験算数爆上がりの第一歩です。

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いかがでしたでしょうか?

 

 やはり5年生になって最も難化したのは明らかに算数です。

質・量ともに倍増しているのでは、小学5年生以上のお子さんをお持ちの親御さんはよく分かるのではないでしょうか。

 

確かに今回指摘されているように、大きく分けると『覚える』ことと『考える』ことは必要なことかと思います。

 

中学受験を志すご家庭では大なり小なり『覚えること』『考えることはできているかと思います

では何故成績に異差が生じるのでしょうか?

 

個人的には『覚えることの量』と『考えることの深さ』の差だと思います。

人はこれを『キャパシティ』と言います。

『天賦の才』と言ってしまえばそれまでですが、中学受験においてはこの『覚えること』と『考えること』をどのように導いていくか、我々にとってとても大きな課題です。

 

知識をより正確に、そしてより多く身につけるための勉強法のひとつはインプット‐アウトプット交差法ではないでしょうか。

つまり、覚えたらすぐに問題演習する、問題演習したら再び覚え直すことを繰り返す勉強法です。

そして、エビングハウスの忘却曲線に則してこれを繰り返す。

SAPIXでは日単位、月単位、そして年単位で繰り返しています。

もちろん家庭学習をしっかりと行うことが前提になります。

 

5年生になって特に感じていることですが、算数において思考する問題が格段に増えたことです。

先週の課題は『立体図形(1)』でしたが、このような問題がありました。

これが今回の単元では最も考えさせられた問題でした。

『6個目のおもりはちょうど水面より高くなる』ことがポイントです。

愚息はじっと考え続けていました。

いろいろな切り口で攻めていましたが、なかなか攻略できません。

それでも私に聞いたり、コベツバの解法を見ようとしません。

 

もちろん解く時間を意識することは大切ですが、今は時間で区切ることよりしっかりと論理立てて考えぬく力を養う時期です。

20分間考えたところで少しばかり解法への糸口をアドバイスしました。

まさにトイレ・トレーニングですね。

このようにSAPIXの問題でも各単元毎にじっくりと考えさせるような問題は1~2問程度です。

これではトレーニング量としてはまだまだ足りません。

そこで『中学への算数』などの市販問題集を用いながら、少なくても1日1問は考え抜くトレーニングを積んでいく必要があると思います。

重要なのは『考え抜くトレーニング』をどれだけこなしていくかではないでしょうか。

 

最後に今回の『伸びる子のチェックリスト』を愚息にあてはめてみました。

この表を見ても分かるように現状における愚息の最大の課題は『図や式を書いて解く』ということです。

幾度となく促してはいるものの、まだまだ頭の中で組み立てています。

これもトイレ・トレーニング方式と⑧自分がどのように解いたかを説明させながら『解答の検証』を行っています。

 

この種撒きには時間も労力もかかりますが、6年生になったとき稲穂となって回収できればいいですね。

 

<追記>

さて、本日は浜学園の公開テスト・・・もそうですが、私の誕生日でもありました。

少々穿った見方かもしれませんが、この歳になりますと『誕生日』というものはどちらかというと『誕生してからの日にち』というよりは『他界するまでの時間(死期)がまた1年短くなった(近づいた)』という感覚です。

 

患者さんの臨終に立ち会うことはありますが、自分自身の臨終を考えたことは今までほとんどありませんでした。

もちろん年齢による衰えというものは認めたくないものですが、最近は身に染みて感じるようになってきました。

 

・老眼の増悪

・徹夜当直後の体力回復の低下

・脂っこい食事摂取量の減少

・早朝覚醒

 

私自身残された時間で『何がしたいのか』『何ができるのか』真剣に考えるようになりました。

仕事においても人生においても『終着点』を視野に入れた設計を考えた結果、今回約20年勤務した大学病院を退職し、クリニック開業に至った理由の一つでもあります。

 

とはいえ、愚息のためにまだまだ頑張らなければなりません。

人生をマラソンに例えることも多いですが、折り返し地点を越え、これから人生の終盤に向かうにあたり、技術より精神的な素因が要求されることの方が多いかと思います。

 

平成・令和世代と比べ『気合い』と『根性』で生き抜いてきた我々昭和世代ですから、何事にも怯まずしっかりと生き抜いていこうと思います。

そしていつの日か人生を振り返ったとき、こう言いきりたいものですね!

あっ!

私と同じ歳のこのお方も少々歪んではおられますが、信念をもって自身の人生を歩んでおられます。

 

昭和世代の皆様、これからも頑張っていきましょう!

 

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

また1週間頑張っていきましょう!