今日、東京ヤクルトスワローズの小川監督が辞任することが正式に発表されました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140922-00000056-mai-base
高田前監督がシーズン途中で休養に入った時、当時ヘッドコーチだった小川淳司氏が監督代行として指揮をとりました。
その当時は見事にチームを立て直し、勝率5割復帰!!
CS出場まで見事に導いてくれました。
監督任期中には2度CS出場を果たし、二軍を優勝まで導いた小川監督は一軍の監督としても優秀な監督でした。
しかし昨季と今季は怪我人続出という事態に陥り、思うような成績を出せずに辞任という形をとることになってしまったということです。
以前のブログ記事にも書きましたが、小川監督は一人で責任を取らされるという形になり、
いわば私が思うに、今季のチーム成績の低迷の原因扱いされた被害者だと思っています。
しかし、ここで私なりの考えを書きたいと思います。
小川監督辞任に関して様々な意見を目にしています。
球団の補強をしないという部分にも責任追及の意見も聞きます。
確かに怪我人続出で、チームはかなり危険な状況下におかれていました。
言ってみれば瀕死の重傷の状態でした。
そんな状況でも球団は補強もせずに「現場は現有戦力で戦え」と、すべて監督に無理難題を課しているような状況に見えました。
実際、外国人選手を連れてくることもなく、トレードをしても来た選手は一軍定着できない。
しかもユーティリティ・プレイヤーの川島慶三選手を放出という暴挙にでた。
でも、ここで考え方を経営者の立場として、今一度考えなおしてみましょう。
経営者の立場で言えば、支出は最小限に抑え、しかし収入は増やしたい。
これはどんな会社でも基本的には同じ考えになるはずです。
しかも、故障者はいずれ戻ってくるという考えもできる。
つまり、無理に選手を増やしても、その後に選手登録人数に余りが出てしまう可能性もある。
確かに支配下登録枠には若干の空きがありました。
だから球団側は選手の入手よりも観客導入を増やす方を優先したんじゃないかと思えるんですよね。
野球チームを所有する企業が観客動員を増やすには、チームを強くすれば良いっていうのがまず先に思い浮かぶんですが、故障者が多いなどで今季はそれはお預けと考えたとして・・・
1、燕パワーユニフォーム付きチケットの発売
2、ボブルヘッド人形付きチケット
3、新しいグッズショップの開設
4、二軍の本拠地、戸田球場でのイベントの強化
5、戸田球場の客席増設
などなど。
まあ、どれも他球団に一歩遅れてのことかもしれませんが、それでも「なんとかファンサービスを!」っていうのは見える。
お金だって、バレンティン選手の複数年契約など、それなりにお金を使ってくれていると思います。
まあ、それもこれも考え方や見かたを変えてみたの話しではありますけどね。
私が思うに、そんなに球団もやる気がないとは思えないって思うんですよね。