四百有余年の昔から変わらぬ素朴なおいしさ
2016
場所;滋賀県草津市大路二丁目13-19
”草津宿場祭り”で買いました
うばが餅は、東海道五十三次”草津宿”の名物なんです
草津時代行列(大名行列)は、華麗な衣装を身にまとい、見応えがありました。
草津温泉ではありませんよ
間違う人結構多いんです
琵琶湖のある滋賀県にある”草津宿”です。
中仙道との分岐点にあり、近江路随一の宿場町だった。
江戸から草津宿まで、
中仙道なら129里10町8間。
東海道なら119里18町1間。
その差約十里、つまり約四十キロの違いがあった。
『うばがもちや』
は、広重、北斎の浮世絵や各種の名所図会にも描かれている。
歴史の古いお店なのです。
昔、餅は腹持ちがいいので特に旅人には大歓迎されたようです。
なので、道中名物としても今も数々の餅が残っている。
赤福とどちらが先に生まれたのだろう
”うばがもち”は、あんころ餅の一種です。
赤福と似た味だが、こちらの方が小さくて食べやすい。
白い点は乳首をイメージしているのか
四百有余年の昔から変わらぬ素朴なおいしさです。
なぜいま赤福の方が圧倒的に売れているのだろう。
圧倒的な食べ応え感の差でしょうか
草津宿が宿場町としてのその役目を終えているからだろうと推測している。
現在は、高層マンション、アパートが立ち並ぶ人口増加の草津市へと変貌している。
なので”うばがもち”は少々影が薄れてきている。
<うばがもちの由来>
近江国の郷代官であった六角義賢(ヨシカタ)に幼児を託された乳母が生計のために売りはじめたものという。
独特の姿は姥が幼君に奉じた乳房を表したものという。