二十八宿 はじめに、
角(かく)、亢(こう)、氐(てい)、房(ぼう)、心(しん)、尾(び)、箕(き)、斗(と)、牛(ぎゅう)、
女(じょ)、虚(きょ)、危(き)、室(しつ)、壁(へき)、奎(けい)、婁(ろう)、胃(い)、昴(ぼう)、
畢(ひつ)、觜(し)、参(しん)、井(せい)、鬼(き)、柳(りゅう)、星(せい)、張(ちょう)、翼(よく)、
軫(しん)の一字であらわす二十八宿は、暦でご覧になった方も多いとおもいます。
今回はこの二十八宿を考えたいとおもいます。
天球を二十八区分し、その各々をつかさどる星宿が諸天体の位置を明瞭に示すときの基準にします。
二十八という数は、月がだいたい一日に一宿ずつ運行するところからきていて、天空上の赤道帯を、蒼竜(そうりゅう)、玄武(げんぶ)、白虎(びゃっこ)、朱雀(すじゃく)の四宮とし、この四宮を七分し星宿を配します。
つまり各宮には、蒼竜=東方七宿、朱雀=南方七宿、白虎=西方七宿、玄武=北方七宿のそれぞれの七宿が配されます。
この二十八宿を暦上のそれぞれの月・日に配して人事百般の吉凶を占っています。
次回から二十八宿の吉凶を掲げます。