昨晩、丁寧な接客を受けて思い出した。
30年以上も前の話。飲み屋さんからいろんな相談を受けていて、ちょっとしたアドバイスもするようになっていた。
今の時代には合わない部分がほとんどだけど、それでも…言いたいこともある。
その頃、多かったのはカラオケのスピーカーの向きや音量、エコーの具合。デンモクなんかない時代で分厚い本で歌を探し、店の人が全てをコントロールしていた。音が良い、歌いやすいって大事だったのね。カラオケが稼いでくれてたんだよな笑
あとは、新人嬢の練習相手。お酒の作り方は自然に覚えられるけど、話すのって難しいのよね。どうしても初めは質問責めにしてしまう。「たくさん話すネタの引き出し」を持つ必要はない。気をつけるのは他の客と絡めない事。めんどくせぇ客をなんで他の客が相手しなきゃならんのか?
接客テクとしては
嬢「今日〇〇にいませんでした?」
客「え?行ってないよ」
嬢「声かけようと思ったけど、掛けなくて良かった笑」
みたいな、しょうもない「あなたへの特別感」の演出もしたけど、これがね〜客が恋に落ちてしまい、悪い常連客になって揉めて、結局、俺が彼氏のフリして登場する事になる。うん。あれはダメなやり方だったな。
「店内に季節を感じる部分はあるか?」ってのも多く話したな。まぁ、花を飾りましょうって事なんだけど、実はこれが深くてね。花を飾ると他の部分にも気配りするようになって(特にトイレ)店内に意味がない空間が出来にくくなるんだな。
お客様が「0の気持ちで入店し0の気持ちで店を出たら100点満点」という謎の理論はいろんな場面で今も大事にしている。
特に客としての自分が嬢を嫌な気持ちにさせないように配慮は欠かさない。(たぶん嫌な気分にさせている自覚はありますけど!)まぁだいたいヘビメタの話をしてポカーンとされるか全否定されてます笑
とにかく「金払ったらすぐ帰る」に尽きる。
話を戻そう。
ドアを開けた瞬間に、ほぼほぼその日の印象は決まる。どの席を案内するのか?グループの間に出来たポツンとひと席に案内されたらもうおしまい。客層はどうにもならんが、昔から「常連客が店を潰す」って言葉があるくらいだからね。
なので、
入口に近い席に着く嬢は、全体を把握してコントロールできる人の方が良い。
放置しても大丈夫な客はそもそも入口近くに座って貰うようお願い(教育だな)しとけばいい。
話す内容はどうでもいいと思う。意外と男性は髪や美容の話なども聞いてみたいものなのよ。
ネイルなんかマジマジ見れる事なんかないから楽しいんだよな(俺だけか笑)
まぁぶっちゃけ「店のカラー」に合わせなきゃならんけどね。
で、0の気持ちで店を出たら再来店の可能性はグッと上がる。しかし、ちょっとでもマイナス側になったら再来店の可能性はグッと下がる。
お見送りを大事にしてる店は多いけど、実は、入店時の方が大事なんだな。
「店に行かなきゃ会えない」
「用件は店で話す」
ってのは昔話で、今はSNSがあるから、非日常的な空間とか特別感じゃなくて、友達感覚の繋がり方が合ってるのかもね?
「今日ありがとうございました」メールも翌日とか朝よりも客が店出たら直ぐに短文で送信する方が効果がある。営業時間外に返事来たら嬢もめんどくせぇだろ?
お見送りして席を片づけてメールしたらちょうどタクシー乗ってるか歩いているタイミングなので、ベストなのよ。
接客は昔より今の方が繊細で配慮も難しい。
↑こんな話を、店でするようになったら老害どころじゃ済まない。飲みに出るのは辞めた方が良い。
そうならないように。
書くだけでおしまい。
気をつけます。
【追記】2025 .6.20 Xにポスト
昨晩、いつもの店。美男美女の2対2合コン中に俺、登場(気分は参加)。脳内会議「何をすべきか?禁句は?」「全てが地雷!」結果、自分の曲を流しながら喋り倒して自爆。静寂。グラスの音と滑ったギャグの余韻が響く。その後、元の店に戻り、優しさに包まれながら寝た。
同情するなら抱いてくれ