電子幣帛で献饌し、電子祝殿で祭祀に参加
いよいよ始まりました、電子幣帛を使った献饌。前回の記事に書かせていただきましたとおり、白川学館では、祝殿とライブで繋がる電子祝殿で、ご自宅で祭祀にご参加される方のために、4月7日に電子幣帛の準備を完了し、公開させていただきました。
※前回の記事【電子祝殿での献饌を可能に、その名は「電子幣帛」】はこちらよりご覧いただけます。
そして、4月12日の卯月月次祭から、電子幣帛を使っての献饌がはじめて行われました。
当日、祝殿では、電子幣帛でお納めいただいた皆様からの御幣帛を献饌させていただくと共に、祝詞奏上においては、各家々の遠津御祖神(ご自身のご先祖様の神々)を読み上げさせていただきました。この度、電子幣帛を使って献饌し、祭祀にご参加いただいたたくさんの皆様と共に、卯月月次祭を執り行うことが出来ました。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
現在、電子祝殿を使って朝、夕のお祓いにご一緒される方、また各種祭祀にご参加いただく会員は、増え続けている状況でございます。ネットを使い、ライブ配信を使い、デジタルを使って、オンラインで生きていく生き方が当たり前になりつつあるこの時代に、白川学館で行われている電子祝殿や電子幣帛が、誰にとっても当たり前にお使いいただき、そしてライフスタイルの一部に受け入れられていくのは、もはや時間の問題なのかもしれません。
電車や車があるのに、歩いて長距離を移動する人が少ないように、冷蔵庫や洗濯機があるのに、洗濯板で洗濯をしている人が少ないように、人は圧倒的な利便性や効率性を感じると、自然にそれを取り入れ、そしてより豊かに、より快適な方向に舵をきって生きていく生き物なのかもしれません。古くから伝承されてきた神の道を伝える白川学館におきましては、神と人、自然と人、人と人、人と機械、といった具合に、様々なコミュニケーションを可能とし、またそのコミュニケーション場を大切にいたしております。祭祀を通して、神や自然にお伺いを立て、神々の御神事やご加勢を賜りながら、また自然との調和を保ちながら生きる道を、会員の皆様と共に実践させていただいております。
自然や地球、宇宙における、人としての役割を最大限に発揮させていただきながら、今後も白川学館としての活動をさせていただく所存でございます。
これからはじまる新たな社会や、新たな時代の1ページを作ることが出来るのは、今を生きる我々一人ひとりであろう。自らの手で神を掴み、そして創造の源と繋がる生き方は、白川の真骨頂である。神と人が織り成す世界は、美しく、そして豊かである。我々は生きる、「公」という視点で。