能登半島地震が教えてくれた
日本の現状
中国やロシア、北朝鮮が日本の領土に攻め込んでくるかもしれない、だから軍備を増強しようとしている。
だが、100%の確率で来ることが確実なのは、東南海地震なのです。かもしれない話に軍備を増強するくらいなら、確実に来る地震対策にお金をつぎ込むべきだと思います。
簡単に言うと、海上保安庁や自衛隊に重機や食糧を運べる大型ヘリコプターや輸送艦がもっともっと必要なんです。
2024.1.1 能登半島で震度7もの巨大地震が発生した。この時私は、次の二点に大きな不安を覚えた。
地震発生三日後に、二日間何もたべていませんと言う方をテレビが放映していた。
道路が寸断されて、災害の現地に救援物資が届けられないというのです。
知床遊覧船沈没事故、2022年4月23日に北海道斜里郡斜里町で発生した海難事故をお思いだした。海上保安庁のヘリが救助に向かったものの考えられないほどの時間を要したのです。
つまり、知床と言うロシアが1945年に占領した択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島の北方領土という重要な場所なのに近くにへりがいなかったのです。
海上保安庁
第1管区海上保安本部(小樽)は22日、知床沖で観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没した事故を受け、年度内に釧路航空基地にヘリコプターを1機増強して3機とし、救助体制を強化すると明らかにした。
たった一機しか増強していないのです。
今回の地震でも自衛隊員が陸路歩いて支援物資を運んでいる姿が放映された。ヘリも当然活動していたのでしょうが、地震発生直後の救援物資の遅れや道路復旧の遅れは予想を大きく上回った。
地震発生七日後に、行方不明者が大幅に増えた。
地震発生の翌日から行方不明者がポツリポツリと増えていくのです。
そして、七日もたってから大幅に増えたのです。
岡山県倉敷市真備町で、2018年7月6日の夜発生した大雨による堤防決壊での行方不明者の発表状況とおなじなんです。このときも行方不明者がポツリポツリと増えていったのです。
正月で帰省者が多かったと言う理由もあったらしいが
近隣の付き合いが気薄となり隣近所の把握ができていない。
などもあるだろうが、救助隊員や重機を運ぶ輸送方法が貧弱すぎるからだと思う。
能登半島地域でこのような状況です。東南海地震のように広範囲となった場合を考えるとゾッとする。