派閥をつくる会社はダメになる
派閥争いで消えた会社はたくさん見てきたが、世の中から派閥が消えるとは思えません
日本の優秀な数多くの会社が、派閥争いが原因で業績を悪化させた。
・派閥が自分に味方する下請け・協力会社を抱え込んで、仕入れ単価が高くなった
・派閥争いに負けた優秀な技術者が他社・海外に流れた
・派閥争いに負けた社員が内部告発をした
ある電機業界の中国で遭遇した実話です。
あるホテルで同じ会社なのに二つのグループに別れて行動する奇妙な光景に遭遇した。
中国在住の知り合いに尋ねると、A派閥とB派閥らしいというのです。当然業績は落ち込んで行きました
ある企業の次期社長を狙う責任者は、年賀状が来る来ないで、敵味方を判断していたという
人間は、力の強い者の下で身の安全を確保したい「群れる生き物」なんです。これは、動物の本能で生き残るための自然現象なのです。
この動物の本能を乗り越えて、人間は、一歩、一歩人間らしくなろうとしている
しかし、最近は一歩進んで二歩下がる状態にある。
人間が増えすぎた場合には、動物の本能が強くなるのです
私自身は、闘う人間ではありません。
中庸に生きたい人間なので派閥に関心はありません。
ですが企業戦士を目指す方には、避けられない現実です。
消える会社か残る会社かの運命を決定するのは何か
答えは実に簡単です。
派閥争いで勝者になった時の対応が、消える会社か残る会社かの運命を決める。
わかりやすい勝者の事例があります。
徳川家康の人事です。
甲斐を得る事になった徳川家康は、旧武田家臣をこぞって登用し、有能な武将・井伊直政に預けた。
負けた敵の有能な人を大事にしたのです
不幸にする人は限りなく少なくすべきなのです。
でないと、必ず罰を受ける。
徳川家康が残した名言がある
「己を責めても人を責めるな」
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