日本をダメにしたハンコ文化
ハンコが問題ではありません
一枚の書類のハンコの多さが問題なんです
ハンコが多いと、決済スピードが遅くなることと、反対を恐れて無難な計画になるからです。
河野太郎行政改革担当相が、行政手続きの「脱ハンコ」に向けて取り組んでいる。
9割以上の行政手続きでハンコの使用を廃止できると述べた。
菅首相苦労人だけあってすごい人だと思う
これ小さな問題ではないのです
このハンコ文化が今の日本の成長鈍化の元凶であることを知っていて石を投げたのです
日本人は、なんでこんな優秀な人を総理から引きずり下ろしたんだ
ITと言う高額且つスピードを要求される設備投資に、稟議書と言う日本独特の文化が日本の成長の足を大きく引っ張ったのです。
そうです、これらのことでライバルより設備投資が遅れたのと大きな冒険的な投資をしなかったのです。
ライバルが設備投資をして、生産が需要を上回った時に、設備投資はできないのです。
簡単に説明すると、戦争の最中に大砲を使うか使わないかを、稟議書を書いてハンコ承認をもらうようなことをしていたのです
創業者が社長であるときは、これが事後承認のような形で動いていたのですが、サラリーマン社長が多くなって日本が動かなくなったのです
脱ハンコと言うより、稟議書廃止を含めて承認者を可能な限り少なくすることが望まれることを投げかけたのです
なんてことが菅首相の本来の狙いだと思います
(成長している企業は、これに近いことをすでに実行している)
日本の経済と同じように緩やかな右肩下がりになっている会社の実例です。
例1)
なんと、稟議書に21個ものハンコが押されているのです。
承認だけでなく、後で知らなかったと言わせないための印なのです。
稟議書がやめられないのであれば、3人のハンコ承認で済む仕組みを作るべきだ。
◆すでに古くからこれを実施している大手企業が存在する。
例2)
サラリーマン社長が文学少年で、稟議書の1文字1文字にクレームを言うのです。
設備内容の指摘ではなくて、文章の書き方や漢字の使い方、わとはの使い方などです。
日本語は意外に100%正しい答えがないのです。
そのため、各段階で書き直しが入り許可を得るのに1か月を要しているのです。
けど社長本人は即決したと自画自賛しているのです。
その通り社長は即決しているのだが、社長に届くまで時間がかかっているのである。
◆この会社、その社長の時大きく売り上げを落とした。