静岡からの遠距離通学が実を結ぶように | 土地家屋調査士受験!カネコのちょっと役立つハナシ

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来年の合格も金子におまかせ!

2019年合格を目指す金子塾の合格コース!

(通信生はいつからでも始められます)

※内容,日程,受講料等の詳細はホームページ(左上「合格の扉」バナーをクリック)でご確認下さい。

↓お問い合わせ,お申込みは,下記のアドレスまで。

knkclear@gmail.com

上記講座お申込み又はお問い合わせの旨と,既に私の教材を購入,講義を利用していただいている方は御名前と御住所(都道府県までで結構です。)を,初めて利用される方は,御名前,御住所(郵便番号も付記して下さい),お電話番号,メールアドレスをお伝え下さい。

 

 

平成27年本試験合格者,静岡在住のKさん。

当時は新宿にあった金子塾の教室に,毎週毎週,生講義を受講しに来てくれていた。

往復の新幹線の交通費もバカにならないが,休まずにスタート講座,レベルアップ講座を受講してくれた。

模試は費用のこともあり,通信にしてほしいとのことで,レベルアップ講座終了後は通信生となった。

 

人一倍の努力をしているKさん。

彼から送られた答案を添削するのは楽しみだったのだが・・・

ムムムであった。

スタート講座,レベルアップ講座ではしっかりと復習ができている様子で,講義中に答えさせてもほとんど正解だったが,模試のデキは芳しくない。

それどころか,これをしないと絶対に合格できないと豪語したことをやっていない。

「図面白紙では合格できない。土地の形状は必ず作図しろ。形状がはっきりしないところは見取図や問題のヒントを頼りに出鱈目でもいいから作図をしておけ。」

何度も何度も講義中に言ったのに,図面白紙の答案が出てくる。

毎週毎週静岡から通っていたKさんの答案とは信じがたかった。

 

このままではいけないという危機感を彼も感じていたのかもしれない。

本試験まであと2か月を切った頃,彼が出張で上京した際,新宿の教室に訪ねてきた。

教室近くの店でトンカツを食った。

飯を食い終えて,談笑してこのまま別れるのがいいか,それともここで厳しく言った方がいいか,本試験直前期でもあり,トンカツを食べている最中から迷っていた。

 

トンカツの皿が片づけられ,二つの湯飲みだけが置かれたテーブル。

お茶が飲みごろになった頃,「これじゃ合格できないよ。」と無意識に言い放っていた。

一種の職業病か?

 

資格試験は合格しないと意味がない。

このままでは,静岡から通った数か月の努力,人一倍の努力は無になる。

彼の必死さ,努力が報われるのは合格という結果しかない。

そんな思いが引き金となって,

「なんで図面白紙?」

「とにかく書けよ。」

知らず知らずのうちに語気も荒くなっていた。

 

「わかりました。頑張ります。」と店の外で別れたKさん。

厳しいことを言ったのが良かったのかどうかはわからなかったが,合格したので良かったのだと思っている。

 

本年度の合格コース生クラスにも,静岡から受講しに来てくれている受講生がいる。

18日の講義開始前,静岡からの遠距離通学者であるSさんが意気込みを語ってくれた。

Kさんの姿を思い出す。

努力した分だけ,結果を出して得られるものは大きくなる。

合格を祝ったときのKさんの顔はそれを物語っていた。

遠距離通学の苦労。

言うは易く行うは難し。

頭が下がる。

Kさんのように,Sさんも合格してほしい。

寒くなるが,頑張って通ってほしい。

静岡からの遠距離通学が実を結ぶように,頑張ってほしい。